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我遂読了中華的大河空想科学小説『三体』

 刊行されて以来、各方面で絶賛されていた中国発のSF大作『三体』をとうとう読み終えたぜ!去年の10月くらいから、図書館で借りて毎日コツコツと読み続け、年を跨いでついに全五巻読了!

キンドル版もあるけどやっぱハードカバーでしょ!買ってないけど

 世界で2700万部、日本で60万部ってすごいよね。

 巻数としては一巻・『黒暗森林(上下)』・『死神永生(上下)』の全五巻という壮大なスケール。そこに描かれる出来事も数百年に渡るのです。であるからして、それぞれの巻数で物語を動かす人物もそれぞれ違うのだ。ただ、SF小説なので「冬眠」(いわゆるコールドスリープ的なもの)を使い人物は時代をまたぎ、その時代ごとに様々なドラマや出来事、文化が展開される。その想像力はすさまじい。

 

 読む前のイメージとしては若き女性研究者が大活躍するファーストコンタクトものだったのだけれど、とんでもない、ゴリゴリのシリアスハードSFだった!とはいえ、エンタメ性は十分にあり、特に『黒暗森林』で描かれる宇宙の場面はものすごい映像となるに違いない。

 

  注意!ここからは『三体』のネタバレの嵐です!

 

 まずは一巻を僕なりにご紹介。はじまりは文化大革命のさなか。暴力的に自己批判を要求され、多くの文化人が弾圧される時代。目の前で大学教授である父が糾弾の末殺され、自身もまた不遇な環境にあった女学生葉文潔(イエ・ウェンジェ)はその経歴を買われとある山奥にある、秘密の巨大な通信施設で働いていた。彼女はその壮絶な経験から人類に対して絶望しており、地球人とその文化は滅びるべきだという信念を密かに持ち続けていた。

 施設では異星文明に対しメッセージを送るプロジェクトが極秘裏に進められていたが、特に進展もないこの計画はいつしか忘れさられようとしていた。しかしある日、ついに異星からのメッセージが届く。まず最初にそれを発見したのは葉だった。しかしその内容は意外にも

「このメッセージに応答するな。すれば必ずそちらの位置が特定され、ただちにお前の星は滅ぼされるろう。応答するな!」

というものだった。しかし文潔は即座に「すぐに来て!そして地球を滅ぼして!」という内容を返信したのだった。実はこの送られてきたメッセージの内容自体が「三体」世界のある真実を語っているのだが、これはまた「黒暗森林」編でそれが響き合うことになる。凄い。

 

 そして数十年後の現代、話を動かす人物は汪森(ワン・ミャオ)という科学者になる。彼の研究は極限まで細く強いナノ金属の研究で、もしそれが実現すれば、将来宇宙エレベーターの実現に深く寄与することになると考えられている。

 ある日彼は当局に呼ばれ、「科学フロンティア」と呼ばれる団体に潜入し、その実態を探ってほしいと依頼される。ここで登場する史強(シー・チアン)が非常に魅力的である。史はベテランの刑事で、数多くの修羅場を潜り抜けた経験豊かな人物であるが、一方で型破りな行動も多い。その粗野な史にボディガードをされた汪は、科学フロンティアのルートで奇妙なVRゲームに参加することになる。その名は「三体」。

 ここでゲーム世界の描写になるのだけれど、ログインすると大空にでっかく「三体」の文字が浮かんでいる。

    この場面、中国で映像化されたドラマの予告編の中で登場しており、結構な迫力である

 

 わあ、この絵かっこいいなあ!

 さてこのゲームではプレイヤーはとある惑星に置かれることになる。そしてその惑星を三つの太陽が巡っており(これが三体の由来となる)、時にその重力バランスから三体惑星を激しい環境にさらす。プレイヤーは三体惑星の比較的安定した「恒紀」と呼ばれる環境的に穏やかな時期に文明を発展させ、なおかついつ訪れるか分からない「乱紀」(凄まじい寒さや嵐が襲い掛かる)に備え、民を脱水と呼ばれる避難形態にする必要がある。脱水って面白いなあと思ったよね。よくわからないけれど、その状態になった民はピラミッドに格納され、次の恒紀まで眠り続けるのだ。

 「恒紀」と「乱紀」を正確にシュミレートし、その間に三体世界の文明を発展させるのであるが、三つの太陽の軌道の予測は困難で、あらゆるプレイヤーが失敗し、文明を滅ぼしてしまうのであった。

 ここに登場するプレイヤーは秦の始皇帝とか、確かアリストテレスだとかニュートンなどの歴史上の人物をアバターとしてまとい、それぞれが我こそはという意気込みで乱紀を予測し文明を延命しようとするのだが、皆ことごとく失敗してしまう。汪は世界観に圧倒されながらも、このゲーム内でコペルニクスという名を名乗り没頭していく。そうして彼の考えた方法がついに成果を上げた!・・・と思いきや、結局は三体世界は滅亡し、彼のシュミレートは失敗に終わってしまう。

 実はこのゲームでは三体世界の三つの太陽の動きを完全に予測・シュミレートするのは不可能であることが明かされる。ではどうすれば三体人は生き残れるのか?それには自身の故郷以外の移住可能な惑星を発見する道しかなかったのだ!そしてこのゲームの目的と全貌が徐々に明らかになっていくのだ。

 

 一方現実世界では物理学者の自殺が相次いでおり、その中には三体世界へメッセージを送った張本人の文潔の娘、冬景(ヤン・ドン)もいた。汪は美しかった冬が自殺したことにショックを受けたが、ある朝自身の視界に正体不明のカウントダウンが現れたことに気が付く。恐怖に憑りつかれたは科学フロンティアのメンバーにそれを相談すると今度は宇宙が明滅する瞬間を目撃すると告げられる。果たして予告通り宇宙は明滅し、そこに人類にはとても太刀打ちできない力が働いていることを悟る。

