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スカボロー・フェアの思いで

 世界的に有名なアーティストがいるじゃないですか。

 そういう人なりグループって当然世界中にファンがいて、彼らはそれ相当の思い入れを持ってそのアーティストに向き合っている。だから、そう言う人から見ればそのアーティストの有名な曲しか知らないのに語ってみたり、○○いいよねーなんて言っている人をみたら「にわか」「よく知りもしないくせに」「オレの方がよっぽど思い入れがある」などと複雑な思いを抱く方がいるでしょう。

 

 僕だって自分の好きなアーティストについてよく知らないで言ったり書いたりしているのを見れば多少はそう思いますよ。

 でもそんなのは大いなる勘違いであって、いい曲は誰が聴いてもいい曲。まあ、昔ツェッペリンの再結成に某女優がロンドンまで当時の恋人にくっついて最前列で見たなんて話はさすがにどうかと思うけど。

 

 さて予防線を張ったところで僕が好きな有名アーティストの有名な曲について語りますよ!

 僕が中学生の時、ソニーだったろうか、何かの製品のCMでサイモン&ガーファンクル「スカボローフェア」が流れた。

    

 

 木に鳥が巣を作る様子を表したシンプルなアニメーションをバックにこの曲が流れたのだ。

「うおなんだこの曲は」

と厨房の僕は思ったのだ。僕は小学生高学年でYMOを聴きまくって中学でニューロマンティックを中心としたイギリスのアーティストを聴いていたのだけれど、きちんとこういう曲に反応するアンテナも持っていたのだなあ。

 僕は早速近所のレコード屋へ行って例のイラストが書かれたシングルレコードを購入し、聞きまくってた。

 まさにこれ!持っている!

スカボロー・フェア [EPレコード 7inch]

スカボロー・フェア [EPレコード 7inch]

 

  B面は「早く家へ帰りたい」だったっけ。どちらも名曲なんだけど、やはりスカボロー・フェアの叙情性には打たれた。

 

 そうそう、当時の僕は歌詞カードを見て覚えるという習性があって、デュランデュランやジャパン、ジャーニー、スティクスなどの曲の結構な数を覚えていたものだ。よく考えてみるとすごいな、僕。その記憶って今でもきちんと残っていてすぐに歌える。

 たとえば、デュランデュランの「セイヴ・ア・プレイヤー」の歌い出しは

You saw me standing by the wall corner of the mainstreetだし、(調べず書いてますよ)

                    ご確認ください

    

 

      Here we stand worlds apart harts broiking in too

 はセパレイトウェイズ(これはおそらくスペルとか単語が間違っているかな)だし、

              ヒアリングしたらなんかちょっと違った

     

 

ミスター・ロボットの歌い出しは

DOMO ARIGATO MR ROBOT~You wonderuing who I am machine or manucanだし(マヌカンのスペルが怪しい)、

                   キルロイ ワズ ヒア

      

 当時大ヒットしていたホイ三兄弟の香港ギャグ映画「ミスターBoo!」

「ギャンブル大将」の歌い出しはワイレェンツァンマットハツァイエイチンサイ!だ(これは小6の時に暗記した)。

                    なんだこの絵ヅラ

     

だいぶ遠回りをしたけれども、やはりこのスカボローフェアの歌詞も覚えたのです。

 アーユーゴイントゥスカーボローフェー

 パセリ、セージ、ローズマリーアンドタイム

 リメンバーミーツーワンフーリブスゼア

 シーワンスワズアトゥルーラブオブマイン

 

非常にメッセージ性の強い歌詞だけれども、当時の僕はそんなことはよくわからないまま風呂で大声で歌っていたっけ。でも今英語がペラペラなわけじゃないです。

 ちなみにこれが初めてのサイモン&ガーファンクルではなかった。

 

そんで明日に架ける橋

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