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おじいちゃんメタルでNew music sucks!

 ランダムにYoutubeで変なメタルとか観ていたからか、最近AIが僕にこのビデオを勧めてきた。ああ!もっと早く知りたかったよ!

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 イントロがゴリゴリのメタルで始まるのに、キャラクターがヒゲのお腹が出たおっさん!しかもヴォーカルはヘタ!

 なんだこの面白いおじさんは!曲名が「More metal than you」というのも素晴らしい。歌詞は数々のメタルバンドへのリスペクト(ディオとかメイデンとかレミーアンヴィルなどチョイスが結構古め)にあふれており、笑ったのは「俺のネコの名マノウォー!」つうフレーズ。伝わりますか?

 他にも4:02くらいに、いんちきヒーローのスタイルで「アイムスーパーファッキンメタル(そのあとなんとラムオブザゴッドのギタリスト、マークが同フレーズを絶叫)」というのにも笑ってしまった。

 

 この人はブライアン・ポゼーンという俳優/コメディアンで、メタル系のバンドとの親交もかなり深いようだ。日本での知名度はほぼゼロじゃないですかね。メタルバンドつながりでロブ・ゾンビの傑作映画「デヴィルズ・リジェクト」なんかにも出てるらしいのだが、僕全く覚えてないよ。

 

 そうして次に出てきたビデオを見てたまげた。

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 何気なくつけたテレビに映る、音だけはメタルだが、明らかにポップである(架空の)バンドのビデオを見て唖然とするブライアン。「お前らはメタルじゃねえ、アホンダラが!」とマイクを取るブライアンの直後に映るギタリストがアンスラックスのスコット・イアンじゃないか!ベースはアーマード・セイントのジョーイ・ヴェラ!ドラマーは多分ホワイト・ゾンビのジョー・テンペスタ(着ているTシャツはHELMET)という豪華すぎる布陣。すげえ人脈!

 何やってんのスコット!?僕の知らないところでこんな凄面白いバンドをやっていたのか。ああ、僕の知らないことってまだまだたくさんあるなあ!

 曲やビデオ自体はメタルのパロディみたいなところもあって、マジとギャグがないまぜになった不思議な曲に仕上がっている。途中のモッシュパートはおそらく当時大流行りのメタルコアに必ず出てくるいわゆる「ブレイクダウン」のパスティーシュ。足元に散らばったコインを集めるのにキッズが必死だ。そして唐突に挿入されるメタルを馬鹿にする父親と息子のショートコントを挟んだのち、ギターソロのパートではソロを弾くギタリストの姿を一切映さず、たるんだ腹丸出しで暴れるブライアンの姿に、ザクザクというスコットの16分音符のカッティングをインサートで映し続けるというバカバカしさ。

 色々調べたらブライアンはストーナーロックの雄、Red fangのビデオにも店員役で出てたりした。

                ビデオ制作費無駄遣いの極み

  

 こんな素敵なおじやんのアルバムを買うしかねえ!すぐにアマゾンで注文したぜ!

 僕はCDを280円で買えましたが現在は3399円からとなっております。得した!(何が)

Fart and Wiener Jokes

Fart and Wiener Jokes

  • 発売日: 2010/04/27
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 さて10年も前にこんな面白いことをしていたブライアン、なんと去年再び錚々たるメンバーでアルバムを作っていた!

 スリップノットのコリィも参加

Grandpa Metal

Grandpa Metal

  • アーティスト:Posehn
  • 発売日: 2020/02/14
  • メディア: CD
 

 そんでもってこんな曲やってる

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いわずと知れたA-haの大ヒット曲をアホみたいな解釈でカバー。しかも参加ヴォーカリストエクソダスのスティーヴ・ゼトロサウザー!ソロの後に一発で彼だと解るあのダミ声を披露してくれている。つうか、曲終わりとか絶叫とツーバスとギターフレーズの嵐で混沌として終わる。なんかスゲエ!

