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叙述トリックから殊能作品回顧

 前回の記事で「パワードスーツ」という小説について書き、叙述トリック(簡単に言えば記述上のどんでん返し)を予想したらその通りだったということでした。

 とか偉そうに言ってるけど僕そんなにたくさんミステリを読んだわけではないので、もっと世にはたくさん叙述トリック作品、例えば有名な折原一氏などがいるのですが、手付かずです。いつか読みたい。

 

 さて、僕にとっての叙述トリック作家はなんといっても殊能将之氏だ。まず何といっても一番感心したのがこちらの「ハサミ男」。

 映画化もされたけれど、観ていない。つうかどうやって映像化したのだろう

ハサミ男 (講談社文庫)

ハサミ男 (講談社文庫)

 

 著者の殊能将之氏は残念ながら故人です。

 美少女ばかりを狙い、その手口から「ハサミ男」と呼ばれた犯人。その犯人が次のターゲットを見つけ、血祭りにあげようとするが、少女は別の人間に殺されてしまう。そして自分に身に覚えがないのに「ハサミ男再び」と報道され、自ら犯人を捜すはめになる。

 これ以上多くは書きませんが、とにかくそのトリックに(叙述上の)気が付いた時の爽快な驚き!この本を読んでから僕は次から次へと殊能氏の作品を読んだものだ。彼の作品は何冊か出ているが、違う形での叙述トリックが使われたのがこちらの「鏡の中は日曜日」だ。

鏡の中は日曜日 (講談社文庫)

鏡の中は日曜日 (講談社文庫)

  • 作者:殊能 将之
  • 発売日: 2005/06/15
  • メディア: 文庫
 

  推理作家はその人独特のキャラクターを持っているじゃないですか。明智小五郎金田一耕助、ポワロ、ホームズ・・・なんか有名なキャラばかりだけれど、殊能氏も彼の作り上げたキャラ「石動戯作」がいる。

 ひょうひょうとした振る舞いで鮮やかに事件を解決する、どこか憎めない石動。そしてその頼りになる助手アントニオ。

 この話はかなり複雑に入り組んでいた記憶があるけれど、やっぱり「殊能作品おもしれえなあ!」と思わされたお話でした。石動(いするぎ、と読む)シリーズは他に「美濃牛」「黒い仏」「キマイラの新しい城」とある。

 その中で石動初登場作品「美濃牛」はえ!そんな殺され方!?と思ったが一応は金田一シリーズ的なテイストを保っており、ぐいぐいと読まされた記憶がある。

 

美濃牛 探偵石動シリーズ (講談社文庫)

美濃牛 探偵石動シリーズ (講談社文庫)

 

  その一方で「黒い仏」はもはや探偵小説の枠を超えてSFとなり、しまいにはH.P.ラブクラフトの「クトゥルフ神話」になるというとんでもない展開で、叙述トリックとは別の意味で衝撃を受けた。正直、リアリズムの中での探偵小説と思いっていたので途中から「おい、これ大丈夫か」とハラハラしながら読み進めた結果全然大丈夫じゃなかった!

黒い仏 探偵石動シリーズ (講談社文庫)

黒い仏 探偵石動シリーズ (講談社文庫)

 

  なんというか、昔、三池崇史氏の作品に「DEAD OR ARAIVE」というぶっ飛んだ映画があったのよ。それってクライマックス最後の10分くらいまではマフィアと刑事のクライムストーリーなんだけど、最後の最後での主人公と悪役の対決となり、腕がちぎれた主人公、突然背中の中からバズーカを取り出して現実描写を破壊!それに対して竹内力扮するマフィアの親分、かめはめ波を放って地球爆発!

