音楽と本

僕のカルチャーセレクトショップ

TOOL 「OPIATE」「UNDERTOW」とか

 TOOLの異様な世界観に取り憑かれた僕は、すぐに過去の作品を揃えた。一作目のこちら(EP扱い?)「OPIATE」はまだその個性を確立してはおらず、荒削りなオルタナバンドといった趣だ。

まあ十分ヘンなジャケットだけど

Opiate

Opiate

 

 ちなみにメシュガーが世に出てきたとき、僕はなんだよ、TOOLのパクリじゃない?と思ったものだ。

 だってほら、こっちのキャラもお祈りしてるじゃない

ObZen

ObZen

 

 実際、メシュガーは彼ら独自の音「ジェント」(ビンビンと鳴る極限的なギターサウンド)で彼ら独自の地平を切り開き、フォロワーを生んだわけですが。

 

 ただ、正直僕はメシュガーにはそんなに魅力を感じることができません。いいんだけどね、なんか飽きちゃうんでうよ。一方TOOLにはそういうところはないんだな(個人の感想です)。

 

 ちなみにこのOPIATEからのプロモがこれだというのがなんとも言えない。後のあのおどろおどろしさはかけらもなく、ただ反抗的精神(おちゃらけ?)に溢れているだけ。

              ディープ・パープルの同名の曲に比べ全然爽やかさなし!

       www.youtube.com

 

 そしてこちらのUNDERTOWで彼らはいよいよその本領を発揮し始めたのでした。

UNDERTOW

UNDERTOW

 

 

  このアルバムの代表曲といえばやはりこちらでしょう。昨日も貼りましたが、曲といい、ビデオといい、TOOLのイメージは既に確立されている。すごい。

     

         そしてももう一曲。シラフって意味だよ。このビデオもすごいね

    www.youtube.com

 まだこのアルバムはメタルっぽさがあって、なんとわずかだけれどツーバスがどこどこ言ってスピードメタルみたいになる曲もあるのだ!で、昨日の「AENIMA」に至るわけだけれど、そこで大ブレイクして以来、今日まで出たアルバムやDVD等って数えるくらいしかないんだよう。

          これで僕の持っているTOOL関係は全部です

      f:id:otominarukami:20180721174758j:plain

 

 寡作なバンドだけれど、TOOLはアルバムジャケットのアートワークを徹底的に作り込むことによってアルバムを「所有する」喜びを満たしてくれる。

 まずはこちらの「AENIMA」アルバム。このアルバムから過剰な装飾に凝りだした。この写真からはよくわかりませんが、このジャケット、いわゆる「レンチキュラー」(この名前を調べるのに無茶苦茶検索した)という見る角度によって見え方が違う加工がなされている。だからこのジャケットを左右に動かすと、中央の光が発光しているように、また沢山の目玉が動いているように見えるのだ!

 

          f:id:otominarukami:20180721174811j:plain

 

  このジャケットがこのPVの冒頭に出てくるのです。基本、TOOLのビデオは気色悪いので、こういうものに耐性がない方にとって、見るにはある意味勇気が必要ですね。

    www.youtube.com

 

明日はこれ以降の各ジャケットのアートワークをご紹介しますよ

kakuyomu.jp