 

 そして極めつけはこの「New music sucks!」

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 具体的に何組かのアーティストを名指しでディスり、ニュー・ミュージックは最悪だぜ!とサビで連呼。あんまりしつこいんで笑ってしまう。そこまで言うか!そして過去の有名なMVのパロディを散りばめ、アルヤンコビックまで引っ張り出して悪ノリ。

 別に音楽は個人の好みの問題なんだからいーじゃないか、とも思うのだけど、それをあえて今風のトラックとヴォーカル(一瞬ヴォコーダーで声を変えるあの手法)で訴えてくる。なんという幼児性。最高。最後にはフォールアウトボーイのジョーが出てきて会話をした直後、結局メタルになるっつう身も蓋もないエンディングを迎える。さすがのモアメタルザンユー野郎だ。

 自覚的・確信犯的なパロディをしているところはなんか岡崎体育みたいだとも思ったね。ちょっと手法は違うけど、スーサイダルテンデンシーズにも「Pop spngs」という曲があったっけ。

                すぐにスラッシュ化するけど

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 去年7月、コロナ真っ最中に作られたビデオではズームあるある(あの丸がクルクルと回ってイライラさせられたやつ。途中でフリーズする)が出てくるんだけど、そのフリーズする人物はサウンドガーデンのギタリストのキム。キムの無駄遣い。

                スコットがおじいちゃん役

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 僕もがんばっておじいちゃんになってもメタルを聴き続けたいと思いました。

 

ペトロフがお亡くなりになったそうです。RIP

 

ペトロフ僕より若かったのか!

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「バンドしようぜ」こんな漫画が読みたかった

 最近このオンライン漫画を発見し、よく読んでいる。

全話無料!さあ、イッキ読みしよう

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 「中年コピーバンド漫画」というキャッチコピーが、10代からバンドを趣味としてきた、現在53になった中年の僕の感性をわしづかみだ!

 なんとニッチな漫画だろう。いや、漫画として充分に面白いのだけれど、やはり40歳以上くらいの人間でないとこの漫画のリアルな面白さは伝わらないんじゃないか?さらに言えば、80~90年代にかけておこったバンドブーム、あの時代を体験した世代のみが共感することができるエピソード満載。

 まず主人公が45歳のおっさん。地方(おそらく作者が住んでいる新潟県)の家電量販店勤務で、同年代の仲間と80~90年代の日本のバンドを中心にコピーしている。そしてなぜかその主人公に好意を持つ若い女子社員に「どんなバンドやっているんですか」と聞かれ、恥ずかしそうに「パーソンズとか・・・プリプリとか」と答えるのだ。

 

 パーゾンズって若い人どれくらい知ってるのでしょう?

 僕がパーソンズを聴くきっかけは、19の時大学のバンドサークルで先輩たちが演奏しているこの曲だった。

                        元気

        

 このころバリバリのジャパメタ野郎だった僕は、他のジャンルの音楽に対してあまり寛容ではなかったのだけれど、ああ、こういうバンドもいいじゃないか、と思うきっかけの一つになったバンドだったのだ。

 先輩にカセットテープにダビングしてもらった2枚のアルバムを、時折聴く程度の思い出だが、彼らについてむしろ印象的なのは当時の友人がくれた

パーソンズのボーカルのジル、ライブハウスで腹を刺された」

という情報のインパクトだった。本当かどうか知りませんよ!あくまで噂だから。

 

 漫画の話に戻ると、まあ読んでもらった方がてっとり早いのだけれど、あれこの漫画俺が描いたんじゃないよね?みたいな回があるのですよ。

 主人公のバンド、「信濃リバーサイド(この名前も超テキトーでいかにもコピーバンドっぽい)」のレパートリーは基本バブル期に流行った日本のバンド、例えば前出のパーソンズレベッカバービーボーイズとかなんだけれど、実はベースの土沼は重度のロックマニアだったりする。

                   作者、僕の趣味と近いな

 当時日本はバンドブームであったが、アメリカや欧州ではニルヴァーナを筆頭にグランジバンドがロックの一時代を築いていたのだ。そして僕もその流れにどっぷりとつかっていた。

