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たのしい現代美術/THE ART SHOW へ行く

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 昨日(9月17日)は本来なら、群馬県中之条町というところで開催されている中之条ビエンナーレに行くつもりだったんだけど、

 

nakanojo-biennale.com

 

 ご存知のとおり関東は台風で雨降りのため割愛。二週間前から小4の娘と楽しみにしてたのになー。来週は運動会、再来週は出勤・・・もう日曜日は10月8日しかないじゃないか!最終日の前日か・・・晴れますように。

 

 僕は現代美術が結構好きで、行ける範囲の現代美術関係の美術館や美術展をチェックしては、子供と行くようにしている。最近は結構いろんなところでビエンナーレとかトリエンナーレとかをやっているから、なるべく足を運ぶようにしています。

 中之条もたしか6年くらい前にはるばる出かけて楽しかった記憶があるので今回も行こうかなと思っていた矢先の台風め!

 

 で、急遽ほかに行けるところはないかと検索したところ、群馬県高崎市にある群馬県立近代美術館で「THE ART SHOW」なる現代美術展覧会をやっているのを発見。代替行事としてそちらへ行くことへ決定。まあ、中之条よりはだいぶ近いので雨でも大丈夫。

 

 群馬の森という公園の中に佇む美術館はガラス張りのモダンな建築なのだが、そちらを見ていた小4の娘が唐突に「あ!ミッキーだ」と叫ぶ。美術館にミッキーいるわけないでしょ、と思って中に入ってみたら、いた。

 

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 今回は中1の娘も同行。ただ、ミッキーとは言ってもどう見ても遊星からの物体Xが寄生したとしか思えない代物。いいのでしょうか。

 

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 でも入口からしてこんなだから、やっぱり現代美術展は面白いぜ!

 

            入口もこんな感じ。

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 最近は結構撮影OKの展覧会が多いんだけど、このアートショーもほぼOK!奈良美智だけはダメだってさ。まあ、別にいいんですけど。かいつまんでご紹介。

 

 入口にあったウルトラマンなどのソフビ人形を何やら白いドロドロで固めた砂糖菓子的アート。結婚式のウェディング・ケーキに最適。

 

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          これ、一見普通のエレベーターでしょ。

 

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                 でも、実は

 

 

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 ちっちぇ!最初これを作品だと気づかずに通り過ぎてしまったら、美術館のおばちゃんにこれも見てください、と言われて気がついた。隣にある村上隆はスルー。

 妹はこれにやたらと食いついてしばらく見ていたらなんと、ちゃんとドアが開くではないか。

 

        ちーん。という音と共に、ちゃんと代わる代わるドアが開くのです。

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 そういえば、今日初めて見たレディオヘッドの新PV、エレベーターだった!シンクロニシティー!

   

     www.youtube.com

 

              内部もやたらと凝っている。

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            それにしてもいつまで見てんだ。

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 しまいにはボタンをおして「おとうさん、これボタン押すと動くよ!」と興奮気味に報告するも、おばちゃんに「触らないでくださいー」と注意されて恐縮。移動しました。

 

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 色々と前衛的な作品があり、写真は撮らなかったけれど、女性作家が自分の顔を様々なかつらや化粧でアレンジし、300枚の写真に収め一度に並べた作品は結構な迫力だった。また、この手の展覧会ではインスタレーションがあってビデオ作品もよく別室にあるんだけど、今回のはイマイチだった。

 さて、僕は一番面白かったの、これ。

 

             ゴミじゃないよ。アートよ。

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               作品の名前はこちら。

  

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 僕も適当に幾何学的宇宙における惨状のルネサンス的解釈」とか「象徴が奏でる皮相的アイロニーみたいなタイトルをつけて、草でも飾ったら認められるんじゃないのだろうか。まあ、こういうのは実績がある人がやっているのだからまた何か違うんだろうけどね。そこが、いいんじゃない!

    

            不思議そうにアートを眺める下の妹

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 しまいには、作品が入っていたと思しき木箱まで展示されていた。どう見ればいいの?ご丁寧にタイトルが付けられてんだよね。

 

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 こうやって一通り現代美術を堪能したあとは、常設展をみて帰りました。常設展はモネ、ルノワールなどの素晴らしい作品が収蔵されていた。今度はどこへ行こうかな。

 

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