 とにかく観客置いてきぼりの無茶苦茶な展開に爆笑したが、「黒い仏」も同様に本格ミステリを期待していたのに突然巨大なクモの化け物とかが出てきてズッコケた記憶あり。まあ、世にはいろいろな作品があるのですね。「キマイラの~」も輪廻転生とかになってもはや推理小説じゃなかった。犯人もそんなのアリ?という感じなのでした。

 

 と、ここまで書いてもう眠くなったので寝ます。まとまらなくてすみませんねえ。おやすみなさい。

 

なんだこの記事の終わり方

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叙述トリック意識して読み、小説「パワードスーツ」無感動

 ここ最近読んだ本。購入はすべてブックオフで、値段はどれも200円以下。

                「夏への扉」は家にあったものを再読

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 以下、ネタバレを含んだ簡単な感想をだらだら書いていきます。

 筒井康隆氏の「ハイデガー」は講演を採録したものらしい。ハイデガー、僕はもちろん読んだことない。同氏の作品「文学部唯野教授」で何度も出てきたし、この本もその流れから出たものだろうけれど、何が書いてあったかといえば一切覚えていない・・・。「モナドの領域」もある程度哲学的な要素を含んだものだった。もちろん氏の作品であるからして最後まですんなり読み通してしまった。神様(とわれわれが呼ぶ存在)がいろいろな人間に憑依して、最終的にテレビ出演し人間の質問に答え、世界のバランスを直した後、何事もなかったように日常が再開するという筒井氏ならではのストーリ運びだった。

 

 こちらは表紙とタイトルで直感的に購入した「パワードスーツ」

            実際このような派手な場面はない

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 この本はおせっかいだ。何故かというと、冒頭に「この本にはある仕掛けがあります」とわざわざ書いてあるのだ。

 こんなこと書いたら、ある程度小説好きの読者だったらああ、叙述トリックがあるんじゃないか、と勘繰ってしまうではないか。実際、そうだったし。だからその箇所にさしかかって僕は「ああ、やっぱりな」と思ってしまい、面白さ半減。

 叙述トリックとは、ミスリードともいわれたりしてるけど、要は小説という形式を生かして主観の移動や描写上のトリックで、「どんでん返し」といえばわかりやすいだろうか。つまり一人称で話を進め、任意で語り手をすり替えることで一見同一人物が語っているようで実は別人だったというような、ああ、だまされた!となる話ですね。

 僕こういうミステリを何冊も読んでいたのでさほど驚きもないまま読み終えてしまった。話の内容もなんだか中途半端だった。

 主人公はパワードスーツと呼ばれる、それを装着することで通常の何倍もの力を発揮できるスーツ(機械)のセールスマンであり、それを地方の医療機関や建設会社などを回って営業している。そんである営業先の都市で老人の連続失踪事件が起き、成り行き上、由香里という女性とその事件を追うことになる。この作品世界では国や社会は老人に対し非常に冷淡であり、政策的にも老人を切り捨てる「スリーノックダウン制」という制度が成り立っていた。そんな中、本社の部長がこのパワードスーツを軍事用にアップデートしたアーマードスーツなる製品を6体持ち出して行方不明だという連絡が入る。そうしてその部長はその赴任先の地方都市に潜伏していた。彼は老人をないがしろにするこの国の制度を見直させるために老人にアーマードスーツを着せてイージス艦を襲撃させようと計画していた。まずはスーツの性能を確かめるために警察署を語り手と一緒に襲撃するのだが、アーマードスーツは思った以上の威力があり、警察署を破壊し、死者も十人以上でる。僕はこの時点で主人公の行動原理に違和感をもって、あれ、これ語り手がいれかわってるんじゃないかな・・・と思ってしまった。案の定その通りだったんだけど、先入観のせいでそういう読み方をしてしまったんだな。

 それにしても老人にスーツを着せてイージス艦襲撃とかすごく面白そうなアイディアなのに、この話では実際にその場面はない。こっちのほうに物語を持っていけばよほど面白かった気がするんだけどなあ。登場人物の印象が薄く、誰が誰だかいまいちわからない印象で前半は盛り上がりなし。頑張って読んでいき、ようやく警察署襲撃で面白そうになってきたのにストーリーはむしろ叙述トリックのほうに力点が置かれた感じで進んでいく。ミステリなのか、SF活劇なのかどっちつかず。最後にパワードスーツ6体を相手に主人公が立ち向かう寸前で終劇。あらら。この続きを書けば盛り上がるのに、というところで物語が終わってしまった感、半端ない。