 この回での土沼はまさに僕だ。女の子に「本当に好きなバンドはなんですか」と聞かれて、「いろいろ好きだから」と言って答えられない。

 僕もたまに職場とかでバンドが趣味だということを知られ、どんなのやってるの?とかどんな音楽が好きなの?と聞かれて結局「色々・・・」みたいな抽象的な答えになってしまうことがある。だって極端なこと言えばデスメタルとかテクノとかクラブジャズとか言っても、それほど音楽に興味のない相手の想像力に訴えることってできないじゃないですか。具体的に「カンニバルコープスが・・・とかダットサンズとか・・・デジタリズムとか・・・」とバンド名を挙げても「ふーん、へーすごいね」みたいになるでしょ。こんな僕、偉そうですかね?

 しかもバンドやっているというと「すごいね、ロッカーだね!」とかわけのわからない評価をいただくのですよ。ロッカーってなんだ。

 だから結局のところ妙なはばかりを出してしまい、「色々聴きます・・・」になっちゃうのよ。

 さて、そこでこの漫画。酒の勢いもあり、執拗に好きなバンドを聞かれた土沼は堰を切ったように自分語りを始めるのだ。

 ソニック・ユーススワンズや、ニルヴァーナなどのサブポップ勢から始まり、特に好きなのがマッドハニー!渋い、渋すぎる。グランジバンドはかなり当時流行っていたけれど、僕の周りにマッドハニーとか聴いているやつはいなかったなあ。僕はこの曲が大好きだった。

         サビのたったか、たったかというスネアのリズムが新鮮だった

        

 あとはスクリーミング・ツリーズとかいたなあ

  

 こういうのを貼るとそれこそ土沼のようにキリがなくなるんだけど、この後も彼の独白はヒートアップし、スラッシュメタルのバンド、すなわちメタリカメガデスアンスラックスの名前が出て、ミクスチャーバンドへと話は飛ぶ。ジェーンズ・アディクションとか

         ギターのデイヴ・ナヴァロはレッチリにも一時在籍してたんだよ!

       

        しまいにはリンボーマニアックスって言いだす。

         やたらとカラフルでデカい帽子とかヘンな衣装を着ていた       

       

 あのころレッチリを筆頭にミクスチャーロックが全盛で雨後のタケノコのごとくこういうバンドが出てきたもんだ。ほかにもスキャターブレインズとか

                 リフのクイズ大会みたいな曲

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      くだらないビデオがたまらなく素敵だったグリーンジェリーだとか

       

            キングオブザヒルとか

               レッチリの粗悪コピー品という認識だった

        

 まあキングオブヒルまでは出てこないけれど、土沼の熱い語りに女の子は圧倒される。そして次の話では車の中で・・・まあそれは読んでいただくとして、この回はやはりロック回なのだ。基本この漫画は曲のタイトルがそのままサブタイトルなのだけれど、この回は「The wagon」が冠されている。

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「Wagon」つったら、もうダイナソーJrの「ワゴン」に決まっているじゃないか!

                 現在僕のドラム練習課題曲

                   ライブバージョンも聴きなよ!

              ダイナソー大好き!

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  ダイナソーJrの最高傑作(と僕は思っている)グリーン・マインドをこれほとフューチャーした漫画がいままであったろうか!いや、ない!これからも!

 ぜひ聴きましょう!

グリーン・マインド

グリーン・マインド

 

  現在もこの漫画は連載中で、コロナ渦中でも活動の様子もリアルに描写されている。最近は話が展開していったいどうなってしまうのだろう!?

もう一度貼っておきます。全話無料なのでぜひどうぞ。


 ああ、僕も久しぶりに友人と音楽の話をしたいなあ!でもそれができないので思わず今回のような記事を書いたよ!さあドラムの練習でもするかな!