 

 この科学フロンティアは実は「地球三体協会=ETO」と呼ばれる組織の一部であった。ETOは、葉と同じように人類は滅びるべきだという考えを持った人物たちが、来る三体星人を迎えるために三体世界とコンタクトをとり、その指示を仰いでいた集団であった。はそのETOの集会に参加することに成功する。そして、驚くべきことにそのETOの中心人物はであった!そのさなか、のチームが会場を襲撃し、ETOを一網打尽にすることに成功する。

 ここで逮捕された葉は、恐るべき事実を報告する。すなわちすでに三体惑星より艦隊が出発しており、450年後には地球に到達するというのだ。そしてETOはその受け入れを容易にするため、様々な工作を行っていたのだ。

 

 しかし、ETOにはもう一人の牽引的人物、マイク・エヴァンズがいた。彼は森林保護運動に身を投じた富豪の息子であったが、自然破壊に対する人間の姿勢に幻滅していた。たまたま彼が中国で葉に出会い、三体世界の秘密を打ち明けられる。彼は直ちに行動に移り、ジャッジメント・デイという名のパラボラアンテナを備えた巨大タンカーで世界中を航行していた。これは当局にもし三体世界とのつながりが露見した場合に、彼らとのやり取りのデータをすぐに消去できるための措置であった。

 マイク・エヴァンズのコンピュータを手に入れる必要を感じた各国の連合は、しかし無傷でデータを手に入れる方法を見つけられないでいた。そんな中、史強がとんでもないアイディアを提案する。それは、汪森の研究するナノ金属繊維を船の進路に50センチ間隔単位で張り、スライスする、というものであった。こうすれば乗組員全員を絶命させることができる一方で、パソコンのハードディスクは確保できるという訳だ。古箏作戦と名付けられたこの作戦がこの小説のスペクタクルである。

 パナマ運河を通り過ぎるときに全く何の引っ掛かりもなく、いとも簡単に船がスライスされていく様子はすさまじいが、あれ、なんかこれどっかで見たことあるなあと思ったら、昔のホラー映画「ゴースト・シップ」でほぼ同じ場面があった!映画冒頭でワイヤーが客を上半身から真っ二つにするというかなり凄惨な描写で、今YOUTUBEで確認したけどやっぱすごかった。気持ち悪!

    このシーン、中国製作のドラマ版の予告編に一瞬登場します。イメージ通り!

 小説読了後に、この予告のこのシーンをみて思わず「おお!すげえ!」と言ってしまいました。

 こうして人類はエヴァンズのコンピュータから三体世界の秘密を知ることとなる。

 三体人は450年後、地球の文明が進化し彼らの技術に対抗できないよう「智子(ソフォン)」と呼ばれるナノ・スーパーコンピュータを地球に送り込むことに成功していた。智子とは陽子を11次元から2次元に展開し、そこに手を加えてどんなに離れた場所でもそれを操作し、相手に干渉できるようにされた智恵のある粒子だそうな。

 この智子は難しいことはよくわからないが「量子もつれ」(光速をこえる移動が可能な理論)を利用し地球に投入され、地球のあらゆる物理学基礎理論研究を妨害し、技術の発展を阻止していたのだった。物理法則の異常を知った科学者のあるものは自殺し、またETOの手によって殺されていたのだった。

 汪の目に見えていたカウントダウンもこの智子の影響だったのである。

 面白かったのはこの智子を作る過程が描写されていたことだ。三体世界の科学者たちは陽子を二次元展開するためにあらゆる手を尽くすが、最初は失敗の連続であった。特にその失敗の中でも不気味なのは、巨大な目が空に現れたという描写だ。なんで目?

 とにかく試行錯誤の末、智子を完成させた三体人は数個の智子を地球に送ることに成功し、それを通じてETOに指示を出していたのだ。またその智子は地球のあらゆる場所に存在することができ、地球人が立てる計画を全て見透かすことができるという。

 ジャッジメントデイが拿捕されたことにより、地球と三体世界との通信は途絶えた。最後のメッセージは

「お前たちは 虫けらだ」

という内容のものだった。

 ちなみに智子は後々人間の女性の姿としても登場し、最後の最後までストーリーに絡んでくる。ある意味、この小説の裏主人公はこの智子でもあるな。

 

 さて、三体星人が地球に到着するまでの450年、人類はそれに備えなければならない。しかし、智子に技術発展が阻まれた今、絶望的な状況である。

 汪は三体人が言うように、我々は虫けら同然だと史強に漏らす。しかし史は汪をとある農場へ連れ出し、そこに飛来した大量のイナゴを見せる。我々は虫けらだが、このイナゴのように生き抜くんだ、と汪に語り、一巻は幕を閉じる。

 

 いや、もっと簡潔に梗概を書きたかったけど、やはりこのボリュームを簡単には紹介できないっすね。あとの四冊分、どうしようかな。気が向いたら書きますね。

 発表されたのは10年以上前の作品だけれど、明らかにSFの歴史を変える一冊でありました。しかし、これはまだ始まりであり、この後の「黒暗森林」「死神永生」がとんでもないスケールで展開するのですよ。

 

 中国ではドラマが放映開始されているようで、予告編を見る限り、かなり忠実に三体の世界を再現しております。登場人物もイメージ通り!

     www.youtube.com

アマゾンかディズニープラスで観られないかなあ!