 

 僕が最初にこの叙述トリックを使った作品を読んだのは上述の筒井康隆氏の作品「ロートレック荘事件」だった。

 もう2~30年くらい前

ロートレック荘事件(新潮文庫)

ロートレック荘事件(新潮文庫)

 

  筒井氏といえばSFやスラップスティックがその作風だけれど、この作品はミステリ。このころは「富豪刑事」などミステリ系の作品をものしていた。富豪刑事って何故か主人公が女性になって映像化されてたけど、なんで?

 業界の事情があるのかね。プリンセストヨトミとかもそうだけどさ

第一話 富豪刑事の囮

第一話 富豪刑事の囮

  • 発売日: 2016/04/01
  • メディア: Prime Video
 

 「ロートレック荘事件」は帯に「映像化不可能」と書かれていたが、まさにそのとおりで、初めて読んだときは新鮮な驚きに包まれたっけ。すげえ、さすが筒井康隆!と感動したなあ。中編程度の長さなので、手軽に読めておすすめ。

 

 トリック考えるって大変だな。続きはまた後で

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紙ーラカンス、3億5千万年を経て僕が作る

            今よく聴いている曲

          さよならーバズーカー、うるさすぎて、静か

   

 そんでもってこのタイトルで最近僕のブログをご覧いただいている方は察しがつくでしょ。相変わらずペーパークラフトがマイブームの僕です。

 魚とかR2D2とか作っては飾ってます

 

そうしてここ数日、大作に挑戦しておりました。

                   あ、何かいるよ!

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 会社でペーパークラフトにハマっているという話をしていたら、「なるかみさん、シーラカンス作ってよ」という流れになり、そんなのタダであるんかいな、と思って検索したら、当たり前のようにありました。なぜ急にシーラカンスという単語が出てきたのだろう。どうやら「あつ森」とかで釣れるかららしいね。

 暇つぶしには事欠かないサイトです

creativepark.canon

ページ数にして8枚!パーツも細けえ!一日で完成させる気力が起きないので、しばらくダウンロードして印刷したはいいが、そのまま放置しておりました。

 そんでいよいよやるか、という気になりましてとうとう完成。では近くでご覧ください。

                    おらー

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過程を載せても面白くないかな、と考え完成品のみの披露ですが飽きないでね!

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 完成に要した時間は大体7~8時間だろうか。カッターでちまちま切り出し、速乾性木工用ボンドを楊枝の先につけて、塗り塗り、という作業を地道に繰り返し僕の目の前にその立体的な姿を現した紙製の古代魚はまあまあのデカさ。

              30センチくらいあんのよ

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 僕は小学生のころ神奈川県川崎市に住んでおり、父の友人がよみうりランドに勤めていた関係でよく入場券がタダで手に入りしょっちゅう遊びに連れて行ってもらっていた。そうして今はもうないのだけれど、当時はそこにある水族館が大きな楽しみの一つだった。

 銀色のドーム型の建物に入るとまずは磯部の生き物が展示されていて、水槽にはきらびやかなイソギンチャクやタツノオトシゴたちがのんびりしていた。通路反対側の、下をのぞく形の大きな水槽には、所狭しとアオウミガメがひしめいていた。

 そうしてらせん型の順路を上がっていくと水槽に様々な海の生き物が展示されており、暗幕を垂らした通路の向こうは深海の生き物たちの展示。じっと動くことのないタカアシガニが、低温にキープされた水槽の中に数匹いたのを覚えている。あれは幻想的だったなあ。

