バウワウじゃないよバウワウワウだよ。
30年近く前、当時洋楽情報を観ていたらこの曲です。
ラテンのリズムに手数の多いベース、キャッチーなメロディー。途中「パラッパッパッパララ」のところでメシを口にほおばったままこちらを観る顔には何となくむかついたが曲そのものは良い。
そもそもこのバンドボーカルのアナベラが確か14歳。で、いきなりファーストアルバムのジャケットがマネの名画「草上の昼食」そのもののパロディとなっており、アナベラの姿が話題になって脚光を浴びた部分もあった。
しかしそんな話題作りの部分以外で音楽はジャングルビート主体でやたらとリズミカルだ。それもそのはず、元アダムアンドジアンツのメンバーが参加しているのだ。その後確かパルコのバーゲンの宣伝のBGMとして「ティーンエイジクイーン」がよくテレビでかかっていた。パーキージーンという資生堂のコスメブランドの宣伝だったからか、歌詞が「パキージーン!」となっていた気がする。
その後たまたま中古レコードで買ってたまに聴いていた。
ヤッ、ター ヤッ、ター ヤッ、ター ヤッ、ター
カセット文化の到来を予兆したデビュー曲「C30 C60 C90 Go!」。レコードは時代遅れよ!と歌っている割にレコードで出すという矛盾。なんだかんだ言ってバッキングはアダム・アンド・ジ・アンツっぽい。
明治初期にこれからは言文一致小説の時代だ!と坪内逍遥が小説真髄に文語で書いていたようなものか。
こちらは哀愁漂う「チワワ」。
ちわーわー
そして、最もバウワウワウらしいい「プリンスオブダークネス」
これは聴いたほうがいいですよ!カッコイイ!
どの曲もいいのだがいかんせん同じようなものが多くたまに飽きるものもある。しかしベースのフレーズとドラムのどんどこどんどこいうジャングルビートは独特の個性があってクセになる。
何年か前に、確かギターの人が糖尿病か何かで死んでしまったのが、なんと今でも現役で続いている・・・らしいです(あやふや)。
じつは仕事のストレスと体調の悪さでつらいです