 そしてなんとこのドラマとは別にネットフリックスでも製作するんだってさ。

 以下の動画の31:00あたりから三体の紹介がされてます。


中国版に比べると映像は少ないけれど、智子のキャラクター姿が少し映る!それにしてもネットフリックス限定か・・・これのために入るのもな。とにかく映像サブスク多すぎ!見たいがキリないよ。アマゾンとディズニーだった持て余してるのにさ。

 それにしても同一作品を別の国で同時期に製作とかあまりないよね。それほどこの作品は訴求力があるということだ。

 SFには興味があるが、どんな作品から読んだらよいかわからないという方、まずはこの「三体」をどうぞ。単行本の単価は高いけれど、ベストセラーなので大抵の図書館には収められているはずです。ぜひ一読を。

 

 もう続巻の内容半分忘れかけてる

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2023初頭100円CD購入リポート2ジャズトロニックとかCapital Citiesなど

ここ二三か月で買った20枚のCDリポート続き。

 

 

 まずはこちらの4枚。

 向かった左のベースを持った女性のジャケットはEARL GREYHOUND。ストレートなヘヴィロックで平均点以上の内容です。流して聴くには最適な感じ。こういう面白いバンドに出会えるのが100円CDの醍醐味。

          

その右隣り、爬虫類の目玉の前でギターを構える男女二人組「ロドリゴYガブリエラ」。日本盤のタイトルは「激情ギターラ!」だって。

あんまりジャケットが変なので思わず買ってしまったが、内容は想像通りのギターインストものだった。メキシコ出身とのことで、調べるとそれなりに人気があるようなのだけれどまあこんなもんだろうなと思って聴きながら曲名を見ていたら「ORION」というのが目に入った。あれ、ひょっとしてこれ、メタリカの「ORION」かな?、と思い聴いてみたら果たしてその「ORION」だった。

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基本原曲に忠実なアコースティックのカヴァーといった趣でそれ以上の感想はなし。もう少しアバンギャルドな感じがあってもよかったなあ。このBrushy One Stringみたいなのがさ。

               USERというどうしてそんな名前を付けたのか理解に苦しむが、北欧系のロックンロールバンドとのこと。ダットサンズみたいな泥臭い感じかと思いきや、メタル寄りのハードロックだった。ただ、一曲目のイントロ後、入ってきたのが美声女性ボーカルでバッキングの荒々しさとのミスマッチが強烈な違和感を生んでいる、僕の印象ですけど。このバンドの音にはもっとダミ声系の男性ヴォーカルが似合うと思ったよ。

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 こちらはジャズトロニックを中心としたハウスアルバム。

 左端のDefected in the HOUSEのコンピシリーズはアマゾンとかで結構な安値で出ていた、さらには二枚組だったり、三枚組だったりすることが多いのでお買い得です。このシリーズは安定感があって王道のハウスサウンドを聴くことができる。

 ジャズトロニックは昔よく聴いていて、久しぶりに聴きたいなと思いアマゾン検索したところ安かったのが残りの三枚。女の子のジャケットはフルアルバムで、残りはDJアルバムかな。ジャズトロニックがDefectedシリーズから出ていたのは知らなんだ。まあ、とにかくハウス系のコンピで大きく外すことはないです。

 

さらさらっと紹介して、残りあと4枚でーす!

うわ!今間違ってこの四枚に関して書いた記事を全部消してしまった!ショック!

それゆえ、僕は今半べそを書きながら書き直しております・・・。マメに保存しなきゃだめだね。アーもう面倒くさいなあ!

 

 左端はジミーイートザワールド、右端はジェイソンムラーズで期待通りの内容です。もう落ち込んでいるため記事も投げやりです。YOUTUBEも省略。すいません。

 白黒で煙がもくもくはブラックパシフィックなるバンド。ブラックつながりでブラックキーズみたいなサウンドかと予想しながら聴いてみたらこんなのでした。

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メロコアですな。いやいいよ!こういうの好きです。もう適当。

 

しかし!最後のこのバンドはお気に入りなのでもう一度頑張って書くよ!

アマゾンでエレクトロミュージックのカテゴリを安い順からチェックしていくと、評価が高いこのCapital Citiesを発見した。そしてこの曲を聴いた直後すぐに注文!ちょっと変わったポップ好きのあなた!すぐに買った方がいいですよ。4円で売ってるよ!

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収録時間は結構短めだけれど、優しいエレクトロポップで随所に散りばめられているトランペットが良いアクセント。飽きのこない良質なアルバムだと思いますよ。ちなみに今、アマゾンでセカンドアルバムを購入しました!

 

 というわけで、こんな感じで今日も僕は音楽を聴いて明日に備えます。さよなら!

 

いやー嫌寒いですな

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年末年始100円CDまとめ買いリポート、KORNにマンソン、ジョンスペンサー他

 近所の中古屋のCDコーナーを久しぶりにチェックしたところ、100円CDが補充されていた!やった!これでしばらくは楽しめるぜ。そして去年後半に買っていたものも含めてのリポートとなります。

                                                 20枚ありました    

 

   まずはオルタナ系から。

  

向かって一番左、90年代にMTVを観ていた人なら必ず見たことがあるでしょう311(スリーイレブンと読みます)のベストアルバム。彼らの曲を初めて聴いたときはなんかチャラいな、なんかやだな、と思っていたんだけど、繰り返し刷り込まれた結果、結構いいかもしれないと思い始めアルバムは持っていたような気がする。

              ウワー!!懐かしい!あったなこのビデオ!