 そして最上階に当たる場所にシーラカンスのはく製が飾ってあったのだ。

                      生きた姿

www.youtube.com

 はく製はこの動画のように色が鮮やかでなく、生気を失っていたけれど、少年の常識を超えた大きさの異形の魚は、毎回見るたびに興奮させられたものだった。確かその場所では様々な土産が売っていたと思うけれど何か買った記憶はない。何が売っていたのだろう。

 そうして今度は順路を下ってゆくのだけれど今度は熱帯魚ゾーンとなり、小さな水槽が連続し、様々なきらびやかな魚たちが優雅に泳いでいたっけ。そうして徐々に展示はアマゾン方面へとシフトし、熱帯魚とは対極にある泥臭く、いかつい暗黒色の魚たちが現れる。南米の川魚たちは総じて大型で、どう猛な顔つきのものが多い。ピラニアの展示の前では「もしこの水槽に落ちたら、僕はあっという間に食われて骨になってしまうのだ」という想像を止めることができなかったっけ。

 そしてクライマックスには二メートル以上の大きさのピラルクが当時としては大きめの水槽に5~6匹、ワニと一緒に飼育されていた。今見てもあの魚は畏怖を僕に覚えさせるのだ。ああいう経験を少年時代に何度もしたおかげで博物学的な興味を今も僕は持ち続けているのだろう。

 

      さて再び紙製のシーラカンスを見てもらうよ!

            継ぎ目は致し方ありません。紙なので

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             この写真が一番よく撮れた

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 作製上の注意としてはですね、胴体よりも頭部やヒレのほうが手間がかかるということですかね。あと、台座が実は一番面倒だった。

   逆さに泳ぐスタイルを何かで見た          それでは、帰ります

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次に何を作るか見失ってる

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ツーピースバンド、どーん

 僕の大好きなバンド、スキッツォイドマンが、なんと2ピースバンドになった。

www.youtube.com

 ほぼ一般的に知られているないバンドだろうけれど、非常にいいバンドだ。僕は以前からこのバンドをことあるごとに推してきた。

 ただ、もう以前のトリオでのPVは封印したらしい。残念。

 もともとこのバンドはあらゆるジャンルを飲み込んだいわゆるミクスチャー的なアプローチで曲作りをしていた。それを担っていたのはギタリストの、地獄貴族であり、かなりのテクニシャンであるワンダー久道氏だ。 下はトリオ編成でのライヴ。ずっと観ていられるテンションの高さ。このライブを見て改めていいバンドだなあ、と思った。

           15分くらいしてやっと始まります。ぜひ見てねえ

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 メタルちっくなリフから曲が入り、サビですこーんと爽快感のある抜けの良い歌メロをぶち込んでくるのが彼ら(ワンダー氏)の曲の定型なのだ。そして中間部にはジャズのソロが入り、再び爆走ロックに戻るという力業を見せてくれる。

  名盤ですよ!

 そのサウンドの要であるワンダーが辞めちゃう!それぞれの事情があるのだろう。彼は去年こんな曲をソロで出している。

         曲はシティポップス調だが歌詞はスキッツォイドマン的

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 さて、残された二人、BのキャプテンKTとDrの紅さそり嬢は二人でこのバンドの看板を背負った。しかしもう以前のサウンドでバンドは続けられない。そうした中出た新曲が冒頭の「夢幻の霊柩車」であるわけ。

 それまでのミクスチャーサウンドから、ロック方面へと舵を切った(切らざるを得ないか)彼らの新曲はブラックサバスみたいな、今でいえばストーナーロック?

