音楽と本

僕のカルチャーセレクトショップ

バンドと共にあった、僕の服飾変遷史

 僕のお金の使い道、本、服、CD。これが基本。それはもう二十数年来変わっていない。

この中で、服飾に関してはかなりかけてきたと思う。ファッションブロガーとまではいかないけれど、興味のない人からすれば、そんなにかけたの?とか何着持ってるの?というくらいのレベルではあると思う。たとえば以前の記事ではカーディガンだけに特化して書いた。

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実はここからまたさらに3着ほど増えてます。

 で、どういう経緯で僕は洋服に興味を持ち始めたのか。そのきっかけはやっぱりバンド。バンドとファッションは多くの場合結びついている。あこがれのミュージシャンにせめたカッコだけでも近づきたくて、あれこれと試してみるのは当然だろう。

 僕が洋楽に興味を持ち始めたのは中2の時、デュラン・デュランを聴いた時からだった。

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 特に僕はベースのジョン・テイラーが好きすぎて、ベースを始めたのもそれがきっかけ。今でもデュラン・デュランは思い出したように聴きたくなる。

 その当時、唯一の洋楽好きの友人S君としょっちゅう遊んでいたものだ。二人していろいろなイギリスのバンドを聴いた。

ある日何を血迷ったか、二人して「デュラン・デュランぽく写真撮ろうぜ」ということになり、もう一人の友人にとってもらったのがこれ。

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ダッセー!ダッセー!絶望的にだっせえ!僕右側のグレーの中坊。

当時おそらくヨーカドーみたいなところで買ったグレーのおっさんブルゾンをおしゃれだと勘違いしていたのだ。しかも、別の日にも同じような企画をしていた。

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なんのメッセージ性やねん!どういう気持ちで見ればいいの?

ネズミ色って。しかも、当時髪を染めてみたくて、でもそんなことしたらドロップアウト必至だったのでできなくて、じゃあどうしたかというと、絵の具を使って髪に黄色をメッシュ!当然思った通りにいかず、絵の具だけだ髪の毛に浮いてすぐにパリパリになって剥がれ落ちた。リアル中坊の発想おそるべし。

 

その後も白いジャケットを着てみたり、高校生になってはキュアーみたいになりたくてグレーのジャケットを探してみたり。理想は高かったが、現実は、こう。Tシャツをタック・イン!靴もなんだこれは。どこで買ったのだろう。

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               そして大学一年生。

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相変わらずヒドイ。サスペンダーにバッジでどういうこと?

結局お手本なしにおしゃれはできないということだ。大学に入り、いろいろな人と知り合う中で、だんだんとそれが分かってきて、メンズノンノとかを買うようになる。やや修正された時期。ちなみに帽子の裏側にはマジックで「INJUN」と書いてました。

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といってもダサいことには変わりはない。そのタックインやめなさい。このころ、この写真のようなブリーチジーンズやケミカルウォッシュとかが流行っていた。すばらしき80S。

 

 そのうちにメンノンで学習した僕はついに新宿マルイで服を買う決意をする。当時はDCブランドが全盛だった。確か初めて買ったブランドの服は「スクープ・ボーイ」。今あるのかね?7500円くらいの緑のパーカーだった。僕はその値段にびびり、(散々高い服も買ったけど、やっぱり今でも7500円のパーカーは高いと思う。)思わず店で店員に「高いっすねー」と言い、「いや、別に普通ですよ」と言われ辱められたものだ。高いよ!買ったけどさ。

 とにかく、これをきっかけに色々と服を揃える楽しみを覚えた僕、服を買うためにバイトも始める。月5万円くらい稼いで、ほとんど全部服を買っていた。で、あるとき革ジャンがどうしても欲しくなり、これを買ってしまう。髪、超長い。人生で一番伸ばしていた時期。

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 これ、いくらすると思います?100、000円です。シェビニオンというフランスのブランドもの。一目惚れしたものの、さすがに一気に十万は払えなくてマルイの分割で買った。当時友達はよくマルイのキャッシングで苦労していたが、僕もあぶなくそれにハマるところだった。

 で、さすがにこの革ジャン目立つのでバンドサークルの人に色々と聞かれるのだが多くの場合「これで十万円もするの?バカじゃない!」という反応だった。その反応は、正しい。しかも「マンジュウコート」とかあだ名がついたし。

 でもたまにこのマンジュウコートの価値が分かる後輩に「スゲエ!シェビニオンだ!」と驚愕されたこともあり。とにかくこの革ジャンは着倒した。最終的にはスゥエットのうえにマンジュウコート。

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キャップは「EXODUS」!どこに行ってしまったんだろう。

で、マンジュウコート、最終的には父親に譲りました。多分、実家のクローゼットにまだ、ある。

 

 続きは明日です。

盛り上がってはいませんが、書き続けます。

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