 

僕は音楽を小説で表現しようとしていた時期がありました

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ポップなミニフィギュア展示会 後期開催

 この記事を書くために取り出した小さなフィギュアたち、まだ部屋に散らばって片付けてない・・・。

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 まあいいや、僕の家にあるほとんど顧みられない樹脂の塊をネットに載せてデータとして公開します。

 

 まずはモヤさまのフィギュア。昔コンビニで販売されたものだけれど、買いそびれて楽天で検索したら全部あったのでまとめ買いしたもの。

             他にも何種類かあったんだけど、あげちゃった

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 十数年前にこの番組を第一回から見ていた僕も、最近はとんと観ていません。そんでこのフィギュアはさまぁ~ずではなく、出てきたキャラの強い素人や、番組を象徴するモノが中心です。今でこそ「なんでそれを立体化?」というものは多いけれども、当時としてはこういうのは珍しかったのではないか。番組の勢いを感じる商品ですね。

この番組のおかげで認知度の上がった千円自販機。僕も昔やって、何故か千円戻ってきたことがあった

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 こちらは番組初期を盛り上げた通称「井戸おやじ」と「タップおばさん」。井戸親父は番組で故人となったことが明かされましたが、おばさんはどうしているのでしょうか。

     何度聴いても「え?」を繰り返すその姿は番組内での伝説。実際あんまり似てない

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 次は今は亡きオシャレ雑誌「Relax」が出したフィギュア。キャラの名前は知りませんが、いかにも90年代の渋谷?!って感じが出ている。80年代の文化って微妙なダサ味があるのだけれど、90年代のものは今見てもそういう古臭さをあまり感じさせないよね。

        もう一人、女の子の人形があったがどっかいっちゃった

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               今の時代に出したって遜色ない

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 このシリーズも名前がついていたはずだが、当然失念。コンセプトとしたら確かコンピューターウィルスの視覚化というものだったはず。

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女の子はネット上に自分の存在をシミとして残し、海賊は突然爆発し、パソコンをクラッシュさせるとかいう設定だったはず。ファイアの方は忘れた。海賊は手に丸い導火線付きの爆弾を持っていたはずなんだけど、当然どこかへいきました。

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 これはフランスのデザイナーのキャラじゃなかったっけ?オレンジの牛。情報少なすぎる。あともう一匹柔道着を着たやつがいたんだけど、失踪。

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 この三体はもはや出どころ不明。いや、確か女の子はアパレルブランド「Laundry」のキャラじゃなかったかな。卵のギャングはよく知らないし、白いお化けは昔のアメリカのアニメシリーズかもしれない。

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    ペプシのボトルキャップで出された海洋堂監修の深海魚シリーズ。

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 シーラカンスはシークレットなのだ。そうしてあともう一つマッコウクジラVsダイオウイカというシークレットも持っていたのだけれど、会社の人に「これくれ」と言われて気前よくあげてしまったのだ。今思えば「くれ」じゃないでしょ。僕もなんであげてしまったんだろう。そんなに仲がよい人でもなかったのになあ。

       最近シーラカンスに縁あり      この潜水服、昔はお台場の船の科学館にあった

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       フレンチキティという絵本のキャラ?(よく知らない)

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これはおそらく雑誌に載っている情報で知ってオークションで見かけて買ったのではないか。価値があるかと言えばオークションの相場はそんなにでもないみたい。ケースがとにかく経年変化で劣化しており、そこが残念。中身は非常にきれいです。

                   ノリで買ってしまった一例

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 二十年位前にものすごくハマっていたアニメ「サウスパーク」のフィギュアたち。

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Wowwowで一時期放送され、日本語版のDVDは全部買った。当時出た1000円くらいのムック本がアマゾンで6000円位で買い取りをしてくれるというので即売ったっけ。

 中古で5000円で売っているので良い値で売れた

       こちらも経年劣化でパッケージが茶色。値打ちありますかね?