        

そんで久しぶりに聴いたらやっぱいいね。あのチャラさはラガやレゲエの要素によるものでしょうか。レスポール&SGのぶっといギターサウンドが強烈!あの頃のバンドは様々なジャンルをクロスオーバーさせて今までにない音楽を次から次へと生み出してたからね。サブライムなんかも311ほどメタル寄りではないけれど、同じ匂いを感じてた。 

 左から二番目はKORN、2003年のアルバムだが、この時期にはもう僕あまり彼らを聴かなくなっていてこのアルバムは初聴きだったが、すばらしくKORNしているアルバムだった。もう二十年前なのか!

              アンジェリーナ・ジョリーも応援

       

ギタリストのHEADが抜けてからも独自の路線を突き進んでいた彼らだが、なんか僕はしっくりこなくていわゆる「コーン1ST2Nd信者」であったのです。スクリレックスとかといっしょにやったアルバムとかもう聴く気も起らなくて(でも当時スクリレックス自身のアルバムは無茶苦茶聴いてた)、それでも最近の作品を数枚持っているのだけれどやっぱ聴かないんだよね・・・。


 思えば90年代のいわゆるニューメタル界隈はすごくて、あれをリアルタイムで体験できたことは幸せだったなあ。いまでもデフトーンズは頑張っていい作品を出しているし、リンプビスキットもたまにライブで観る。今知ったんだけど、リンプビスキットって去年ストリーミングでアルバム出してたのね。後で聴いてみるか。
 隣はマリリン・マンソンでありますが、一回聴いたらもう聴かないかな・・・。こんなこと言うとあれだけど、彼らの曲から音楽的興奮を感じたことはほぼないんだよね・・・。「BEAUTIFUL PEOPLE」のインパクトはすごかったけどなー。好きな人、ごめんなさいね。

                          今見てもスゲエな!

               

このクオリティの曲がまだ何曲かあったら大ファンになっていたけど、どうにも小粒なんですよ(個人の感想です)。あとはマトリックスのサントラに入っていた「ROCK IS DEAD」か。どちらの曲も三連どっとたったどっとったったのリズムですな。

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 一番右は安定のナパーム・デス。いつもの元気なグラインドコアをリスナーの期待を裏切ることなくぶっちぎっておりました。

     www.youtube.com


次の四枚へ。ジャンルバラバラすぎ。 

 一番左のコーヒー豆のジャケットはアマゾンで何となく買ったブラジリアンハウスのコンピ。当たり障りのない、聴き心地の良い曲が満載なのだが、途中の何曲目かで突如

「ハッ!オヂンヂンヤ!ハッ!オヂンヂンヤ!」

と女の人が絶叫する曲があって最初耳を疑ったが其のまま聴き続けると再び

「ハッ!オヂンヂンヤ!ハッ!オヂンヂンヤ!」

とか歌っており、爆笑。おぢんぢんじゃないでしょ。

この曲がかかるたびに、クルマの中で運転しながら笑っております。

 左から二番目はオッドポップなどと呼ばれ、一時期話題になっていたフージアーズ、セカンドがあったのか!日本版で帯には「今度はレインボーポップ」とか書いてある。僕当時1Stがお気に入りでこのバンドすげえな!などと思っていたが、セカンドはそのインパクトは得られませんでした。

              この曲久しぶりに聴いたらいいねえ

  

佳作ではありますが、もっとよく聴きこめばいいのかもしれない。でも1Stは一発でこちらの心をつかむ曲が目白押しだったんだよなー。まあその分飽きは早かった。ナンカクラクソンズとかを連想するな。1St負けしている感じのバンド。

 右から二番目はジョンスペンサー・ブルース・エクスプロージョン。見つけたとき、やった、ジョンスペンサー見っけ!買い!とホクホクしてたら、聴いてみてなんか聴いたことあると思ったら僕これ持ってた!確認したわけではないが、絶対このアルバム、CDラックのどこかにあるぞ。この曲とか一時期擦り切れるほど聴いたし!

          とにかく無条件でカッコイイ!こんな人になりたい!

   

 そうして今再びよくこのアルバムを聴いております。ジョンスペンサーイエァ!そういえば、ドラムのラッセルはチボマットの人たちとバター08とかやって日本との関係性も深いよね。

 一番右のカラーグラデーションがかった正体不明のジャケットは「AFRICA HITEC」というテクノ系ユニット。

これを見つけたとき、ジャケットの感じからして気になったが、どんな音楽を奏でるのか全く想像ができなかったのだ。しかし裏側に「WARP Record」の文字を見つけ、買いを決意。Warpといえば、エイフェックスツインを筆頭としたテクノ系レーベル、ハズシはないだろうと踏んだのだ。

 そんで聴いてみたところ、最初の数曲はあまり起伏のないアンビエントなテクノが続き、うーんなんかイマイチ!聴くのやめかねえ、と途中でイジェクト。そうしてしばらく放置していたのだけれど、これ実は日本盤でライナーが付属しており、そこでこのアルバムを絶賛しているわけ。まあ当然なのだけど、そんなに褒めるならまた聴いてみるかと思い、クルマで流していると、なんだか昔のアンビエント時代のエイフェックス・ツインを連想。こんなもんかな、と思っていたら11曲目のこの曲に痺れた!

                こういうしんみり來るテクノ、大好き

    www.youtube.com

 この曲を聴けただけでも元は取れたぜ!こういう心に響く曲ってなかなか巡り合えないのだ。ああ、CDバカ買いしててよかったなあ。こういうのはサブスクとかYOUTUBEとかでは絶対にない出会いである。よかったらあなた、聴いてくださいな。

 量が多いので続きマス!

