娘と江戸東京博物館にやってきて、本来なら楽しい時間を過ごすはずがブーツのソールが両足とも剥がれるというまったくもって信じられぬアクシデントに見舞われた僕。
歩いていたら突如取れた。何人かに見られて恥。とりあえず靴紐で応急処置
とはいえ、娘にはほとんどその危機感は伝わらず、熱心に色々と見学しているのであった。江戸城や江戸の町のミニチュアがかなり精巧に再現されていて、いつまで経っても見飽きることが無い。よくできてるなあ。
すぐそばのミニチュアを何故か双眼鏡で見るという不思議な観覧法
双眼鏡を覗いた先ではさまざまな人々の人生を垣間見ることができるのだ
これだけで小一時間過ごせてしまいそうだ。だがさすが連休中日、少しずつ混雑してきたので他の方に双眼鏡を譲る。展示内容的に海外の方が多い。
そうそう、娘は映画「リメンバー・ミー」にドハマりして以来、スペイン語に興味を持っているのだ。だから最近NHKのスペイン語講座とかを熱心に視聴している。そんで突然スペイン語とかで話しかけられてびっくりするのだ。その娘、外国人観光客が多い中で耳ざとく「あ、さっきの人スペイン語話してた!」などと展示と全く関係ないところに感動していた。今の将来の目標は翻訳家だそうです。
江戸時代のものを色々と体験できるコーナーも充実。殿様気分で駕籠に乗ったり、25キロもある肥え桶を担いだりすることも出来ます。
結構居心地いいね これ絶対ぶちまけたことあったろうな
何故か布で再現された「松の廊下」が展示されているんだけど、ひらひらと動くそのの動きがこちらの気分を相当不安定にさせる。
何故布にしたのか。下手すりゃ酔って「オエー」とかなりそう
さてこの後も数多くの資料が展示され、菱垣廻船や長屋とかも実物大のものがあったんだけど、目下の僕の関心が靴底に集中し、気もそぞろでほとんど写真を撮りませんでした。娘はキンドルで一生懸命説明やらを撮影してた。
江戸ゾーンで結構な時間がかかって、やっとのことで明治ゾーンへ突入。当時の色々な乗り物に乗れます。
凌雲閣も再現されてた
さて、九時半に入場してこの時点で午後一時半!靴底デッド&疲労&空腹でこれにて退館。両国駅のそばにあるレストラン施設に入る。
いくつかの店が軒を連ねるその中心には土俵。僕らはリーズナブルな「源ちゃん」という店で食べました
さて腹もくちたところで、次の目的地浅草に移動。しかし僕の頭の中は靴のことで一杯。僕がとるべき道は次の二択だ。
1 瞬間接着剤を購入し、ソールを何とか元通りに貼り付ける
2 新たな靴を購入
「1」を選択すると接着剤が上手く機能しないリスクがある。雨で道はびちゃびちゃだ。そもそもどこで買う?コンビニか?売ってるのかね?あまり良い選択とも思えないので必然的に「2」となるのだが、どこで何を買うかね。
まさかいきなり靴を買う羽目になるとは・・・。GUとかで激安のスニーカーでも買うか?でも浅草にGUとかあるのか?そうだ、むしろ商店街が沢山あるから昔ながらの靴屋とかでやっすい紳士靴でも買うか・・・と靴をパコパコと鳴らしながら浅草へと突入。昔ながらの靴屋を探しながら歩いていると、突然店先に並んだスニーカーたちを発見!
あ!おとうさん、靴売ってるよ
おお!地獄で仏!千円くらいで買えないかな・・・そんなの無いかと思いふと値札を見るとなんと620円! やす!やす!やす!
浅草でスニーカーを620円で売っている店はこちらです
こんなん買うしかないでしょ。なんとおあつらえ向きにロヂャースがあったことか。色は一番ビビッドな赤をチョイス!
おとうさん、じゃこれレジに持っていこう。なんだかものすごく軽いよ
レジで「税込み620円です」と言われたとき、思わず「やっしー!」と声が出た。ロヂャースすげえ!その場で値札を切り取ってもらう。そうしてこんな素敵な袋に入れてもらう。
ロヂャース最高!
さてこのナイキのフライニットのパチモンみたいなスニーカーを、早速往来で履き替えるぜ!まずは今までの靴の状態を確認。
おとうさん、よくこんなので歩いてたね
人がジロジロ見るのも気にせず、新たなスニーカーを履いてご機嫌なじゅらくおじさん。サイズもぴったり。何より軽い!素材はいったい何なんだ?!
色を赤にして正解
ちなみに新たに購入したこの素敵なスニーカーのブランドは「アタデュラ」でした。
聞いたことねえ。これから流行らせるしかない
さてソール問題も解決したことだし、次の目的地へ向かうよ!
つづく
読んでよ