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  あとこれとは別に、主要キャラのフィギュアもあって、それは僕の趣味室に飾ってあります。

                    すだれがダサい

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あと適当に載せていきます。もうそろそろ絞りカスみたいなのしかありません。

子供が全然食いつかなかったラピュタの指人形。チャムスのバックパックのフィギアの意味がわからん

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 ああ、こいつら片付けなきゃ・・・

こいつらあいてる

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ニガミの曲は素晴らしいんだけど、日本語聞き取り不可能

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クラブジャズでわくわく(You've got to have freedom)でわくわく

 世の中には消費しきれない音楽があふれかえり、膨大な情報で溢れている。その中から自分好みの音楽を探し当てることは困難な時代になっている。だから僕はアマゾンプライムミュージックで色々探したりするのだけれど、うまく僕の琴線に触れてくる曲をなかなか掘り当てることが難しいのよ。消費にあまりに慣れて数十秒聴いてすぐ飛ばし・・・のように、作り手の苦労を一切鑑みない聴き方を僕もしている。

 

 朝起きて、キンドルからプライムミュージックで聴いたことのない、いい音楽を聴きたいと思うんだけど、一々検索する暇などない。だからたとえば「朝のジャズ」とか選ぶでしょ。でもなんか違うんだなあ。「○○にあったポップス」とか「夜に聴きたい○○」とか様々なお勧めが出てくるんだけど、やっぱり僕が聴きたいと思うものにはなかなか出会えない。探し方がよくないのか。

 そこで最近はまずお気に入りのアーティストを検索し、その似た傾向のアーティストとして紹介されるものを聴くようにしている。これが結構いい感じなのだ。前回の記事で紹介したフランスのCOTONETなんかはそうやって発見したのだが、今日もそのパターンの曲です。

 

 そもそも「いやーいい曲だなあ!」と心底思える曲ってそうそう出会えないわけですよ。もちろんいい曲はたくさんあるんだけど、その中でも何度でも聴きたくなるものはそうそうない。でも、心に染み入るいい曲は、もうイントロからして違う。ひさびさにその感じを味わったのがこれ。

        最初の5秒でもうこれ絶対いいやつじゃん!是非聴いて

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 ちなみにこの曲はカヴァーで、元曲は何をいまさらの名曲なんだけれど、アレンジがいいんですよ。

          こちらが原曲。余りにも有名なジャズの名曲

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 多くのアーティストがカバーをしているので載せきれないんだけど、僕の好きなDJ CAMもハウスチックにアレンジしている。Dj camがやっているこのカルテッドのプロジェクトは名曲ぞろいでアルバムは3枚出ています。こういうアーティストをみなさんに聴いていただきたいと思います。

    僕が一番好きなのは1Stだけど、これも名盤。アマゾンミュージックで聴けるはず

     

 そういえば元々がジャズの名曲でそのアレンジがまた素晴らしいバージョンの曲があったけど、なんだっけなあ・・・あぁ、そうだ、カンタループがそうじゃん!

                  これもだいぶ古いけど

     

 この曲はもう30年近く昔だけれど、初めて聴いた時すげえカッコイイ曲だとおもったものだ。すぐにCDを買った記憶がある。しかし今のように情報が少なかったから、この曲に元ネタがあるということを当時は知らなかった。そんでたまたま単館ロードショーの映画を見に行った時に、ブルーノートの映画の予告編が流れてそこで始めた僕は元曲があることを知ったっけ。

     ロン・カーター、ハービーハンコック!そしてトランペットがすごすぎる

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 元曲よりもカバーの方が有名になるパターンってあるよね。先にカバーを聴くとそちらの方が評価上がったりもする。そういえば昔、ドラゴンアッシュスマパンの「Today」をサンプリングした曲を聴いた時たまげたが、ドラゴンアッシュのファンはスマパンを逆に聴いたらどう思ったのだろう。悪そうなやつは大体友達!

 

 まあ余談が増えましたが、アップタウンファンクエンパイアのYouve got~は間違いなくいい曲なのでぜひどうぞー。

 

プライムミュージックならタダ

You've Got to Have Freedom (Sos Remix)

You've Got to Have Freedom (Sos Remix)

  • 発売日: 2018/05/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

もちろんメタルにも聴くなりワクワクする曲はあるよ!

