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ブックオフ280円CDハンター プリンスそのほか

 以前よくこのブログでアマゾンで1円で買えるCDをやたらと買っては紹介し、その後ほとんど聴かないということをやっていた。

いっぱい買ったんだけど聴いていないものも多いなー。

otominarukami.hatenablog.com

  せっかく安く買っても、もう人生の残り時間で一度も聴かないものもあるだろう。でも僕はまたCDを買ってしまう。ただ、実質アマゾンは送料込で351円なので近所のブックオフで280円で買うことを考えるとやや割高ではある。

 アマゾン1円CDのメリットは内容をYOUTUBEなどで簡単に確認できるのでほぼ失敗はないというところだ。

 ブックオフには500円CDコーナーがあり、さらにその下の280円、100円コーナが設定されている。店舗によって違いはあるだろうが大体こんな感じだと思う。さすがに100円のものはゴミみたいなCDばかりなので捜す気にもならないのだけれど、500円だと割高だ。そこで結局280円のコーナーで目を皿のようにして目利きをしている僕がいるというわけなのだ。

 

 ここしばらくブックオフでCDを探していなかったんだけれどこの間暇だったので久しぶりにCDでも漁るかと思い、行ってきました。

 ブックオフでCDを買うのは僕にとってある意味ギャンブルだ。それというのも僕の長年の経験と直感で「これはいいCDに違いない」と思ったものをジャケットやその雰囲気で購入するようにしているからだ。そして僕はスマホを持っていないがために情報の検索もできない。だから280円のCDとはいえイチかバチかの大勝負なのだ!

 

 さて今回そうやって購入したのはこちらの3枚。

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 まず左端は言わずと知れたプリンス「ミュージコロジー」

ミュージコロジー

ミュージコロジー

 

  1999やパープル・レインが流行っていたころはほとんど彼の興味を持ってはいなかったんだけれど、大学生になって「プリンスはすごい」という話を周りのみんながするので興味を持って改めて聴いてみるとプリンスは凄かった。それから僕は何枚かカセットにとったりレンタルしたりCDを買ったりしてプリンスに親しんだ。

  1999、ラヴセクシー、アラウンドザ・ワールドなどを持っていると思っていたらなかった。カセットで聞いていたのだな。あれっ!「COME」もない。どこいったんだろう。とにかくプリンスはリリース枚数が多いので、熱狂的ファンでない僕が集めたのはこのあたりまでです。

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 リアルタイムで聴きはじめたのは多分「サイン・オブ・ザ・タイムス」だと思う。既に大スターだったプリンスだけれど出すアルバム出すアルバムの凄さは驚異的だった頃だ。今「SIGN O’THE TIMES」を聴いてもなお革新的だ。

         今は世に氾濫しているリリックビデオの走りではないのだろうか。

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 その後「ブラックアルバム」「ラヴセクシー」と続き、当時一日に一回はFMラジオのJ-WAVEで流れていた「バットダンス」。

 このようなアバンギャルドな曲が全米ナンバーワンだというところがすごい。それでいてポップでキャッチー。こんな曲はプリンスにしか作れない。ほとんどヴォーカルがないのにだ!

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 プリンスは映画を何本か製作しているけれど、当然そのサウンドトラックも同時に作っている。そんで僕は一番好きなのは「グラフティ・ブリッジ」のアルバムで、特にその中の「WE CAN FUNK」という曲が大好きだった。

 ところがだ!YOUTUBEにはグラフティブリッジ収録バージョンがなぜかありませんでしたのでこちらのもったりバージョンで。アレンジがだいぶ違うんだよね・・・

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 僕はゴールドエクスペリエンスあたりのゴージャスで分厚いサウンドより音数が少なくて音使いが面白い曲が好み。サインオブザタイムスの「ドロシー・パーカー」みたいな曲が特にいい。

YOUTUBEは規制が厳しいのか、ジャズバンドバージョンしかないです。元曲のほうがいい雰囲気なんだけどな。

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      日本人アーティストでプリンスといえば岡村ちゃんでしょう。

この頃はまだプリンス感がバリバリ。歌詞まで上記のドロシーパーカーはウェイトレス、の部分に似てる。

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 初めて彼を聴いたときはなんじゃこりゃ、プリンスまんまじゃん!と思ったものだけれど、「家庭教師」を聴いてブッ飛んだっけ。

                  こちらもアルバムバージョンの方が好き。

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  捨て曲なしの名盤。個人的な大学生の頃の思い出がいっぱい詰まったアルバム!

家庭教師

家庭教師

 

 

 ブックオフCD関係なくなっちゃった。とにかく、プリンスを久々に買って聴いたら「ミュージコロジー」、傑作だった!

 

 あとの残り二枚はジャンキーXLというビッグビート系の人。こちらは素性を知っていたのですんなりと買えたんだけれど・・・

 これ多分昔持っていたことに聴いてから気付いた!売ったんだ!

ラジオJXL~ア・ブロードキャスト・フロム・ザ・コンピューター・ヘル・キャビン(通常盤)

ラジオJXL~ア・ブロードキャスト・フロム・ザ・コンピューター・ヘル・キャビン(通常盤)

 

  

 まあ、そういう失敗を経験して人間は成長するのだろう。そしてもう一枚の「BLUE KING BLOWN」。僕は彼らを全く知らなかった。でもジャケットの雰囲気と、中のライナーノーツをみたところ僕の好みのサウンドだろうと見当をつけ、280円という大金を払い購入。よし、まずはこれを車のCDプレーヤーに差し込んで・・・

       出てきたのはこのサウンド。

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 大当たり!こういうの大好き。曲調もバリエーション豊富で飽きない。今回のギャンブルは勝利!ということにしたいです。また給料をもらったら今度は10枚くらい一気買いするつもりです。