まあ、僕は毎晩YOUTUBEを観るわけですよ、何の生産性もなく。お金もかからないので庶民の娯楽として僕もそれを享受し、今日一日を終わらせる。
よく小さい子供にYOUTUBEを見せるといつまでも見ている、みたいな話を聞く。ある種の動画が別の似たような動画を呼び、それが芋づる式に連鎖するのでキリがないからだ。それは子供に限ったことではなく僕のような中年男にも当てはまる。まあ、そうやって色々な音楽を知ることができるわけだけどね。
それでですね、その中で最近引っかかったものをおせっかいにもご紹介します。まずはこちらの東京ゲゲゲイ。
再生回数が600万回ってすごい。見てる人は見てるんだねえ。
サムネイルを見る限り、色物系バンドかと思っていたらダンスユニットだった。しかもゲゲゲイのゲイは「GAY」のゲイであるので、歌っている人たちはドラァアグクイーンのような人たちばかりだ。本物のゲイかどうかはまあいいとして、僕は即座にこれ、「DEAD OR ALIVE」だな、と思った。
懐かしのユーロビート。基本的にユーロビートは好きじゃなかったけど、この人たちは好きだった。ヴォーカルの故ピート・バーンズ、晩年はいろいろ大変だったようだ。RIP
ゲゲゲイの話に戻ると、なんだろう、マリリン・マンソンが「SWEET DREAMS」をかヴァーしたようなもんなのかね?違うか。音楽を聴くよりも、パフォーマンスを見る集団だという印象。メンバーはそれなりの経歴を持つ人で、エンターティメントとして非常にクオリティが高い。きっとブレイクするでしょう。何か見てしまう。
次はポルカドットスティングレイ。
出た!例の裏打ちすちゃすちゃエイトビート!
こちらもやたらとサムネイルで出てくるので(おそらくBANDMAIDをさんざん見ていたからだろう)とりあえず見てみると、可愛い女の子が激しいカッティングのギターロックをバックに椎名林檎チックに歌っている。
それにしても何故だろう。曲はカッコいい、女の子はかわいい、ビデオも面白い。でも、何か僕の琴線には触れない・・・あっ、偉そうですいません。
一聴してカッコいい曲だ!と思えるイントロ。他のメンバーの普通感がすごい。
まずはそのヴォーカルスタイルがあまりに椎名林檎を彷彿とさせるので「もっとオリジナリティのある歌い方ができるんじゃないか?・・・」と思ってしまい、さめてしまう。それから今度は「シンバルス」を連想してしまうのだ。
ああ、懐かしいなあ。スペースシャワーでよく流れていたっけ。ハイウェイスターといっても、ディープ・パープルではありませんよ。
今も活躍している土岐麻子を擁したこのバンド、センスのいいメロディ、予測のつかないコード展開とオシャレ感が好きだったんだっけど、いかんせん一本調子で飽きてしまう・・・。とか言いながらアルバムは大体持ってるんだけど。
いいバンドですよ!でも、ああ、いい曲をやっているなあ、上手いなあと思うんだけど、スタイリッシュすぎてさらさら、さらさらとカッコよく通り過ぎていってしまう感じ?だからもう少しアクの強さが欲しいと思ってしまうのだ。
そうして逆にアクが強すぎるのがこちらのスキッツォイドマン。
こういうの好き。躊躇なくやってほしい。
今の時代、割と簡単にPVって作れるんだろうね。
今時キング・クリムゾンの曲を冠するバンドって珍しいよね。なんか意味あるのかないのかわからない日本語のバンド名が多い昨今、おじさんはシンパシーを持てる。まだどこか垢抜けない、アマチュアな感じがするけれど、ひょっとしたら八十八ヶ所巡礼くらいの世界観を確立してくれるかもしれない。
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