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僕の素人小説作法

 何を勘違いしたのだか僕は3年くらい前に小説を書き始めた。今までの経験や読んだ本全てがインスピレーションのもととなり、ひとつのストーリーを形作り始めたのだ。

 そうして全体像が頭の中でまとまると、僕はそれを書かずにはいられなくなり、こちらの拙い、それでいて量だけはやたらと多い小説として結実した。

kakuyomu.jp

 今でもPVは毎日少しずつ増え続けて、今現在はトータルPV6911でした。

 目指せ7000。そして10000!読んで!

 

 僕はカクヨムに掲載するのと並行して、この小説を少しでも世の人の目に触れさせたいという思いからこのブログを立ち上げた。もっとも今はこのブログが僕の表現手段のメインなんだけども。

 

 一度作品を書き上げてしまうと、その出来はともかくとして僕にもひとつの作品世界を創ることができるという想いにつながった。同時にいくつかの作品のストーリーや構想が自然と頭に浮かんできたのだ。僕はすぐに次の作品に取り掛かり、2~3ヶ月くらいで書き上げることができた。それがこれ。

kakuyomu.jp

 もともとは僕の娘のために書いた話なんだけど読者は一人でも多い方がいい。せっかく書いたんだからね。まあ、「ヘビーメタル~」ほどではないにしろ、気に入ってくださった方もいらっしゃって発表した甲斐があったものだと思っています。正直言えばもう少し読んでくださる方が増えるともっと嬉しいのですが(517PV・・・)、個人のブログの宣伝力だとこれが限界かな。

 

 この「土管の向こうの街」は僕の少年時代の思い出が元となっている。

 土管をくぐり抜けた少年たちが見た目は同じだけれど誰もそこにはいないという街に迷い込む。そして不思議な少女サオリと出会い、

碧衣さんという方が書いてくださったサオリのイラスト。嬉しい。

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ショッピングモールで永遠の夏休みを過ごしはじめる。一見自由な生活に浮かれる少年たちだった。しかし、それは本当の自由ではないと悟った彼らは自分たちの街へ戻るため、崩壊する街からの脱出を図る・・・。

 

 近所の田んぼにあった大きな土管をくぐり抜けて、調整池に出た時の驚きを今でもありありと思い出すことができる。その思い出と、パラレルワールドという少々手垢のついた素材をもとに、サオリという女の子をスパイスとして僕なりのファンタジーを書き上げたのだ。それなりによく書けた(自画自賛すいません)と思いますので時間を持て余している方、いかがですか!?

 

さて、この話を書いた時には小3だった娘も今は5年生。そして時折思い出したように

「おとうさん、またあの話の続き書いてよ」

と話しかけてくるのです。

 こういうことを言われるのは父親として無上の喜びなんだけど、なかなか書く時間がないのです。こうやってブログに書いている時間を当てればいいんだけど、こちらも書きたい。また、構想(プロット)が最後まで出来ないと書く気にならないのです。

 

 そこで僕の素人小説作法ですよ。

 まずは着想。これが一番大事。いつ、どこで着想を得るか。それは僕の場合はお風呂ですね。特に風呂を出て浴槽を掃除している時などが一番アイディアが浮かぶ。最近やっていたNHKスペシャル「人体」でも「脳」の回で着想は風呂に入っている時が多いと分析されていたっけ。なんでもぼうっとしているときや、何も考えていないようなときに人間は着想を得るのだそうです。まさに僕も同じ。厳密には入浴中じゃないけどね。

 一度着想を得たらしめたもの、そこからどんどん想像が膨らんでゆくのです。そうしてああでもない、こうでもないと物語をいじり始めるのです。

 仕事の最中などに考えているふりをしているのだけれど実は構想を練っていたりする時もある。でも僕の頭の中は誰も見ることができないから、問題なし!

 そうして少しずつ形を整えた物語はあるとき沸点に達し、完成するのです。

 

 続きはまた明日です。今日の記事、人気なさそう。