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栃木へぶらっとプチトリップ/大谷・ろまんちっく村

 さて娘と2人、トチギの大谷というところで観光中。

観光スポットしてはかなり充実

www.oya909.co.jp

 

 気温12度という坑内を出たそこは気温35度近い猛暑。入口そばにはおしゃれなカフェが併設されております。寄らなかったけど。

        あと右の写真はまるで映画「カウボーイ&エイリアン」のようだ

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 カフェの下のガレージに置いてあったカッコいいカート。これ、欲しいよ!

                          ただ、乗る場所は、ない

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実はここにも行きたかったのだけれど、少々離れているので面倒なのと、道が混んでいたのと、暑さで断念。

           巨大建築は魅力。高崎観音とどちらが大きいのだろうか?

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 帰る道すがら、ユニークなお地蔵様を発見。おそらく、これに注目する人、今日は僕ひとりだったに違いない。

          ちゃんと御供物はあるので毎日面倒を見る人はいるのだろう

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           いまいち顔の判別もつかない。でもそれなりにいい味

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 さて道すがら、少し規模の大きい道の駅「栃木ろまんちっく村」へ寄ってみる。

一瞬遊園地のような感じがするが・・・昔入園料でもとっていたのだろうか?ロマンチック感ゼロ!

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地方特有の施設に漂う空気感が充満している。僕、しょっちゅうこの空気吸ってます。

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 作っている店内は涼しいが僕らの座る席は異常に暑いという場所で、とちおとめ(栃木いちごのブランド名)から作られたソフトクリーム350万円を注文。なぜこういうところのソフトはこんなにも高いのか。おいしいけどね。

                長時間の運転にはアイスが最高

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 汗ダラダラでソフトを舐めていたら「チョー暑い!我慢できない」という女子の声がする。見ると、この酷暑の中、大正浪漫のようなコンセプトのコスプレをした方々が数人。あと、銀河鉄道999の車掌さんみたいな格好をした女の子もいた。着物なのになぜかカラコンをしていたが、どういうことなのだろう。まあいいか。

 

 こういう趣味もなかなか大変ですな。で、その人たちがふうふう言いながら席に座っていたら、三脚カメラを持ったおじさん(ひょっとしたら若いのかもしれない)が彼女たちに話しかけ、どこで撮影をするのか、というようなことを聞いている。

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 彼女たちは明らかに迷惑そうで、「わたしたちはしりませんけどぉ、なんか、噴水のところでとるみたいですよぉ」などとぞんざいに対応していた。

 

 あなたたちを撮影してもいいですかオーラをガンガン漂わせながら話しかける彼のアクティヴさを称えたい。

 そういえば、大学生の時、同じクラスの高田くん(仮名)はふだんおとなしそうにみえて、一方ではあるクラスの女の子に猛アタックをかけており、女子に「アクティヴ高田」というあだ名を頂戴していたが、彼は今頃どこで、どうしているのだろう。

 

   噴水方面に行ってみると、突然馬がいた。それも、二頭。 

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 茶色のポニーのそばにいた3歳くらいの女の子がちょっとしたポニーの動きに仰天し、号泣していたが、ポニーはどこ吹く風と行った様子で泰然自若としている。僕も常にこうありたいと思いつつ、そうはなかなか行かない難しさよ。

 

      噴水。盆踊りのお知らせ。  ・・・真夏の栃木の午後は、時間が止まっているようだ

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 イベントテントの下では地元の吹奏楽団がミニコンサートを開いていた。僕も昔、こういう楽団に所属してトロンボーンを吹いていたっけ。ちなみに、演奏している曲は西城秀樹の「ヤングマン」。中央のアメリカチックな衣装を着た方がこの猛暑の中、デヴィッド・カヴァーデールのようなカツラをかぶって熱唱していたが、歌唱力はゼロに近かった。

         きっと他に歌い手がいなかったんだろう

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 ノリの悪い観客を前に絶唱気味の彼を横目で見つつ移動すると、今はもう子供を乗せることもないであろうと思われる遊具が真夏の金の油を浴びながら、ひっそりと佇んでいる

 

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   アンパンマンの乗り口は鎖で固く閉ざされている。

  何のために、生まれ、生きているのかわからない、そんなのはいーやだ!

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 少し、ほんの少し悲しくなったので雑多な感じのする土産ショップへと入る。超涼しい。しばらくここで時間を潰そうよ。

              「あおぞら館」という名前です

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「ようこそあおぞら館へ。ここにはさまざまな拷問器具が揃っているから、ぜひお土産に買っていってね。僕の名前はスケアクロウだよ。バットマンと戦ったこともあるんだよ。あと、内緒でクスリもあるよ、ほら」

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 その途端、袖からヘンなクスリをかけられた僕らはバッド・トリップ!トチギの罠にはまってしまった!「拷問器具!拷問器具!」とうわごとのようにつぶやきながら、ゾンビのつもりになって店を五周したところでようやく正気に戻りました。

 ふと気づくと、小6くらいの女の子たちの集団がいて、少々こまっしゃくれた感じの女の子がこんなことを話していた。

「〇〇ちゃん、勝手に自分でこれ選んで買いに行っちゃったんだよー。しかもさ、××ちゃん連れて」

「ええー、ホント?××ちゃん、〇〇ちゃんのこと嫌がってたのにねぇ」

 すでに将来の人間関係のこじれを予見するような会話をしている。僕の娘もあと少ししたら、こういう会話に巻き込まれるのだろうか。

 

       あ!拷問器具を発見!

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 傘でした。

 買うかどうか、さんざ迷った挙句、自分の年齢と社会的地位を考慮し、却下となったことをここに報告いたします。大した地位じゃないけどさ。

 

まだまだ初日

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