                   こちらはライヴ

www.youtube.com

 もっと多くの人に支持されてもいいと思うんだけどなー。再生回数が少なくて、なんだか悲しい。ゲームをやるだけで何十万回と再生されている人がいる一方で、一生懸命魂を削って演奏している彼らはもっと報われてもいい。みなさん、ぜひ観てください。

 

 そんで男女二人のツーピースバンドといえば、やっぱりこの人たちだよね、THE WHITE STRIPES。

                 この曲が一番好き。ナナナナナナナナ

   www.youtube.com

 ツェッペリンみたいなグニグニしたリフがたまらない。

 あとはこのライブもかっこよすぎ。ジャックの衣装がクール!ハットから無造作に飛び出た長髪が男前をさらに上げている。僕は彼が世界で一番イイ男だと思います。

  www.youtube.com

 ケミカルブラザースやビョークのプロモ監督でもおなじみのミシェル・ゴンドリーディレクションしたこのビデオは曲と見事に調和している。

            撮影にどれだけ手間をかけたのだろう

  www.youtube.com

 そしてやはり極めつけはこの曲のPVだろう。短いけれど内容は非常に濃いです。

             こういう作品を作れるセンスが欲しい

  www.youtube.com

 

 2ピースってイレギュラーだが、そこにバンドの工夫もあって、面白い。無理に音を厚くしようとはしないでそのスカスカな感じを逆手に取っているバンドもあれば、以前書いたベースとドラムのコンビであるデスフロムアバブ1979とかロイヤルハントみたいなゴリゴリのベースの音圧で攻めるバンドもいる。

       先日公開されたばかりの新曲。相変わらずのブリブリベースが心地よい

  www.youtube.com

 こちらのバンドに関しては以前熱く語りました。 

www.otominarukami.tokyo

 

 そうそう、ツーピースではないけれど、二十年位前にジョンスペンサーブルースエクスプロージョンを初めて知って「バンドってベースがいなくても成り立つんだ!」と目から鱗が落ちたことがあった。

               ベボーロム!ベボーロム!

  www.youtube.com

そしてこの曲が映画「ベイビードライバー」でかかった時の興奮!

               開始2分程でクールに鳴り響くぜ

   

 

 つうことでツーピースで思いつくまま書きました。

夜中の2時に何となく書きました。さあ寝よう

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エレファント・プラス

エレファント・プラス

 

 

激安キーボードで情報を発信しろ、僕!

現在僕がメインで使用しているパソコンは、8000円です。

 どんなパソかはこちらで先日書いた


ネットを見て、ブログを書くのには十分なスペック。ネットも快適だ。じゃなんでこんなに安いかというと、要は訳アリ商品だから。その訳とは、キーボードが無反応だということ。そこで、おまけでこのキーボードがついてきたというわけ。

                  うすくてちゃちぃ

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 そうしていざ実際に使ってみると、これがまあ使いづらいのだ。全然キーが戻らず、タイプミスの連続。ストレスがすごい。結局自前で買うしかないな・・・。

 

 つうことでネットで安いのを注文しようかなとも思ったんだけど、いやまて、多分ハードオフとかに行けば絶対にあるだろう、と踏んで行ってまいりました。すると、予想通りジャンクコーナーに1100円で中古品を発見。白のキーボードで、「静音」だという。おお、これこそ僕に買われるのを待っていた商品だ!と手に取ってレジに向かうと別のコーナーにこの箱が山積みになっているではないか。

                 10個くらいあった

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 もちろん新品。おぉ、これはぁ、もしかしてえーと思い、値札を見たところ

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660円て!やしい!やしい!

その場で手に持っていた1100円のやつを放り出し、こいつを即購入!そうしてすぐにセッティング!

           ラゾス(LAZO)とかいう聞いたことないメーカー

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 本当に動くか半信半疑だったけれど、USBにつないで認識したときは一安心。そうして使ってみると快適!作業効率アップ!

