今年のGWはそれなりに休みがあって、まあ暇を持て余したりするわけですよ、贅沢にも。ただ、時間はあってもお金はそんなにない。じゃ何すっか、暇つぶしに近所のブックオフでも行って久しぶりにCDでも掘り出すかと出かけました。
業績悪化著しいと言われるブックオフ、たまに投げ売りで100円程度のものがあるんだけど、ほぼゴミみたいなものばかりなので意外な掘り出し物のある280円コーナーをメインに探しました。アマゾンで安いCDを買うとなると1円から出品されてはいるものの、結局は送料込で最低価格が351円となる。それを考えると値段だけで言えばブックオフの方がお得なんだけど試聴ができない分、リスクは高い。アマゾンならちょちょっとYOUTUBEで確かめられるし、レヴューも参考になるが、ブックオフの場合は己の長年の経験がモノを言うわけです。逆に、そのギャンブル性が面白いのですけどね。
まあ、スマホがあればある程度の情報収集もその場でできるでしょうが、僕は平成30年現在にもかかわらずそれを持っていないので、ブックオフCDハントでは頼れるのは自分の勘と、ジャケット、そして日本版ならライナーノーツだけだ。
で、調子に乗ってこれだけ買ったわけ。
これだけ買っても3000円弱
まずはこちらのボブ・マーリィ4枚組セット。
これで280円!
4枚組という時点で「買い!」となったわけですが貧乏性が災いしたのか、どの盤も録音が古く、音質はイマイチ。曲も知らないのばっか。どういう編集なのだろう?大学生の時に近所のダイクマで500円くらいのボブのカセットテープを買って聴いていたっけ。
久しぶりにボブだったけど・・・レゲエは嫌いではないけれども、やはりどれも同じように聴こえてしまい、2枚目を聴いた時点でストップ。残りいつ聴くかなー!聴かないかなー?
驚いたことに、この曲が収録されていない!ONE LOVEも、I SHOT THE SHERIFFも入ってない!
こちらはギャンブルで買ったRAFVENという大所帯のバンド。
フジロック参加!と誇らしげに書いてある
帯とライナーである程度見当をつけ、購入にふみきる。一曲目、ドイツ民謡みたいなのが飛び出してうわ、やっちまった!と思ったものの、2曲目以降はアップテンポの民謡調無国籍ポップが飛び出したので一安心。ただ、基本その線でアルバムカラーが彩られているため、飽きる。280円ならいいか。
まあたまにはこういうのもね
はい次。
なんというか不思議なもので、今まで何千枚とCDを買って、音楽を聴いてきた自分の嗅覚には間違いがないという自信はあるのです。そしてその嗅覚が試されたのがこちらの2枚。
!!!(チックチックチック)と読むそうです。そもそもジャケットからしてこれは!と思ったワケですが、果たしてミニマル/ダンス/パンク/ディスコ/ラプチャーなどのキーワードから連想されたとおりの、いやそれ以上の内容で、やはり自分を信じてよかったと思えるバンドでしたよ。
ベースラインがカッコイイぜ!
特に左側の方のアルバムの中盤以降のミニマルな感じの曲が数曲続くあたりはかなり満足度の高い出来です。いわゆるディスコ・パンクと呼ばれる類の音楽でラプチャー・LCDサウンドシステムをたまに聴いていた僕には大正解。
次。名前だけは知っていたダットサンズ。
もう名前からしていいに決まってる!ダットサンですよ!日本の車メーカーですよ!なんというかいわゆる70年代のグルーヴを持ったガレージロックだろうと思ったらまさにドンピシャ。しかし一方でモダンな味付けもされていて最後まで飽きずに聴くことができる。
勢いが凄い!ゆらゆら帝国みたいな感じもあるし
どの曲も印象的なリフでグイグイと引っ張っていく、勢いのある直球泥臭ロックンロール。ひょっとしたら今回買ったCDで一番の当たりかも。ヘビーローテ中。
ガービッジは最近新譜の情報あったね、買ってないけど。
僕はデビュー当時からセカンドアルバムまでは結構聴いてたけれど、リリースのスパンがあまりに長くなっていたのでこのアルバムが出ていたことすら知らなかった。
ものすごキャッチーな曲です
ドラムのブッチ・ビグはニルヴァーナの「ネヴァーマインド」のプロデューサーとして有名。当時すでにいぶし銀おじさんプレーヤーバンドの様相を呈していたけれど、サウンドは超一流。あの頃の新しさはもうないけれど、安定の一枚です。ちなみに一曲目は言わずと知れたニルヴァーナ/フー・ファイターズのデイヴ・グロールが派手にドラムを叩いている。二曲目はなんだかスマパンの「1979」みたいで落ち着ける。
たくさん買ったので明日に続きます