「ヘビーメタルと文芸少女」よろしく!
再び娘の作品について。昨日のたからじま
のあとに、更に3作品ほど書き上げている。
「ウォーターマウンテンの世界」という作品がひとつ。川で泳いでいたエウロパとイオという少年が、水の底にある世界を旅するというもの。未完。
次に「かっぱ先生漂流記」という作品。娘の担任の先生はカッパを自称している。子供たちは面白がって、「先生!かっぱはどんな暮らししてるの?」とか「かっぱ何食べてるの?」などと毎日話しているらしい。そんな日々からかっぱ先生(名前はイケッパ、イケメンのかっぱの意)の冒険譚を考え出した。以下、その抜粋。最新作なのでかなり整合性がある。
ネーミングのセンスがいい。いろいろ思いつくんだそうで。
挿絵も自分で描く。
島の地図を描くのが好き。「ここがこうなんだよ」と色々と説明してくれる。ちなみに娘はマインクラフトを毎日やっているので空間構成は得意のようだ。
最新の原稿。字もだいぶ綺麗に書けている。提案を「定安」と書いているのは致し方ないか。「なまりのさんだん」がジャガーの頭に見つかったんだって。こわ。
この他にもう一作、「チェロ」というインコを主人公にした作品が進行中。インコの主観ではなく、なるべく客観的な描写をしたいようで、動物が話したりはしない。例の斎藤洋氏の「偉大なる王」がそういう手法をとっているので、それに倣っているらしい。これも後で勝手にアップします。
さて、翻って小3の僕だ。昨日の漢字練習帳に引き続き、ヘチマの観察日記をご覧に入れたい。
「きょうヘチマの、たねを、もらった」
句読点の使い方がド下手。しかも挿絵がロケット・うちゅうとなっていて、ヘチマとの関係性ゼロ。でもこの頃から宇宙に興味はあったようだ。
字がちょっと切れているが、「ざっそうがたくさんはえていた」とある。これ多分観察5日目くらいだろう。一向にヘチマの芽は出ないようだ。
「まだまだ、かわっていない」
指が明らかに変な方向へ曲がっている。宇宙人の手か。相変わらず芽が出ない。
「めがでない」のでいい加減絵がおざなりである。さらにしばらくめの出ない日々が続く。もう、いっそのこと雑草を育てれば!僕よ!
どういう風の吹き回しか、色をつけ始めた僕。
「どろどろだった」
何があった!水やりすぎか?
「まだまだどろどろだった」
それじゃもう芽は出ないだろう。どろどろなら!
なんでだ。乾かないのか。
「めだとおもったらざっそうだった」
タイムトリップして自分を慰めてやりたい。
結局このあと、芽が出ることはなかった。
やっぱり小3の僕はどこか間が抜けていたようだ。男の子と女の子ではこうも違うものか?僕が小学3年生の時にメタリカを聴いていたら、人生変わっただろうか。