 

僕の知らないところで評価されてたことに驚き

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リーバイス501ブラックは90S懐古の味

 以前何かの雑誌で見た記事に、これからはブラックデニムだ!みたいなのがあった。まあその雑誌が言うほどブラックデニムは流行っていないと思うんだけど、その文言は僕に刺さったんですよ。というのは、今から三十数年前、僕はリーバイス501のブラックを愛用しており、その記憶がその記事によって蘇ったからなのだ。


 当時も今もデニムの王道アイテム、リーバイス501。僕がよく見ている古着系YOUTUBEチャンネル、『古着屋パンダ』でもちょうど当時のデニムを履くという動画があがり、非常に楽しく見ることができた。

      ふんわりとした雰囲気もとっつきやすいので古着に興味のある方はどうぞ

  www.youtube.com

 今も僕は501を愛用しているが、持っているのは定番のレギュラーのインディゴのみ。だからブラックが懐かしくも新鮮に思われたのだ。そこですぐに検索してみるとないのですよ。どうやら黒の501って90年代独自のラインらしい。


 ではユーズドで探すかと思ったが、現在中古市場は高騰の一途をたどっているので、90年代の黒の501の状態が良いものは結構な値段がするのである。ああ、そうなると逆に欲しくなるよ!
 僕がそもそもその黒の501を買ったきっかけは、当時やっていたバンドのヘルプに来てくれたギタリストが黒の501を履いていたからだった。それを見てへえ、こんな501があるんだ、無茶苦茶かっこいいじゃん!と密かに思った僕は丸井のメンズ館あたりで見つけ買ったはずだ。この辺は記憶が曖昧なのだけれど、とにかく速攻で入手して履いていた。

 

 黒の501には染め方が二種類あって、糸を先に黒に染め、繊維を織っていく先染めと、プレーンな状態で後から全体を染める後染めというものがある。僕の履いていたのは先染めだ。先染めは裏地が白くインディゴ系と同様履いているうちに徐々に色落ちがするのだ。この先染めは生地感がものすごくよくて、いわゆるネップ(毛羽立ち)が少しあって独特の雰囲気を醸し出していた。ちなみに後染めは生地感の違いから僕はいまいちな印象です。なんかつるっとした印象なのですよ。


 あ、そういえば思い出した、確か新宿アルタに入っていた今は無きDEPTという古着屋に、紺色の特殊な染料でコーティングされた501が売っておりそれを買って僕履いていたなあ!

こういうやつですね。古着としてまだ存在していた!

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感想(0件)

今思えば変なパンツなんだけど、その頃はそれがお気に入りで後輩に「これからはコーティングっしょ!」と訳の分からない主張をしていたっけ。あと初めてリジッド(一回も洗っていない状態)で501を買って洗濯して縮んだことにびっくりしたっけ。そのデニム今残っていれば90Sの501としてそれなりの市場価値もあるはずだけれど、あの頃着ていた服は殆どどこかに行ってしまった。
 本当にいったいどこへ行ったんだろう。お金がないとき後輩にまとめ売りとかしてたからそうやって失ったんだろうけど、今思えば取っておけばよかったよなあ。NINとかナパームデスとかスレイヤーとかメタリカのバンドTも持っていたのにそれも見当たらない。それも今人気あるんだよね。モノってどこで価値が生じるかわからないねえ。

 

 閑話休題、黒の501の話。
 そういきさつもあって、僕は古着屋に入ると努めて黒の501を探し、なければ別のブランドの黒デニムをチェックしていた。まれに見つかることは見つかるんだけど、かなり退色してほぼグレーになってしまったものや、後染めのものしか見つからない。

 一方、並行して楽天でチェックしているとどうやらレギュラーでもブラックがあることを発見した。

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 リジッド(未洗い)の状態で今も買える・・・。でもどうしようかな・・・。


 話は変わるが良いデニムの一つの判断基準としては、裾をまくったときにセルビッジと言って生地の端っこが縫い合わされている状態がある。

                     こういうやつですね

           

 これだと裾を折り返して履いた時に、縫い代の糸の色(多くの場合は赤)がチラ見えしておしゃれなんすよ。一時期ユニクロがセルビッジデニムを安価で出して話題になったんだけど、実際履くとやっぱりなんか安っぽかった・・・。なんでだろう、ユニクロという先入観なのか、それともやはり生地のコストダウンがそこに現れているのか。あとやっぱ微妙にシルエットも野暮ったい印象だったな。


 ちなみに90Sの黒の501に赤耳はないので、裾はすべて脇割というロックミシンで縫った味気のないものである。でも僕当時そんなことはよく知らなかったので裾を折り返さずにジャストで履くものだと思っていたので問題なし。そんで今もこのパンツに関してはジャストで履きたいという思いもあってレングス30が欲しいのだ。

 その後たまたま寄ったオフハウスで半額投げ売りラックにこのLEEのデニムを発見。

   


 お、ブラックデニムが700円!買いっしょ!と僕はこれで黒デニム欲を満たそうと目論見ました。そこそこ色落ちしているが700円ならな。
 丈はジャストサイズ。股上は浅く、形は細身のテーパードで一昔前のデザインだが、スタイリッシュではある。


 ファッションの潮流って数年前からビッグサイズに傾いていて、よく知らないけどきっとヴェトモンとかがウルトラビッグサイズの服を展開していたあたりがきっかけなんでしょう。しかし僕はどうもビッグシルエットやダボついた服は馴染めないのです。この辺はやはり90Sからのジャストサイズ文化やピタT文化が染みついており、ナンバーナインとかディオール(もちろん持ったことはないが)なんかがスリムでカッコいい
服を作っていた時代が好きだからなんだろう。それは時代の感覚と結びついていて落とすに落とせないのだろうな。何言ってるのか良くわからないね。

 

 さて、一応ブラックデニムを手に入れたはいいが、それはやっぱりなんちゃってデニムであって、本物ではない。そんなところにあなた、先日近所の古着屋に行ったらしれっと黒の501が新品で売っているじゃないか!しかも値段7000円!やっぱり探していると巡り合うものですね。

