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二条河原ならぬ近所の公園の落書

 二条河原の落書(らくしょ)ってご存知ですか。日本史を学んだ方ならああ、そんなのあったかもということもあると思います。この文言で始まるやつですよ。

            

           「この頃みやこにはやるもの」

 

 室町時代直前、建武新政直後に都で人知れず掲げられ、評判になったというもの。当時の政治に対する不満が五七調でつらつらと書かれた落書です。

 

二条河原の落書 - Wikipedia

 

 数年前、僕も現代の落書を発見したよ。つってもこちらは正真正銘のどうでもいい、いわゆる「らくがき」だけれど。まだ上の子が本当に小さい頃連れて行った公園でのことだ。

 そこは初めて行った公園なので結構楽しかった。ひとしきり遊ばせて帰り際、コンクリートの廃材で作ったトンネルがあり、そこになにやら書いてあるよ。

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              近くに寄ってみるよ

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         「年金はもらえなくなる」

 

 ええ!そうなの!?せっかくの楽しい子供との休日に冷や水を浴びせられたよ。妙に達筆なところが気になる。普通公園の落書きってもっと猥雑なものとかなのに、世相を反映しているのだろうか。いったい誰がこのようなところに、なんの目的で書いたのだろうか。

 そしてすぐそばにはもうひとつあったよ。

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 ケイサツはイラクへは行かないと思うぞ。

「ケイサツ」とカタカナ書きなのはおそらく警察という漢字がわからなかったと思われる。
 最初の年金ラクガキと次のケイサツラクガキ、筆跡が違うので別人が書いたと思われる。いや、同じか?

 この落書きを発見したのはもう8年くらい前だろう。ひょっとして今もひっそりとあの公園にこの筆跡を残しているのだろうか。まあわざわざ確かめに行く気は毛頭ないけれど、いろいろなことが世の中あるな。

 

 今日はこれだけです。そのうち大量原稿発表の予定があります

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