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この映画サントラは聴ける! ナチュラルボーンキラーズ/ジャッジメントナイトとか

 みなさんはサントラのCDとか買います?僕はその映画が気に入ると、音楽も含めてその世界観を味わいたくなり、サントラを買ってはしばらく余韻に浸るわけです。

 で、ちょっと探してみたらこれくらい持ってました。

           あ、インセプションがない!どこいったのだろう?

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 そもそも僕、音楽を積極的に聴くようになったのは小学校の頃にさかのぼる。そのきっかけの一つとして映画のサントラがあった。多分最初に買ったシングルレコードは「スター・ウォーズ」のテーマだ。残念ながらそのレコードはどこかへ行ってしまったけれど、今でもB面の「酒場のバンド」を聴くとその頃のことが自然と思い出される。

 

 そんで小学生だからよく音楽とか分からないじゃないですか。色々と興味はあるんだけれど何を聴いていいのかさっぱり。友達はテレビのベストテン番組で流れる曲を聴いていたりしたけれど(例えば「カナダからの手紙」とか)、僕はその頃からあまりその手の音楽に対しては興味を持てず、自分で聴きたい音を探したいと思っていた。三つ子の魂百までもとはよく言ったもんだ。

 そうして当時買ったレコードがまだ少し残っています。多分小学校5年生か6年生くらいのころ。見事に映画のサントラ。まずはあまりにも有名なヘンリー・マンシーニの「ピンク・パンサーのテーマ」。

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 これは当時、新春かくし芸大会で、井上順氏がやっていたピンク・パンサーのパロディを僕はいたく気に入ってたからだ。それを知っている人はもういい歳ですね。

 そうしてそれを気に入った僕は訳のわからないまま「ピンク・パンサー4」のLPまで買うという暴挙に出たのだ。

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 一曲目はなんとディスコ調のピンク・パンサーでイメージと違う!と思ったっけ。

               ベースラインがかっこいいよ

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 ラウンジミュージックは僕には早すぎた。しかし僕はその後懲りもせずに映画のサントラを少ないお小遣いを貯めて買った。その一枚はこれ。

              人のシングルレコードを笑うな

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 いやね、なぜだかジャケットがなくなってしまったので小学生の僕は自作したわけですよ。すごい迫力の絵でしょう!ご丁寧にシングルレコードの回転数「45」とかまで書いてあるの。

 しかも実際この映画を見たわけではなくて、なんとなく面白そうだな、くらいのライトな感覚でどんな曲かも知らないで買ったのだ。

そんでかかった曲がこちら。

               アーネスト・ボーグナインが出てたのね

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 斬新!おっさんのラップ調のぶっきらぼうな語りにコーンボーイ・・・というメロディアスなコーラス。なんでこれを買ったかね。

 正直小学生だった僕は「買って失敗した・・・」と思いました。しかし買ったからには聴かなければならない。当時無理やり何度聴いたことか。

 

 このあとも僕はマイケル・ホイ主演の強力香港製ギャグ映画「Mr.BOO!」にハマリ、マイケルの弟サミュエル・ホイが中国語で歌うシングルを買って、歌詞カードについていた日本語のフリガナを覚えて歌っていた。今でも歌える。ワイリェンツァウマットハツァイエツインサイ!

               クワイマーシャイシン!

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 さて僕のどうでもいい音楽経験を読んでいただいたところで、ようやく本格的なサントラの話。一応似たような傾向のモノを並べてこんな映画でこんな曲ですよとご紹介します。

 

まずは僕の大好きなNINことトレント・レズナーが関わったこちらの2枚。

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左のナチュラル・ボーン・キラーズタランティーノが脚本を書き、オリバー・ストーンが監督したということでかなり話題になった。映画はタイトル通り、やたらと人が死にます。ロバートダウニーJrとかトミー・リー・ジョーンズとかと、ビッグな俳優が出演。

 サントラはトレントがチョイスした様々な曲が収録されていて、この映画のために作られたスコアというわけではありません。その範囲は多岐にわたっていて、くるみ割り人形が入っていると思うと、LARDの「FOLKBOY」のようなやけくそハードコアが入っていたりと聴くものを飽きさせない。

              ドカドカドカドカ!フォークボーイ!

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 しかし、この中で特筆すべきはやはりNINの「BURN」でしょう。名曲!

           特に後半のエイトビートになるところのリフが!

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 隣のドラゴン・タトゥーの女トレントアッティカス・ロスの共作なんだけど(しかも3枚組)あまりにアンビエントなためほとんど聴かない・・・結局「移民の歌」を数回聴いただけ。トレントが歌っているわけじゃないしね。オープニングはさすがのフィンチャー

 

        映画はイマイチ誰が誰だかわからなくてミステリー感ゼロの印象・・・

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    さて次。ジャケットがどちらもダサい。

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 こちらはちょっと古め。どちらもスレイヤー目当てで購入。「レス・ザン・ゼロ」というよくわからない映画で「イン・ア・ガダダヴィダ」という曲をスレイヤーがやっているのでその曲のためだけに買った。で、ろくに聴いていないという。

                 なんか音が軽い

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 右のジャッジメント・ナイトは当時のオルタナバンドとヒップホップーティストの共作が目白押しでかなり話題になった。こちらはなんとスレイヤーとアイスTという豪華な共演。

       こちらは無条件にカッコいい!バンドでコピーもしました

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 明日に続きますよ

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