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聴いて即注文!COTONETE

 僕は部屋でネットをしたり、本を読んでいるときにはBGMとしてアマゾンミュージックをかけて聴くんだけれど、今日の気分はクラブジャズだったので、久々にJAZZANOVAでも聴くかなと思い、キンドルファイアに向かってちょっと照れながら「ジャザノバ」と音声検索したわけ。そうしたらあなた、知らないうちにJAZZANOVAは新作を出しているではないか。

 しかも2018年に

久々に聞いたジャザノヴァの新作、相変わらず洗練された内容だったのだが、最近財布の紐がかたい僕、CD購入はまだいいかな・・・と思った訳。そうして一通りアルバムを聴いた後、関連アーティストを適当に探り、たまたまこのバンドをチョイスしたのだ。

                    ココネット、という

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うわぁ!これ僕の大好きなやつじゃん!僕の音楽マインドにド直球ストライク!

最初は海のものとも、山のものともつかない女性コーラスから始まるのだけれど、1:55あたりから入ってくる優しいホーンセクションのふぁーというロングトーンからの、ラテンサウンドがもうたまらない。

 アマゾンミュージックにはこの「Layla」ともう一曲があっただけなのっだけれど、そちらの方もセンス抜群のクラブジャズミュージックであった。思わず何度もリピートしては聴き、アマゾンで検索して最も安い中古盤を即注文!

 送料込みで1500円くらい。この値段でCDを買うの久しぶり。どんだけ吝嗇

僕ホントにこういう長めの曲がじわじわ盛り上がり、心地よさが続く曲が好きなのだ。以前いつまでも聴いていたい曲、ということで記事を書いたんだけど、これもそういうタイプの名曲だ。

            ちなみに一番いつまでも聴いていたい曲No1はこちら

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 ほとんど日本語サイトでの情報はなく、アマゾンの商品紹介の欄にある記事だけがすべて。有名DJディミトリ・フロム・パリスとコラボしているあたりはかなり信用が置けるだろう。極めつけはリード文の最後、「現代のあらゆるソウル・ミュージックファンが求める究極のサウンドがここに凝縮されています」というアオリだ。僕はソウル・ミュージックふぁんではないがミュージック・ファンなのでその究極のサウンドを今から心待ちにしています。

 

 どうでもいい近況

 この間僕の愛車コペンが信号待ちをしている最中に突然回転数が下がり、「ぼぼぼぼぼぼぼぼ」と不自然な振動が起き、非常に不安をあおる状態になってしまった。とりあえずは走るのだけれど、やはりその振動とアクセル感覚に違和感を覚えた。現在僕のコペン、14万キロ走行している。だいぶ走ってはいるが、実際は一度エンジン総とっかえという、50万円をかけた大手術をしているので僕の腹積もりとしては20万キロは乗ろうというところなのだ。

 もう3年前


 このようなことが以前あったので、即ダイハツに持っていき、みてもらった結果、よくはわからないが4つある何らかのエンジンの部品が1つ駄目になっているのだそうな。そうしてほかの3個も交換した方がよいということだ。仕方ない、じゃすぐ直してください、となり見積もりをとったところ「76,000円」だって。

 たけえ!そりゃないぜセニョール!転職してお給料が下がったから、爪に火をともすような暮らしをしているのに神様はなぜこのような仕打ちを!しかし車が無いと生活できない田舎に僕は住んでいる・・・。とはいえ、いつ車が止まるともわからない不安。実際その不安で変な夢を見たし。

 「ご存じの通り、コペンは特別な車なので・・・」と言いながら申し訳なさそうに見積もりを出した修理担当の方の顔を見ながら、どうしようかと思案する僕。

 もういっそのこと、車買い替えるか・・・お金ないけど、仕方がない安い軽自動車を探してそれで通勤するか。

 「少し考えてから連絡します」

と伝え、ダイハツを出ようとしたその刹那、僕の目には10年来苦楽を共にしたコペンのなんとなく寂しそうな後ろ姿が映ったのだ。僕は見送りの店員に声をかけた。

 「あ、やっぱり直してください」

 

 

         ということで現在部品待ち。それまで持ってくれよ、僕のコペン君!