 何気なくパンツのラックを見ていたら新品のレギュラー501が並んでいてその中にブラックがあったのです。メイドインメキシコではあるけれど、先染めで生地感も当時に近い。ポリエステルが1%混合されていてストレッチが効くらしい。コットン100%ではないけれど、90Sでもないけれど僕の欲しかった黒501に極めて近いではないか。そしてサイズも32×30が二本もあるじゃない!早速試着するとこれがもう素晴らしい履き心地とシルエット。ああ、懐かしい!そうそうこの感じだよ。鏡に映った黒の501を履いた僕の心は22歳に戻っていた。


 本来なら直ちにレジへと赴くのだけれど、どっこい今月は結構出費がかさんでいる。コペンは車検、オメガの修理代が莫大な金額に上る。加えて大量の服購入・・・。よし一旦家へ帰って金庫を確認しよう。パンツは二本あるし、ここで黒の501に価値を見出す人は明日までにはいないだろうと思い帰宅。金庫には思いのほか余剰金があったので買うことを決意し、とうとう手に入れました!

                 フラッシャー付きです。新品です。

      

 

        

 

                内側が白いのが先染めの証

        

ポッケのアーキュエイトステッチは黒。僕の持っていた501はオレンジだったような気もするけど、これはこれでカッコイイよね。

           



    着用写真がこちら。いやー、ブラック501、素晴らしい!イイネ!

   

 

 こんなに字数が行くとは思わなんだ

 

B級古着ディグダグ@ゾゾ&セカスト

 前回に引き続き、昨年末と年明けにかけて購入したいわゆるレギュラー古着を紹介する暇つぶし記事です。

         

 ニットやシャツ、パンツをまんべんなく購入したそのあとは、巻物&帽子。

    

 ストールはどこのか忘れたが、友人に「これエトロ?」と聞かれた。いや、そんな高いものは買えません。でも確かにデザインは似た感じなのでそうしておくか。マフラーは僕大好きギルドプライムだが、届いたものはあまり状態が良くなくてイマイチだぜ。でもあったかいけどね。

 さてこのあいだ久しぶりに実店舗でカンゴルの帽子を見つけて懐かしくなって、三十年ぶりくらいにハンチングを購入。ゾゾで1200円くらい。

                このマーク、みんな知っているでしょう

              

 僕が大学生の頃、もう三十五年くらい前!周りの友達も僕もみんなこのカンゴルを愛用していた。僕はフェルトのオーソドックスなグリーンのものと黒、そしてピンクのモヘアを持っていたが、すべてどこかに行ってしまった。一体どうしたのだろうか?捨てるってことはまずないんだけど、後輩に売ったか、古着屋に持って行ったか・・・。

 いずれにしてもカンゴルは僕の青春の記憶と結びついている。いかにも90Sライクなアイテムだな。そうそう、タランティーノの映画でもサミュエルLジャクソンが被っていたな。確かジャッキー・ブラウンだった。タランティーノ自身も被っていた写真を見たような記憶もある。カンゴルはアパレルも展開しているがそっちはあんまりですな。やっぱりこのブランドは帽子がアイデンティティだよね。それにしても久しぶりに被ったが、鏡の中の僕の顔の老けたこと!もうおじいさんがベレー帽をかぶっているだけじゃん!

 

 せめて精神が老けないように、こうやって若かりし頃着ていた服を再び着て頑張っていきます。そうそう、ラルフのシャツもそうなんだけど、一周回って90Sの頃着ていた服が懐かしいのよ。まあ、そのことについてはまた後で記事にしますね。

 

 さて、こちらのかっこいいジャケット!

 

 いわゆるノーフォークジャケットというやつですかね。これは厳密には違うのかもしれないですが、ここ一年くらい僕はこういうツイード素材のカントリー系のジャケットをずっと探していたのだ。ようやくこういうジャケットが似合う年齢になったからね。     チンストラップ、エルボーパッチは必須!    ブランド名はなく、テーラーメイドらしい

 

 これ結構家から離れたところのセカストで4290円で発見。試着したところ、ジャストサイズではないか。でもな、今月だいぶ買ったしな・・・あれ!第二・第三ボタンがない!あとわきの下破れてますけど!

               しかも両脇

 

 ということで、やっぱりやめた、と一度は家に帰ったのですよ。

 しかし、やっぱりあのジャケットが欲しいという気持ちがふつふつと湧いてきて止まらない。古着あるあるですな。あーやっぱり買っとけばよかった!ってなるパターンも結構あるのよね。とういことで、三日後の朝イチで遠くのセカストに再びGO!あった!もう買うよ!わきの下も縫うよ!

               見よ!男の手縫いを!

        

 あと革のくるみボタンも楽天で探して注文しました。早く届かないかな。

 

 さて僕はこのジャケットの前に楽天で別のジャケットを注文していた。

 

 ブランドは一時期の勢いが全くないプレッジ。僕はこれを見つけたとき、これだ!と思ったが、すぐには注文せず何度もお気に入りのページを確認していた。なぜすぐ買わなかったかというと、身幅に問題があったのだ。記されていた身幅は48センチ。うーん微妙なところだな。Tシャツなら着られるけどジャケットはどうかな・・・手持ちのプレッジのサイズと比べるとほぼ同じ46だったので大丈夫だろう、と思って買ったのですよ。届いて開いた時、これが欲しかったんだよ!というジャケットがあった。

    エルボーパッチにヘリンボーン           チンストラップも

   

 

           ところがだ。実際に着てみると!

 

        パンパン!           パンパン!

 

 ギギギ・・・さすがに着られません・・・。

 身幅を削るしかないがそんなのムリ!

