相変わらず埼玉県立自然の博物館で遊んでいます。
昨日は入口のメガロドンとその他の動物シリーズでしたが、今日もその続き。昔海だったこの辺りからは、さまざなま動物の化石が発見され、それを復元した展示が充実。
チチブサワラというマグロチックな魚が我が物顔。スイスイと縦横無尽に泳ぎまくって、観覧者に迷惑かけまくり。
おらーどけどけー!
おい!おい!おい!おい!
竹中直人風に野太い声でサワラを呼び止め、ロマンポルシェ。にも負けず劣らずの説教を繰り広げる僕。
自分だけが生きてると思うなよ!
すいやせん、以後きをつけます
分かればいいんだ、分かれば。
サワラの説得にも成功し気分のよい50男。お、次の展示はなんだ?古代の曠野か?
メタセコイアの化石なんだって。かなり大きな木だったんだね!
しかし、その時多くの動物の恨みを買った挙句、ゾンビと化した父親が迫る!
あー、うー
ちなみに、タイプはオールドスクールなロメロゾンビ。
きゃあ、誰か助けて!
「おいおい、君ら、博物館でふざけすぎじゃあないかな、もし。」
「なんだと、象のホネのクセに!漱石の『坊ちゃん』に出てくる旧制中学の学生の口調を真似していることを、こちとらお見通しなんだからな!」
もはや説教ゾンビ
「おとうさん、お説教ばっかりしないでよ、わたし疲れちゃったよ」
「こらこら、お嬢ちゃん、そんなところに倒れ込んじゃあ、ダメだよ」
「うるさい!ホネのクセに!私だって言いたいことはいくらだってあるんだから!」
説教ゾンビ感染
あはは、わたしやっぱりおとうさんの子だったことを再認識したよ
この後僕は向田邦子の『字のないはがき』に出てくる父親のごとく娘の肩を抱き、おいおいと号泣!周囲の人が奇異の目で見ていました。
こちらは昔の木だったっけな?とにかく太い。
とにかく、のぼる輩が後を絶たなかったからなのであろうか、数枚こちらが貼られていました。
こちらは様々な鉱石が展示してあるコーナー。いくつかの物は磁力を帯びており、備え付けの磁石でそれを感じ取ることができる。磁鉄鉱などはかなり吸い付きが強かった。
埼玉県のゆるキャラ、「コバトン」が誘っている。コイツも後で説教します
さてその後ろには何やら近未来的なヘッドセットがある。あ!これVRゴーグルじゃあないか!
「うわーなにこれ!すごいよ!おとうさん。上を見るとドローンが飛んでるよ!」
VRゴーグルというと、僕は真っ先にこのケン・イシイの名曲のPVを思い浮かべる。
今聴いても色あせない
おーし!お父さんも初VR体験してみマース。エクストラ!
ドンツードンツードンツードンツー(テクノの四つ打ち)
うわーすごい、なんだこれ!
僕はいま長瀞の石畳の上を自在に浮かんでいる。真上を見ると何故かドローンが見える。うぇぇ、ちょっと気持ち悪い。いやあ、でも思った以上にVRゴーグルってすごいね。あと数年したら僕の家にもあるだろうか。
まだまだ続くよ