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Super-Vilains

Super-Vilains

  • アーティスト:Cotonete
  • 発売日: 2018/12/16
  • メディア: CD
 

 

ポップなミニフィギュア展示会 前期開催

 6~7年くらい前までSWのフィギュアを集めていた。

 この手の記事いくつかあります

 

 それだけでは飽き足らなくて、マイケル・ラウという香港のアーティストのいわゆるストリートフィギアなんかにも興味が出て、そちらにも結構資金をつぎ込んだ。

一体が一々高いのよ 

 

 そんで実はその他にも僕はこじゃれた感じのフィギュアが欲しくなって、色々とネットを駆使したり、コンビニをはしごしたりして様々な種類のフィギュアを買い集めていたわけ。でも、そういうのって買ったときはいいんだけど、だんだん飽きるじゃないですか。あとは、これもう飾らないな・・・というものがたくさんあるのですよ。それを今回かき集めて日の目を見せようと思い立ったわけ。

           実際この他にもまだあるのですが、ゴミのようなものばかり

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 最初は怖かわいいモンスターフィギュア。このシリーズの名前はもう忘れてしまったが、確かネットでセット買いしたと思う。

               日本のメーカーが発売していたはず

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 イギリスのアーティスト、ピート・ファウラーの「モンスタリズム」シリーズが好きだったので、それらしい雰囲気をもつこのシリーズを買った。

 こちらはこちらで

ただ、買ったはいいけど、それほどハマらずにケースに入れてしばらく飾ったものの、 現在は天井裏でひっそりと誰にも見られず陳列中。

             有名なホラーキャラをアレンジしたものがメイン

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   次は世界を股にかける、村上隆氏の作品をフィギュア化したシリーズ。

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 確かこれコンビニ限定で発売されて、何軒かハシゴして買った記憶がある。しかし中身が見られないボックスタイプのやつなので、どうしてもダブりがでてしまう。そこで僕はオークションで交換希望がいないかと思って検索すると何人もそういう人がいたので、Win-winで交換し、揃えました。実際僕そんなに氏の作品に思い入れがあるわけじゃないんだけど、当時はこういうのが珍しく、何となく勢いで買ってしまったのだ。何かを買うこと自体が目的になっていたのですね。

      キキカイカイ。本物は場合によっては億の値段。投資としてのアート

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こちらは多分それなりに著名なイラストレーターの作品を立体化したシリーズ。それぞれに名前がついているのだろうが、当然知りません。

        イギリス系のファッションだが、左端のおじさんだけだアメカジ風

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こういう格好をしたいな、と思わせてくれる造形。背中のプリントも凝っている。

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本日最後の展示はポップとは程遠い、エイリアン3態。もはやいつ、どこでどう購入したかを思い出せない。このほかにも宇宙船がどこかにあるはずだけれど、探すの億劫。

               左から、1、3、4の個体です

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 特に左の通称ビッグチャップと呼ばれる初代エイリアンの造形が素晴らしい。

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 僕のうろ覚えの記憶ではたしかこれ、スーパーのお菓子コーナーにあったのではないか?お菓子はラムネ数粒で、メインはこれなんだけど、お菓子のオマケ扱いで売るという特殊な商法。ちがうっけ?でもゴジラとかキングギドラの人形をその手の商品で買ったことがあるぞ。どちらにせよ、込んだのがお菓子コーナーにあったとしても子供は買わないよね。

 

 次回後期開催分お楽しみに!(誰が)

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トレントがボウイの「FASHION」を歌う

 YOUTUBEおすすめでこれが出てきましたよ。

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 NIN=トレント・レズナーが奥さんのマリクイーン、そして欠かせぬ相棒のアッティカス・ロス、他おじいちゃんたちと演奏している。

 もともとトレントとボウイは親交が深く、「Hurt」なんかで共演していた。

      

 この「ファッション」のカヴァーはどうやらチャリティ目的であるらしい。それにしても何故この曲?トレントが好きなのかね?基本元曲に忠実なのだけれど、途中で聴かれるギターのコードがいかにもNINぽくて面白い。

 偶然にも僕、この曲が初めてのボウイ体験だった。高校生のとき、地方局の洋楽番組でボウイ特集をやっていて、まず最初にこの曲がかかったのだ。

                こちらが元曲

      

               そして二曲目がこれ

                衣装がすごい

      