 このワンサイズ上ならよかったのになあ!

ということでノーフォークジャケットへの憧れが消えなかったわけ。そこへきて、セカストで出会ったので、ああ、これは僕に着られるためにここで待ってたんだなと解釈し、遠くのセカストへ迎えに行きましたよ。

 

 そうそう、あとこのパンツも買っていた!ディッキーズ×ギルドプライム。

     

 これゾゾで見つけたら千円だったので即注文。僕このディッキーズ×ギルドプライムのシリーズ好きなんですよ。この他にもグレーと、ブラックのスキニーバージョンを持っている。ディッキーズの武骨さにギルドプライムのおしゃれ成分が注入されて素晴らしい出来なのです。


 服は楽しいな。そしてあともう一本パンツを買ったのだけれど、そちらは特別なものなのでまた別記事で書きます。お楽しみに(誰が)!

 

 いくら使ったか考えないようにしています

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B級古着スト、ゾゾ&セカストで最近の購入物

 B級古着ストとして、相変わらず飽きずに安い、絶対的評価の低い古着を買ってます。

 年が明けるとセカストがセールをやるので行かなくてもいいのに行って、そうして買ってしまう。暇だとやることがないのでゾゾを見ていると買ってしまう。そんな毎日を過ごして買ったものがこちら。

               洗濯ものじゃないよ

       

 

            冬なのでニットを多めに購入。

     

 

 まずきれいめな感じの二着は左がフレッドペリー、右はタイニーダイナソー

    

 白のフレッドペリーはよく見ると左胸にフレぺの月桂樹マークが刺繍されております。セカストで20パーオフで2200円位でラッキー。妙に安いなと思ったら脇腹のあたりに穴が開いていたが気にしないぜ!

 そうして青のツキノワグマセーターは1800円!素材はなんとアンゴラ村長!ものすごく着心地良いのにこの安さ。タイニーダイナソーというブランド全く聞いたことがなかったが、どうやらレディースのブランドらしい。つうことは、このセーターレディースか?でもサイズは僕にジャストなので、おっさんがフェミニンに着るぜ!

 次、黒はシップス、エンジはベドウィンで両方ともセカストで発見。

     

 シップスのセーターはセール前に990円で売っていたのを見つけ、後に半額で買い。首や肩の切り返しが凝っていてよろしい。ベドウィンはふらっと立ち寄ったセカストでこちらも900円で売っていた。このカーディガン、元は多分2~3万円位するんですけど・・・。僕はこのシリーズの、黒レタードカーディガンを持っているのだけれど、それだってユーズドで数千円したと思うんだけど、それを考えると全くもってラッキー。よく見つけたよ、僕。セカストディギングはホント面白いなあ。

 あとこれ、エディフィス417のカーディガンも買ったんだった。これはゾゾ。

       

 柄が面白くて二千円位だったので衝動的に買ってしまったのだけれど、それゆえ素材とか確認するのを怠り、届いてから『げ、アクリルだ!』となった一着。

 化学繊維はやっぱダメだな・・・。ウールやコットンだと洗濯すると結構状態が回復するんだけど、アクリルだとむしろけば立ってしまい、毛玉取りも役に立たないのだ。只劣化するだけで、駄目だこりゃ。モヘアだったらよかったのにな。

 

     こちらはシャツ類。

    

 ダンガリーは確かZARA、そしてラルフローレンのオックスフォードストライプシャツ。ラルフのシャツに関しては数か月前にほぼ同じものを買っている。

 このときは結構探して三千円位でようやく買ったのだが、今回購入品はセカストに1300円くらいであっさりあった・・・。そして買ってしまった。、まあラルフのシャツは買って損はないでしょう。

 そうしてチェックのネルシャツはナティック・マリーンというブランドのもの。

           

 襟の形やボタンの形状が実におしゃれである。そして生地はキルティング、加えて何やら裏地は特殊素材で非常に暖かい。これがゾゾで1800円で買えた。おそらく元値がこの十倍くらいするんだけど、さっきのタイニーダイナソーしかり、時々ゾゾはこういう掘り出し物がでてくる。マイナーブランドゆえに競争率が低く、この辺りは自分の目利き力を信じて買うのだ。ああ、古着おもしろいなあ。

 まあ僕はB級古着ストなのでヴィンテージに対するこだわりとか、うんちくとかほぼ関係なく、己の価値観を基準に(僕にとって)安くてよい服を探しております。

 

      つぎはパンツ類。

     

 軍パンはHUSTONで型とかはよくわからないが、買ってみて微妙に股下が短かった・・・。ミリタリーも沼が深くて年代や国によってもう訳わからない世界が広がっているがなんちゃってパンツで僕は生きていく。

 

 こちらはステュディオ・ダルチザン。お尻に豚と竹林のペイントがしてある、一歩間違えばヤンキージーンズになりかねないデザイン。

      

 確かセカストオンラインで買ったような。割と色落ちが無くてこれから自分で履きこんで育てていくつもり。早く癖をつけたくて家にいる間はずっと、買ったばっかりの時には、いい年して寝るときにも履いていたが面倒くさくなってやめた。

 

 これが結構自分としてはいい買い物と思えるリーバイス503BXX。

    

 501のXXといえば、ヴィンテージデニムパンツの王様。相場的には十数万からやっと手に入る代物で、とてもおいそれと買えるものではない。僕も履いてみたいな、欲しいなとも少し思ったりするが、貯金してまで買うとか、いつかはXXとかいうほどの思い入れはない。でもこれは新年明けてのすぐのセカストで、買う気満々の僕にドンピシャでした。この503Bという型番は、ほぼ501とシルエットは変わらずのやや細身のストレート、詳しいことは分らないんだけど、日本企画のパンツらしい。

 

 パッチは紙で「503BXX」とあり、タブは一応ビッグE。まあ、最近のリーバイス製品はみんなビッグEみたいだけどさ。なんのことかわからない人が多いでしょうが、別に分からなくても困ることないです。LVC(リーバイスヴィンテージクロージング)でもないが、復刻なのだろうか?ちなみにBはBOYSの頭文字らしいけどね。そんで503という型番はレディースの501だという。でもこれメンズの31インチなんだよね。よくわからないけど、まあいいや。

 裾はセルビッジで赤耳、サイズは31と僕としてはウェストギリだがシルエットと色味とが絶妙によいので試着後直ちに購入。20%引きで3400円位でよっしゃ!

