今は天井裏で眠っているBACHのトロンボーン。
今日もトロンボーンにまつわる思い出とそれを擁するバンドの話です。
学生時代、トロンボーンで僕が参加したオリジナルバンド、今思えば学生ノリのアマチュアバンドの域は出ていなかった。曲のクオリティは高かったと思うのだけれど、プロとして通用するかというとてんで甘ちゃんで、夏の入道雲よりもでかい夢を見ていた。
まあそれでも一生懸命色々やってたなー。バンド初期に、国立リヴァプールというライヴハウスでやった対バンはなんと「ゆらゆら帝国」だった!
この曲、後の坂本氏のソロに通じるものアリ。
もう彼らはその頃から個性的でヴォーカルの坂本氏は確かボーダーのタイツにサスペンダーという出で立ちで歌っていたっけ。
僕らといえばお客さんなんてほとんどいない日曜の昼の回で、若さに任せて飛び跳ね、暴れまわり(フィッシュボーンやレピッシュのまねごと)、僕もトロンボーンをぐるんぐるん振り回して吹いていた。
ライヴ後、なんの偶然だかいきなり3人の女の子が「よかったですう」とファンになってくれてその後のライヴに足繁く通ってくれていたんだけれど、その子達以外にファンは増えることもなく4~5年、就職することもなくそのバンドを続けたのだが、ついに頓挫。
その間には当然色々あって最終的に僕がベースを弾いていてスラッシュメタルバンドみたいになっていたのだけれど、結局は芽が出ず、あのバンドは青春の蹉跌としてきっと死ぬ間際に色々と思い出すことでしょう。
おじさんのほろ苦い思い出はこの辺で。トロンボーンを擁したバンドって結構ある。
昨日も紹介したフィッシュボーンはキーボードのクリストファーが同時にトロンボーンもこなしていた。
この曲は当時活動していた僕らのようなオルタナチックなバンドをやっている人間なら誰でも知っていた。
とにかく名盤。日本じゃあんまり人気ないのかね・・・。
日本青年館での来日公演の時、彼が登場して、ひとしきり吹いたと思ったら、ステージ袖に思いっきりトロンボーンを放り投げてびっくりした。外人、やることが違う。
こちらも「TRUTH AND SOUL」から。名曲。
かように凄かった彼らも、玄人受けは良いけれど、結局ブレイクできず現在はほとんど活動していないようです。日本にも唯一ファンサイトがあってたまに僕も見るんだけど
なんとも寂しい雰囲気が漂っている。いいバンドだったんだけどな。
初期のアルバムのジャケットにクリリンを使い、著作権問題がおきたとか。
- アーティスト: Voodoo Glow Skulls
- 出版社/メーカー: Dr. Strange Records
- 発売日: 1994/01/14
- メディア: CD
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曲のテンポが速いのでそれに合わせた細かい刻みのホーンセクションがカッコいい。変わらないよさ。こっちのバンドもイマイチ人気がなさそう。YOUTUBEのライヴ再生回数とか600回くらいで少し悲しくなる。そしてこういうバンドを好んで紹介している僕のブログも大した閲覧数でもなく少し悲しくなる。米津玄師でも紹介すればいいのだろうか。
日本のバンドも。学生当時よく聞いていたMUTE BEAT。
基本的に同じフレーズを繰り返すインストレゲエバンドなのだけれど、哀愁を帯びたトランペットとトロンボーンのユニゾンがお気に入りだった。
今や押しも押されぬスーパースターの星野源と浜野謙太がやっていたサケロック。
ビデオが完全にふざけている。
こちらもインストバンドだった。まだ活動しているのかしら。二人共忙しすぎて難しいよね。
そしてその浜野謙太氏が立ち上げた在日ファンク。一昔前、「モヤモヤさまぁ~ず2」のエンディングで流れていたのを気に入って聴き始めた。
岡村靖幸のMIXもめちゃくちゃかっこいい。
この「爆弾こわい」のシングルにはこのPVのDVDがついていて、当時幼稚園生だった下の娘がきゃりーぱみゅぱみゅとコレに大ハマリして一日数回は聴いていた。娘が「ふっとべ!やっぱふっとぶな!」と歌っていたのをみて、僕の教育は正しい!と思った。あと僕と娘が好きだった「段ボール肉まん」も聞く価値大いにアリ。
マジイッケルネエ!教科書の最後のページに書いてある言葉!
在日ファンクのメンバーはそれぞれソロで活動しているメンバーもいて、特にトロンボーン奏者のジェントル久保田氏はジェントルフォレストジャズバンドというバンドを主催している。
円でもドルでも円でもドルでも!
彼は踊る指揮者として注目を浴びてついにはCMの出演まで成し遂げた。
トロンボーンっていい楽器だよねえ!
この話の中で出てくるバナナフィッシュというバンドはまんま僕のいたバンドデス。