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僕のカルチャーセレクトショップ

「古事記×ロックバンド」小説に挑戦

 僕はおととし辺りから古事記をやたらと研究している。そのいきさつはこちらに書いた。

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実際に今まで集めたり読んだりした本がこちら!

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これをタテに積むとこう

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あとで本棚を見たらまだ2~3冊古事記関係の本があった・・・。

それに関連して安彦良和の「ナムヂ」(=オオクニヌシを主人公にした独自解釈の漫画。古事記の内容とは若干違うが独自の世界観が展開されており非常に興味深い)

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この漫画ではオオクニヌシもスサノヲもナガスネビコもみんな人間として描かれている。因幡の白ウサギは霊的な存在だけど。

文献の方に戻ると、出雲大社のDVDを見たりして、少々妻に気味悪がられながらも徹底追及。ついには大祓え祝詞(のりと)という本にまで辿り着く。

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この本を初めて開いたとき、何やらおまけがついているのに気がついた。

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なんだ、この封筒。早速中身を見てみると・・・

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お好みで部屋に貼れるように祝詞がびっちりと書かれた紙が封入されていた。どういう対応をすればいいの?

 ちなみに真ん中にある剣らしきものは少し前に埼玉県の稲荷山古墳という所までわざわざ行き、国宝の「金錯銘鉄剣」を子供と見たあと、お土産で売っていた厚紙で作るレプリカを買って組み立てたもの。確か100円くらいだったのでお買い得。

そもそも僕の古事記への興味の発端はこちらの話だ。厳密に言うと『播磨国風土記』なんだけどね。

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 誰が見てもアホな話で面白すぎる。

 これで僕はスクナヒコナが大好きになってしまい、色々と古事記を調べ始めたというわけだ。祀られている神田明神にも行った。後方の金色の小さいのがスクナヒコナ

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 そうして、だんだんとあるストーリーが浮かんできた。

 タイトルは『わたしのスクナヒコナ』というもので、現代にある目的を持ってスクナヒコナがやってきて色々・・・。いちおう大まかな骨組みは出来ている。

 ただ、それがそのまますぐに形になるかというとそうでもないし、他にもいろいろなアイディアが浮かび、そちらに取り掛かるということもある。

 スクナヒコナの話を考えているうちにまた別の古事記絡みのお話が思い浮かんだのだ。

「ロックバンドが古事記の世界に行く」

というコンセプト。

 小説を書くにはそれなりの深い知識とテクニックが必要だと僕は思っている。ただ、あるひとつのジャンルについて、極めるのは大変だし、僕には無理だ。しかし!二つのジャンルにわたってある程度の知識をもっているならば、それをかけあわせれば何かが生まれるんじゃないか?

 僕の小説作法は基本的にこういう感じ。だから「ヘビーメタルと文芸少女」なんて話を思いついたのだ。

 そうして去年の冬あたりから書き始めたのが『ギルモアヘッドの神の国ライブ・ツアー』という小説だ。ただ、今まで僕は二篇の小説をカクヨムで投稿してきたが、それは二作とも完結済みのもので、毎日ただそれを張り付ければよかったのだが、今回はまだ5万文字程度しか書いていない。

 ちなみにカクヨムではいくつかコンテストが開催されていて、応募しようと思っている条件が10万文字。締切が確か7月末。その時点で10万文字書いてなければならない。構想からして10万文字は超えると思うのだが、なにせ構想である。職業作家ならいざ知らず、ただの素人が内なる欲求に従って書いているのだから、時にモチベーションも下がる。少なくとも一日に千文字以上は書かなければ。こういうフリーな記事はいいんだけど、結構、大変なんすよ小説は。

 しかし。

 とりあえず、始めます。

 『ギルモアヘッドの神の国ライブ・ツアー』

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あとわずか

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書きたいだけを書いた最初の作品

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