見ねばならぬと思いつつ、中々見る機会がなかった『バーフバリ伝説誕生』、ついに観ましたよ!これで僕も晴れてマシュマヒティ王国民だ!
バーフバリ!バーフバリ!ネタバレ注意!バーフバリ!
少し前、各方面でかなり盛り上がったこの映画、僕が興味を持ったのは、僕の好きなこのWEB漫画『独身OLのすべて』でかなり推していたからだ。
インド映画を詳しい人から見れば僕なんかニワカに過ぎないが、二十年以上前に見た、日本でもバーフバリ同様に大ブームとなった『ムトゥ:踊るマハラジャ』と基本構成同じだった。
これも劇場に観に行ったなー
自分が高貴な生まれで(つうか王様)、しかも高い能力を持つことに気づかない、イイ男なのかどうか日本人的感覚では測り兼ねる主人公が、突然インドの典型的美人であるぽっちゃり女性と恋に落ち、突然絢爛豪華なセットとカット割りで歌いだす!
バーフバリはもちろん現代インド映画としてCGをふんだんに使用し、迫力もアップデートされているが、こういう伝統は変わっていなかった。
そして、世界観(わかりやすい勧善懲悪)、スケールのデカさも両作品は共通している。主役の人がなんと親父の役を二役でこなし、実の息子の役を演じるという使い回し。だから、いきおい歴史スペクタクルになる。
ムトゥの時はまだそれほどでもなかったが、このバーフバリにいたっては、途中までは息子の成長物語だったのに、その素性が発覚するやいなや、奴隷剣士カッタッパ(名前がイイ!)の語りが始まると、何といつの間にか別のストーリーになっている!
つまりいかに父王バーフバリが偉大だったかを蛮族との戦い(敵の描写、映画『300』のペルシャ軍なみの扱い)を通して描き出すのだ。まあ、上記のYOUTUBEの映像を見れば大体わかるんですけどね。
とにかく延々大軍勢の戦いを見せられるが、かなりわかりやすくまとめられているので混乱はしない。マット・デイモンの『グレートチャイナウォール』なんて酷かったもんね。
そうしてやはりバーフバリが強い。オヤジも息子もとにかく怪力。そして少々の切り傷などヘイチャラ。戦いの前に神に血を捧げるため、手のひらをスゥッーっと刀で切ってそのほとばしる血を神様の像にかけるんだけど、結構な出血ですよ!剣を握るのに支障が出るレベルの傷だと思うんですけど、そんなの関係ねえ!
こんな無敵キャラ、セガール以外初めて見たよ。
そうして民を助けながら戦ったバーフバリが見事王になるんだけど、息子バーフバリが
「それほど強い男がなぜ死んだ」
と問うと、カッタッパは
「私が裏切った!」
と衝撃の告白。というか、上の総集編に全て出てる。
そしてまさかのこれでジ・エンド!
うわー、続き見なきゃじゃん・・・。つってもこれ観るの、結構体力いるんすよ。お腹いっぱいになるしね。そのうち2を見たらまた報告します。
バーフバリ!バーフバリ!
もうただひれ伏すのみ