 この頃僕はデュラン・デュランを筆頭に、流行のわかりやすい洋楽を聴いていたので、正直なところ、このボウイの二曲は高尚過ぎていまいちだった。

 

        その次に聴いたボウイの歌声は、この曲にのっていた。    

      

 久しぶりにこのPVを観たけど、あれえ、途中で怪獣が船を襲う白黒映画の場面が出てくる記憶があったんだけど、実際に出てきたのは吸血鬼ノスフェラトゥだった・・・。記憶の捏造ってこういうんだね。

 この時点でボウイは既にスーパースターだったけれど、さらにこの曲によって絶対的な地位を獲得したのだ。

                代表的80Sソング

     

 この曲もすごかったけれど、僕はむしろ第二段シングルの「チャイナ・ガール」に衝撃を受けたものだ。

        

 特に、サビを過ぎてからの短調に展開する部分で「うぉおなんてカッコいい曲なんだ!」と高校生の僕は思ったものだ。そして始めたばかりのベースでこの曲をコピーしたっけ。あと、後半がアダルトチックな内容で、親がいるところでこの曲のビデオを見るのは憚られた。

 

       僕が知っている当時のボウイの豆知識(うろおぼえ)

 ○若い頃のケンカが原因で左目の瞳孔がひらきっぱなし

 ○息子の名前がゾウイ(ヘンな名前だと思った)

 ○チャイナ・ガールに出演している中国人女性は当時の実際の恋人

 

 そして「レッツダンス」アルバムからはトドメのモダン・ラヴがシングルカット。

       

 僕にとってのボウイはこのアルバムからなので、それ以前のジギースターダストやスペースオデティはあまり馴染みがないです。

 そんでその後の彼のキャリアで僕が好きだったのは、おじさんギタリストがインパクト大なティン・マシーン。

            久しぶりに聴いたらカッコイイな

      

 その後しばらく彼の作品から遠ざかっていたのだが、ある時、今は無き新宿のレコファンで試聴したこの曲を含む「EARTHRING」を即買い!

    

 この曲を聴いたとき

「うお、ボウイ、なんだか聴いたことのない斬新なサウンドを披露している!すげえなあ!」

 と思ったものだが、実際は僕がこのアルバムに影響を与えたドラムンベースやジャングルサウンドについての知識がなかっただけで、むしろファンからは「流行に乗っかった」と評判が悪かったらしい。

 なつかしいな、このジャケット

アースリング

アースリング

 

  確かにこのアルバム、聴き通した記憶なし・・・。途中で飽きて止めてたような気がする。そうしてこのアルバムを最後に彼の作品を聴く機会は少なくなったんだけど、映画「ズーランダー」を観ていたら突然ボウイが登場してびっくりした!

             ベン・スティラーの傑作コメディ

 ズーランダーとそのライバル、ハンセルが地下ランウェイ対決をするのだけれど、かかる曲はマイケルジャクソンの「ビリー・ジーン」て!そこはレッツ・ダンスでしょうが!まあ、ボウイが登場する一瞬にレッツダンス!とは流れるけどさ。

 ちなみにズーランダーは非常に面白いのでおすすめですよ。くだらないギャグのオンパレード。勢いで「2」もあります。完全に余談ですが、僕は「2」の、車に息子を乗せて運転しながら自撮りをしていたズーランダーがその直後に大クラッシュをするシーンで腹を抱えて笑いました。「zoolander carcrash」で検索すればそのシーン見られますのでぜひどうぞ。

 

 トレントはボウイのカバーもいいけれど、NINとしての仕事はどうなってるんですかね?なんか最近はアッティカス・ロスと二人でウォッチメンとかソウルフルワールドとかバードボックスとかサントラばっかりこなしているようだ。

             雰囲気としてはNINの「ゴウスツ」

   www.youtube.com

このサントラはアマゾンミュージックでも聴けるので最近は記事を書くときのBGMによくしています。トレントのサントラ仕事、僕も最初は「ソーシャルネットワーク」とか「ドラゴンタトゥーの女」とか逐一購入していたけれど、さすがにやめた。NIN早く出してください。

 

とりとめもなく書いた記事

kakuyomu.jp