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プチプチ・アニメのダークサイド ナッチョ/ヒゲおじさん/チックンタックそしてねんどママ!

※ 著作権に配慮しYOUTUBEのリンクを消しました・・・

 

 昨日はプチプチアニメのいわばメジャー作品、ライトサイドをご紹介したわけですが、50近くもあるシリーズなので、中には個性的すぎるものもあるわけですよ。いわばプチプチアニメのダークサイド。今回の作品たちを検索するとほとんどの作品の後に「怖い」と表示されてます。

 

 まず見るからに異様なのがこちらの「ナッチョとポム」。

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 ユサキ・フサコという方が製作。とにかくクレイアニメの真髄というか、変幻自在の謎の生物ナッチョとポムが「エイリアン」のあの異様な宇宙船ジャガーノートを可愛らしくしたような形の宇宙船に乗って様々な冒険をする。状況に応じて万能に形を変える彼らに不可能は無い。この野暮ったい感じが見ているこちらのダウナー気分を増長する作用があるらしい。

 

 

 さあ、いよいよプチプチ・アニメのダークゾーンへと誘いますよ。まずは「ももんがぁモン」。

なんだかよくわからないけれど、ピンチの時、なぜかタオルを纏うと「ももんがーもーん!」というBGMと共に強くなったりする。上記の話で「マトリックス」のパロディをやっていたのに驚いたけれど、大人の鑑賞に耐えうるかは好みの分かれるところ。

 

 さて次はキャラが異様で不気味な「ちいちゃんとヒゲおじさん」。

               

 とにかくキャラのアクが強すぎ。ヒゲおじさん、下肢が異様に発達していて違和感バリバリ。元競輪選手ですか?仲間の動物たちもどこかしらヘンなのだが、何より決定的なのはちいちゃんがかわいくないということだろう。

 当時我が家はプチプチアニメがハードディスクに自動的に録画されるようになっていたのだが、この「ちいちゃんとヒゲおじさん」は即座に妻に削除されていた。確かに見ていていいようのない不安に襲われる。

 

 こちらの「チックンタック」はキャラが可愛いのに、世界観が時折異常をきたすことがあり、不気味。 

NHKプチプチ・アニメ チックンタック びっくりハウス [DVD]

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森の中でチックンとタックが矢印の通りに進んでゆくと最終的に矢印そのものが束になって走りながら襲ってきてふたりを殺そうとする!ゾンビか!

コンナンダメデショ!よくこの話を作ったよね。完全に悪意アリだと思う。

 

       さて大トリを飾るのはこちら、「だい好き!ねんどママ」。

 絵本ですけど

ねんどママゆきだるまつくろ! (もこちゃんチャイルド)

ねんどママゆきだるまつくろ! (もこちゃんチャイルド)

 

 

 粘土という素材をそのままタイトルに持ってきたところに製作者の営為を感じる。しかしその中身は数あるプチプチ・アニメ作品群の中でもぶっちぎりの低クオリティ!なぜかというと、多くの他の作品は手間の欠かるストップモーションアニメであったり、セルアニメであったりと作り手の苦労がそれなりににじみ出ているのだが、このねんどママときたら、ただ粘土の塊がモーフィングっていうのかな?最も初歩的なCD効果で形を変えるだけ!見ている方からすれば手抜きも甚だしい。

 

 ねんどママ、自由自在に形を変えるのは良いが、「ナッチョとポム」のようなファンタジックさはなく、ただやっつけで形が変わるだけだ。キャラの造形もテキトーだしね。しかし驚くべきことにこの作品は絵本にもなっており、それなりのファンがいるようであるということだ。世の中わからないもんだね。僕の小説もそうやって支持されればいいのになあ。

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