 つうことで激安パソコンと激安キーボードで安めの記事を書いている僕でありました。

 

 今日はこれでおしまい

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ぬいぐるみ大行進

 色々天井裏を整理していたら、昔娘のために買った大量のぬいぐるみが出てきた。

               いまさらどうする、これ

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                 どざざー。あらあらあらあら

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 これもう誰かにあげるしかないな。売ってもこんなの二束三文だしね。ぬいぐるみに関しては、僕一時期自分で作ったりしてたこともあった。

 結局極めることはできず


 そんで上記の写真のぬいぐるみたちはいわゆる二軍選手のようなもので、人にあげたり捨てたりしますが、そこそこの品質のものや値段の張ったものは捨てがたい。

 つうことで以下、ただそういうぬいぐるみをお見せする時間がすぎます。購入の基準は僕が気に入ったか、気に入らないかでした。だから実際娘が欲しがったものは一つもなし。でもそれなりに遊んでいたかな。

          これらが僕の中では一軍選手。娘の評価は知りませんが

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みず色のサルはポール・フランクというブランドがありまして、そこで1000円位で安売りしていたもの。赤ずきんちゃんはたしかコムサあたりで買ったんだろう。

    まだ日本で展開しているのかな      よく見るとオオカミのぬいぐるみを手に持っている

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 次はもうどういう経緯で入手したかわからないんだけど、SPITFIREGIRLというハンドメイドのぬいぐるみブランドの商品。ブランド名がかっこいいよね。多分、これ今欲しくても買えないでしょう。

              ぬいぐるみというよりかは、クッション

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 こんなにオシャレでかわいいが、ほとんど娘は見向きもしなかったと思います。親父の自己満足・・・。

ほぼ商品は売り切れてますが

 

 Tyという、アメリカのぬいぐるみブランドのシリーズ。色遣いや、くたくたの触感が心地よい良質の商品。

               今となってはこちらも入手困難

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 現在もこのブランドは展開されているんだけれど、なぜかぬいぐるみの目玉が異様にでかくて違和感あり。そこが人気があるようなのだが、僕はあまり気に入らない。まあ、おじやんが気に入るぬいぐるみってどうかと思うけどさ。

HPのムービーが、ファンタジックすぎて引く


 僕が買い集めていたものは「クラシックス」というくくりになるらしい。いちおう、見ますか。

                 魚のぬいぐるみって変化球

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                    鳥シリーズ

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             わりとこれは子供が気に入っていたおばけ

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 この赤牛はどっかの雑貨屋でピンと着て衝動買い。勝手にスペイン製だと思い込んでいたが、さっき見たら中国製だった。

             角に針金が入っていて、形を変えられるという

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 かように僕一時期たくさんぬいぐるみを自分のチョイスで買ってたんだなあ。娘のおもちゃはサッシー(というブランドがあります)ばっか買ってたし、しかもそれ全部自分のポケットマネー!

 そしてなにか独特のぬいぐるみがないかと色々探した挙句、ハンドメイド作家のサイトとかまで探すようになっていた。そこで購入したのがこちら。

               名前がついていたはずだけれど、失念

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手作りなので世界に一品しかありません。娘はこのぬいぐるみの名前を連呼してかわいがっていたような気もする。

         ボディのパーツはそれぞれ珍しいファブリック、お鼻は絵入りのボタン

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このあたりで、ぬいぐるみ購入熱も冷めたかな。アンダーカバーがぬいぐるみを出していて、それも買いたかったけれど、高くてあきらめたっけ。

 子供はいやがるだろう

VCD UNDERCOVER BEAR WHITE/BLACK

価格:13,200円
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感想(0件)

 

 あと、これ確かチュッパチャプスガシャポンで出てきたキャラ

         これ、すごいよね               後ろ姿が老人

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 名前がMiniチャックという。口が開いていて、チュッパチャプスが入るのにちょうどいい大きさなのだ。よくこれをマスコットにしたな。アイコン、これにしようかな。

 

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SFペーパークラフトの素晴らしき世界

 相変わらずペーパークラフトに凝っております。

 どのジャンルでもその道のエキスパートがいるように、このジャンルでもそれを極めている方がいらっしゃる。まあ、それは後述するとして、まずは今日作ったお手軽な、例のキュービークラフトから。

 例の、つってもわからない方もいると思います。 キュービークラフトに関してはこちらをどうぞ

  どーでもいークーイズ!

