今日は天気がよく暖かかったので娘ふたりを連れて埼玉県吉見にある史跡「吉見百穴」というところへ行ってきましたよ。
既に向こうに穴が見えるでしょ。
吉見百穴(よしみひゃくあなと読みます)についてはこちらでご確認を。
上記に書いてあるとおり『横穴墓』というお墓の集まり。墓地ですな。で、そこをガンガンに観光地化し、僕らのような人間を呼び寄せている。
かなりどうでもいいことだけれど、僕はスマホを持っていないし、車にカーナビもついていないアナログ人間です。ネットはしょっちゅう見ているけれど、PCもしくはキンドルで事足りるのでスマホの必要性がないのだ。この歳でLINEをする相手もいない。ちなみに大学時代の友人たちとの連絡手段はMIXIだ。先日会った友人たちと僕は自分たちの連絡手段のダサさに自虐的に笑ったものだっけ。
だからこの場所に来るためにグーグルマップを印刷して来たのだけれど、部分的にしかコピーをしなかったので道に迷ってしまい子供に不評だった。パニクって途中で道を聞くために寄ったコンビニのバイト君は「土地勘がないのでわかりません」とか頼りないし。
今時スマホ、カーナビがなく、テキトーに準備するとこういうことになるのかー。
でも買わないけどね。そんなことより、吉見百穴ですよ!
入場料大人300エン、小学生200円。営業時間はなんと朝8:30から!平日とか誰が来るの!?
まず中に入る前にいい感じにひなびたお土産屋の前で一休み。こういう雰囲気大好き。子供達、ポッキー食べてます。
お店のおじさんがお客さんごとに資料の閲覧を勧めていたが誰も見ていなかった。
そしてなんとこの店で僕は名刀村雨を発見!350万円という金額だったが躊躇することなく購入。これを手に提げてこれ以降行動することに。
どうですこの輝き。妖気を発しているでしょう。
どうします、もう少し詳しく見る?見るですか。じゃ、どうぞ。
柄と鞘にはそれぞれ重厚な龍の装飾が施されている。名のある匠の技に違いない。
こんな高価な剣を下の娘に任せたら、すぐにいろいろなものを斬りまくり。
そんなの斬っちゃダメだったら!「文化財をたいせつに」って書いてあるでショ!
そこらへんの人々を刀で脅して追っ払って大名気分で見学開始。
軽く十数人を一刀両断した娘、満足そうな笑みを浮かべるの図。
最初横穴墓ではなく、太平洋戦争終結直前に作られた軍需施設としての洞窟を見学。これが思いのほか広い。しかも見学できるのは実際の規模の10分の1だとか。
平和な時代に生きる我々はこうやって過去のものとして見ることができて幸せである。
フラッシュを焚いているので実際はもっと暗い。そしてひんやりしている。ここきっと様々な撮影に使用されたのだろうな。横穴墓は「日本誕生」というかなり昔の映画で使用されたとのこと。
途中金網で仕切られていたけれど、その奥までずっと続いている。
その時、異世界からへんなおじさんが出現!
悪い子はいねがー!(※もう50年近く生きています)
よし!ここで待ち伏せだ!
獲物を発見!待て!
変なおじさんがぐわー。少女がピンチ!(冷静)
え?
なんと、実の娘でした。茶番劇、おしまい。
おとうさん、いいかげんにしなよ!おねえちゃん飽きてるよ!
失礼しました。それにしてもよくもこれだけのものを掘ったものだ。
右の写真は通行禁止区間のもの。よく見ると奥で土砂が崩れている。
外に出るとひっそりとヒカリゴケの表示があった。
ヒカリゴケといえばどうしても武田泰淳の『ひかりごけ』を思い起こしてしまう僕は文学青年だった。
娘が言うにはぼうっと光っているとのことなのだが、
これじゃ、わからないよねえ。手前の緑色のやつがそうらしいのだけれど。
僕、ここのゆるキャラ「よしみん」。頭に四角い穴があいていて気持ちわる!とか言わないで。明日はいよいよ百穴に登ったり入ったりするよ!
2537って何の数字?
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