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映画「ファイヤーフォックス」のブルーレイ買う

 いや、びっくりした。確変が起こりましたよ。昨日の夜8時から突然PVがググーっと伸びて、なんと2500PVとか行った!どうしたのだろう。はてなブログでピックアップされたのかな?スマートニュースとかに流れたのかな?原因が分からず、逆に不気味です・・・。誰か教えて!

 

 

 さて、通常運転に戻ります。

 夏休み、沢山の超大作映画が公開されている。ジュラシックワールドもミッションインポッシブルもインクレディブルも観に行きたいが、結局行かなさそう。いろいろハードルがありましてね・・・。でもいいや、アマゾン様がいるから。 

 

 そう、アマゾンプライムビデオのラインナップが加速度的に充実度を増している。

 いや、そもそも充実していたんだけれど、最近はとみにすごいなあと感じるのですよ。ちょっと例を挙げるとと「ラ・ラ・ランド」とか「エクスペンタブルズ」シリーズ全部とか、「ゴジラ」ギャレット・エドワース版に「シン・ゴジラ」、「パディントン」に「ルーパー」まである!そして個人的に嬉しかったのはリメイク版の「遊星からの物体X」までもが観られるようになっていることだった。あんまり見たいものがありすぎてどれから見ればいいやら困ってしまう。

 さらには週末ビデオナイトとかいってレンタル100円のシリーズもなかなか凄いし、期間限定の500円での販売シリーズも捨てがたい。特に今はリンチの「デューン」を500円でダウンロード購入するかどうか迷っているのです。ケチケチすんなよ!あとタランティーノの「ジャンゴ」とか、そのあたりも安いんだよねえ。そうそう、犬ケ島まですでに購入できる!こちらは2500円とまだ新品価格なんだけど、どうしましょう?ああ、もっとお金があればなあ!いや、他にもCDとか帽子とか買うものがあってどうしましょう?

 しみったれすぎだね。そんな中、やはりアマゾンの誘惑に負けてこちらの「ファイヤーフォックス」のブルーレイを買ってしまったのだった。だって900円で買えるというのだもの。

 2500円がさらに値下がり

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ファイヤーフォックス [Blu-ray]

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 この映画、僕中学生くらいの時に劇場に観に行ったんだよね。突然この映画TVCMが流れた時は感動した。

                  やけに長いんだけど

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 海上を猛スピードで飛翔するファイヤーフォックスの姿があまりにカッコよくて(機が通りすぎたあとに、二列の水柱がババババ!と激しく立つ)、絶対観に行くぞと誓った。その後、テレビでも何度も放映され、ビデオにとって何回も見たこの映画のブルーレイが900円。美しい映像であの頃の記憶を呼び覚まそうと、僕は思い出を買うつもりでポチったのだった。

 

 簡単にストーリーを紹介すると、1980年代冷戦期、ソ連が恐るべき性能をもつ戦闘機を開発した。コードネームはファイヤーフォックス。この機が実戦配備されれば東西の軍事バランスが崩れるのは必至!そこでアメリカは大胆にもこの戦闘機を盗む計画を立てた。そしてロシア語が堪能でテストパイロットとも体格が似ているガント(イーストウッド)に白羽の矢が立ったのである。

 ガントは非常に優秀なパイロットであったが、ヴェトナム戦争で捕虜になった際に爆発に巻き込まれて死んだ女の子の姿が目に焼きついてしまい、それ以来ことあるごとにその姿が脳裏に浮かび、ショック状態になってしまうというリスクを抱えていた。

 彼は仕方なくその任務を引き受け、ソ連工作員全員死亡と引き換えに機の略奪に成功する。彼の跡を追って2号機がやってくるが辛くも撃墜し、映画は幕を閉じる。

 

 ちなみにこの映画、前半はスパイ映画、後半は戦闘機映画と全然カラーの違う内容になっている。ほぼソ連でのシーンは暗闇であり、それに対して空中戦シーンは全て青空の下で展開されその明るさの対比も印象的だ。

 そしてやはり圧巻はファイヤーフォックスの美しいメタリックな機体が太陽光を浴びて鈍く光りながら飛行するそのシーンだ。

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スター・ウォーズEP4のクライマックスで、デススター突撃シーンを作り上げたジョン・ダイクストラ入魂の特撮は今見ても十分見ごたえがある。特に後半の2号機との空中戦は宇宙空間で戦うXウィングとはまた違った魅力があった。

            こちらはゲーム動画ですけど

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 ダイクストラはデススターの側溝を猛スピードで飛ぶシーンを迫力ある映像で僕らに観せてくれたが、同様のシーンがこの映画にもある。氷原にそびえる山脈の中の谷間を両機がドッグチェイスを繰り広げるのだが、それがまんまデススターのシーンと重なるのだ。こういう狭い場所をフルスピードで飛ぶ絵というのはその後も様々な映画でパクられてきた。インディペンデンス・デイとかでも同じようなシーンあったし、本家SWのエピソード6でも再びデススター2号に突入して縦横無尽にファルコン号が飛び回るというセルフパロディにも似た場面もあった。狭い場所を猛スピードで飛ぶというシーンは無条件で血湧き肉躍るもの!

 更にはこの映画、実物大の機体まで作られていた。さすがに飛びはしないものの、それなりに滑走をするのだ!

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 中坊だった僕はあまりにこの映画の後半特撮シーンの出来がかっこよかったので、夏休みをほぼ全部使って同じようなストーリーの漫画を32ページ描きあげてしまった!なにやってんだ。ソ連のプラチナを盗んだアメリカの飛行士がF15で逃げるというまんまこの映画と同じプロットの作品で、F15とミグ機が戦うというシーンをノリノリで描いた覚えがある。あのころは漫画家になりたいなどというそれこそ中二病全開の夢を持っていたものだ。そうしてその作品を少年サンデーのコンテストに送った。すると一次選考の130作品くらいの中に僕の作品が入っているではないか!

 ものすごく嬉しかったが、当然二次選考では落選。ちょうどそのころって確か島本和彦氏が大阪でアオイホノオの焔燃(ホノオモユル)としてサンデーにデビューする頃ではなかったか。レベルが違いすぎたよ。それにしてもあの僕の10代の恥ずかしい魂がこもった原稿ってどうなったんですかね。多分捨てられたんだろうね。

 

そうして数十年経っても同じようなことしてる僕がいて

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