 やっぱり実店舗は楽しいねえ。服好きの方には、このように僕と同じような楽しみ方をしている方も多いでしょう。

 

 あとこれはブックオフの投げ売りで700円で売っていたリーのブラックデニム。本当は501のブラックデニムが欲しかったのだが、なかなか見つからなく、安かったので買ってしまった。股上が浅く、一昔前のデザインだが、シルエットは悪くはない。

      

 思いのほか買っていたので次回に続きます。

 

 安いから買うっていうのは本当はもうやめたいんだけどな

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ロストザフュールキャップオブミニクロスオーバーアットガステーション

          僕の愛車、ミニ・クロスオーバークーパーS・R60。

     

 10年落ちの中古車だが、奇跡的に走行4500キロという個体をおととし福井県に発見し、発見直ちに購入した一台だ。

そのいきさつはこちらに


 購入するとき、周りから外車?壊れるんじゃないの?とか言われたが、購入して一年半ほど経ち、特に不具合もなく快適に走っている。

 ちなみに維持費だけれど、車検は12万ほどかかりました。月のガソリン代は大体八千円位かな。もう一台のコペンと交互に乗っているのでそんなに消耗はしてません。

 まあこんなもんだろう。ガソリンはハイオクだし、保険や税金もそれなりにかかる。しかしそれを補ってありあまる魅力がこの車にあるのでそれも払ってるのよ。もっと高くていい車もあるだろうが、やはり自分の好きな車に乗っているときの充実感は素晴らしい。

 買ってから、よりミニっぽさを増すためにボンネットストライプを貼りたいとずうっと思っているのだけれど、その値段(二万円とかする)と貼る技術がそのハードルを上げているので、いまだ実現しない。

        最終的な理想はこうです             そんでこっちが僕のミニ

   

 こうして比較してみるとやっぱりボンネットストライプいいなあ。車が引き締まるよね。暖かくなったら頑張ってセルフカスタムするかな。

 

 まあそれはそれとしてですね、もう一台の愛車コペンと交互に乗って、二台とも大事に乗っているわけですよ。僕って贅沢だなあ!

コペンに関してはこんなこともありました

とはいえ前述のように、車で金が湯水のごとく無くなる時期がある。5月の税金、保険の更新、車検・・・。しみったれんな僕!好きで買ったんでしょ!

 

 そんでそのミニなんだけど、この間スタンドでガソリンをハイオクたけえなーとか思いながら入れようとしたわけ。いつものように給油口を開けるとなんか違和感を感じた。

       あ!フュールキャップがない!

          

                本来こうあるべきはずが

             

 

                    こう

             

 

 まじか!前回満タンにして以来僕ずっとキャップせずに車走らせていた。こえー。セルフスタンドの落とし穴!給油後の人工音声アナウンスでもキャップを忘れずに!とか言われているのにロスト!

 ただ、さすがのBMW製、給油口には安全弁がついていて、もしキャップが無くても一応吹きこぼれないように作られているようだ。

 考えうるのは前回の給油時にフュールキャップをせずにそのままスタンドを出てしまったということだ。確かその日風が強くてキャップを忘れてしまったのではないかな・・・。そうであるなら、このスタンドにきっと保管されているはず・・・と思いすぐに事務所へ行き、店員の人に

「すいません、二三週間前に給油キャップの忘れ物ありませんでした?」

と尋ねると、箱に入った数個のキャップを見せてくれた・・・だが、あの特殊な形をしたミニのフュールキャップはない!

 店員さん曰く

「こういうキャップってみんなサイズが同じだから、見つけた人がラッキー、って持ってっちゃうんですよねー。買うと4~5千円するんでみんな持ってちゃうんですよ」

だって。なにそれ!持ってくな!メルカリとかで売るのか?届けてくれよ!

「もし無いんだったら、給油口に雑巾詰めて漏れないように走った方がいいですよ」

って言われてもな・・・。まあ安全弁があるから全然こぼれてないし大丈夫なのだろうがそれでもやっぱり怖いので家へ帰って速攻ネットで検索・・・

 さすがネット社会、売ってました。どうやらBMW車で汎用性があるらしく、沢山出てくる。2千円台のものもあったのだが、それは社外品で純正ではない。

 やはり車関係にケチると怖いので純正品の最安値を購入。アマゾンで四千円。店員のアンちゃんの言ったとおりの相場だった。

 自分の不注意が招いた結果とはいえムダ金といえばムダ金。四千円あればセカストで結構な古着が買えるじゃないか!馬鹿バカ、ぼくのばか!

 

 一月一日に注文して一月四日に届いたよ、こんなんが。

 

 これ僕のミニについていたやつよりも新しく、QRコードとかが刻まれてます。なんかドイツ車、いちいちカッコイイな。なくさないようにご丁寧にヒモもついている。

商品到着後ただちに装着すると、苦も無くハマりました。当たり前か。

 

明日餅つきするよ

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