 さて僕がこれから作ろうとしているキャラは誰でしょう?あの超メジャーなSF映画のキャラクターですよ!みんなも予想しながら見て行こう!

           型紙をカッターで切り出し、差し込んで組み立てていくよ

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 折り目をきちんとつけておかないとうまく曲がらないので気を付けよう!

          これは後ろ姿。腕はこんなの。抽象的過ぎてわからないでしょ

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 いよいよ完成近づいたよ。さすがにここまでで分かった人はいないんじゃーないのかなぁ!でも、次のパーツでほぼバレるでしょう。それがこれだ!

 

 

 

              へへへ、どうも

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 さてぇー、SF映画好きのみんななら、もうわかったよね!それじゃあ、「せーの!」で一緒に名前を呼ぶよ!

 せーのぉ、

 

                ケイン!

 

                    ぐぇー、よ、呼んだ?

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 正解は、映画「エイリアン」の「チェストバスターに体を食い破られるケイン」でしたあ!

            よくこれを作ろうと思ったな。組み立てたけどさ

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 なんのことだかわからない人は今すぐにプライムで「エイリアン」を見るか、ツタヤに行ってレンタルして100回見てください。

 僕がエイリアンを観たのは中学一年生の時、初めてテレビで放映されたときだった。観たくて観たくて仕方がなかったのだが、一人で観るのは怖かったので小学校4年生だった弟にカンペンケースを与えて一緒に観てもらった。最弱。その当時はビデオもなかったのでテレビの前でラジカセをスタンバイし、このケインが胸をぶち破られるシーンだとか、機関士のブレットが襲われるシーンとかを録音して何度も再生してはあの恐ろしいシーンを想像していたものだ。ボンクラ!

 キュービークラフトにはかなりの数のキャラがラインナップされているが、これを見たときは思わず笑ってしまった。そして即印刷!組立て!ブログで公開!

                  くやしいです!って言ってるよ

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 さてここからは本格的なやつの話。魚とか車とか、今ネットには無数のクラフトが無料でダウンロードできるようになっているんだけれど、このサイトにはびっくりした。

uhu02.way-nifty.com

 まあ、ご覧いただければ分るんですが、とにかくものすごい精密なSFキャラのオンパレード。おいそれと手を出せないレベルのものが山ほどあり、創作意欲が逆に削がれるレベル。どんだけ作るのに時間がかかるんだ。型紙の枚数が何枚もあって、かなりの気合と時間が必要。僕には無理かな・・・。

 

 あともうひと方、やはりSF系のペーパークラフトの人がいらっしゃってそちらがこれ。


 こちらのサイトにも魅力的なキャラがラインナップされているのだが、最初のサイトに比べると難易度がやや低め。しかも中には簡単に作れるものもある。そして僕がすぐに食いついたのがこれだ!

                    正直度90%

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 今や最も注目される映画作家クリストファー・ノーランの大傑作SF映画インターステラー」のTARS!目の付け所がいい!

www.youtube.com

シンプルでいて、カッコイイ、それがこの映画のTARSとCASEの二体。

         ダウンロードはTARSのみですが、作者はCASEもつくってました

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きちんと可動部分が考えられていて、水の惑星での回転シーンも再現できる!

           アメリアを救え!(実際救ったのはCASEだけど)

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 長方形の組み合わせだけでできているので、簡単に作れました。TARSのフィギアなんてないから(レゴにはあるみたい)、かなりレア!ちなみに海外でこのTARSを自作してコスプレしているおっさんがいました。友達になりたい!

                     どういう情熱?!

www.youtube.com

このサイトにはSW系のビークルもたくさんあるのだけれど、やはりそちらも中々手が出ない。すぐに組み立てられるこれとかどうですか。

              バックトゥザフューチャーのデロリアン

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     最後にポップアップカードが充実していたので一つ作ったよ。

            この折りたたんである紙をひろげるとぉ

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               X-ウィング!

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 毎日こんなの作ってますよ

kakuyomu.jp