昨日は吉見百穴の軍需工場跡で娘と追いかけっことかして終わってしまいました。今日はいよいよ百穴の核心に迫るよ!
このイベント参加したかった!っていつのだ?
この穴、発見された当時は用途がわからず、土蜘蛛人=コロポックルの住居説というトンデモなものまで飛び出したらしい。佐藤さとるか!現在は横穴墓ということで落ち着いているらしい。だとすれば僕らは墓地でふざけているわけですよ。でも古代人はそんなこと気にしないか!
このようにそこそこの標高があるこの百穴、実は登れるようになっています。
うおー、下から見ると結構高くない?
しかし子供の体力は容赦なく僕を引き離しぐんぐん登っていく。中年たる僕はヒーコラいいながらそのあとをついていく。途中何箇所か、中に入ることができる穴もある。
おとうさん、中入ろうよ!と言われても、この狭さ。しかもただの穴。
ふと横を見ると結構な断崖絶壁。
さらに登れるようになっていて穴に入り放題。
うーん、穴だな。という感想しかない。
下を見ると随分と登ってきたような気分。普段使わない筋肉がミシミシ。
きっとここ、一人や二人、足を滑らせて落ちているよね。
「おとうさん!ここみんなで入れるから入ってみようよ!」と洞穴に積極的な次女。その昔僕は友人たちと秘密基地を作ろうとしてこういう穴を掘りたかったのだけれども入口数センチのへこみしか作れず諦めた記憶が鮮明によみがえる。
横穴群の中でも最大のものか。それでも入口狭いけどね。
中はそこそこ広いのだけれど、心無い人間による落書きだらけ。
こういうところに自分の名前を掘る神経とは、一体どういうものなのだろう。
ここで再び刀おじさん登場!悪い子はいねがー!
悪い子はいなかったのだけれど、天井にカマドウマみたいなちいちゃい虫が数十匹張り付いていてビビる。即時退去命令が僕より出される。
さらに上へを目指すなるかみ探検隊。途中、このような警告に多少ビビりながらも
結構あちこちに貼ってある。こわい。
ようやく見晴台へ到着。つってもこの程度の見晴らしだけど。
殺風景というのはこのことだろうか。子供はろくに見もせず、刀でベンチを切るのに夢中。
上を見るとまだ登れる。
せっかく来たのだから頑張って登ると、ちょっとした広場になっており、建物が一棟ある。レストハウス的な?
でもそれにしては閑散としている
ふと窓ガラスを覗くと、男の人がいた。何やら家事をこなしている様子。ひょっとしてここ住んでるのか?確かに生活感がある場所なんだよね。それにしてもなぜここに家を?世の中わからないことが多い。気まずくなって早々に山を降りることにする。
帰りは帰りでさらにデンジャラスな警告を受ける。こわいよ。一瞬コブラかと思った。
さてようやく下界におりて最後はお土産を物色。こういうところのお土産、いーのがあるんだよね!
手錠を買おうと一瞬思うがはっと我に帰り思いとどまる。
コンバットピストルと手榴弾、僕があと40歳若かったら泣いて騒いで欲しがっただろうな。そしてみうらじゅん氏が喜びそうなゴムヘビを発見。これもあやうく買いそうになる。
ピストル、素晴らしい機能が満載されているようだ。あと蛇は3mも伸びちゃう。
一応古代の文化の匂いがするお土産もあった。遮光器土偶、昔は宇宙人説あった。
ドグ!ドグ!ドグー!
一瞬食指が動いたが900円は高い。そんな折、娘が「おとうさん、ガシャポンやろ!」と外から呼んでいる。
古銭に興味を持った次女がわくわくしながらハンドルを回すよ。
出てきたのはこちら。
「乾隆通宝 1736年」と手書きで記されている。微妙な年代の古銭だね。店の中にもたくさん売っていて、そちらは選べるからなのか500円だった。奈良時代のものとかもあった。
次に、おやじは埴輪と土偶と土器と銅鐸のガシャポンチャレンジ。
三角縁神獣鏡か銅鐸が欲しい。まあ、なんでもいいけどね。
なにがでてきたのかな?
おーっ!これは!
遮光器土偶!当たりじゃん!やった!ドグ!ドグ!ドグー!
最後にいいものを手に入れることができて大満足。陽も傾いた。きっともう二度と来ないだろう。でも面白かったよ。
よしみん、やっぱり額の穴がこわいよ。あと資料館にあったいい感じの柑橘類。
この小説も公開してから1年。それなりに読まれてます。読んでください。