以前から愛読しているWEBマンガ、「独身OLのすべて」の勢いがすごい。もともと面白かったのだが、最近はさらに切れ味が増している感じ。
ぜひ一気読みで!
初めてこの作品に出会ったのは「オモコロ」だった。
このサイト、あの当時すごい勢いを感じた
「独身OLのすべて」の魅力といえばまず、一見可愛い絵柄なのに、キャラクターがまあ毒を吐く吐く!このパターンの作品に僕は弱いのだ。例えば今でも大人気を誇る「サウスパーク」あたりはその最たるものだろう。
もう追いきれない
こちらは小学生が主人公だけれど、下ネタ全開、そしてなおかつ暴力的な表現が満載だ。人の命が鳥の羽より軽い。特に、ケニーといういつもパーカーをかぶったキャラクターは毎回何らかの形で死ぬんだけど、次の回には何事もなかったかのように登場する。
要はギャップの面白さなのかな。
以下、ギャップの妙で僕が心惹かれるものを寄り道ですが挙げます。
BANDMAIDはメイド服に身を包んだ女の子達がゴリゴリのメタルを演奏するというギャップが彼女たちのイメージを際立たせている。
すごいねMISAのベースプレイ
今度公開される映画「ハッピータイムマーダース」だって過度に人形がエログロを表現する。
そうして僕の書いた小説(強引にこちらに持ってきてすいませんねえ)も文学好きのメガネっ娘がバカテクでメタリカを弾きこなす。僕に限らず、人はこのギャップの意外性にやられるのだろう。
どさくさまぎれ
まあ「独身OL」にはサウスパークみたいなバイオレント要素は少なめだけれど(ぶん殴ったりはしょっちゅう)、ギャグの破壊力やストーリー運びの勢いが凄まじいのだ。
ようやく漫画の紹介。なんとなく冴えないアラサー独身OLであるタマ子、ノブ子、マユ子の三人組が主人公だ。
こちらを読んでついてきてください
作者のまずりんさんは主人公の彼女たちと同年代なのだろう。だからアラサーOLあるある、そしてそこからの共感といった部分がこの作品の中核をなしている。ただ、それだけなら凡百のWEBマンガで終わってしまっただろう。そもそも本人もこれほど人気が出て連載が続くとは思っていなかったらしい。
僕が思うに、マニアックなギャグをうまくぶち込んで消化するセンスの良さがここまでこの作品をメジャーにしたのではないか。
事実、僕はそういう部分に一番惹かれるのだ。
特にスゲエなと思ったのは会社対抗運動会の回で、ノブ子が相手を眠らせる秘策としてモンゴルの「ホーミー」という低音と高音を同時にだす歌唱法をぶちかまし「べぇーべぇーえべぇーべぇー」と延々唱えるというギャグだ。
確かこの巻だったかな?
この歳になって漫画で大笑いしたのは久しぶりだ。最近だと、こちら(以下のリンク)の話(2018年8月現在)も笑った。ゆるキャラ「はまどん」がビールをかっくらって、傍若無人な子供たちを蹴散らすというギャグがベタだけど素直に面白い。
現時点での最新話。ここから読んでも意味はわからないと思いますが
お読みいただけたでしょうか。また明日に続きます