初めてエコバニを聴いたのはこの曲だった。高校生の時だ。三十年近く前・・・。
長いイントロ!ストリングスが入って、ギターがギューン!
VOのイアン・マッカロクはどうやってあの髪型をセットしていたのだろう。でも僕も高校生の頃、この髪型に憧れて、頭頂部を短く切ってふわふわにしていたが少しも似ていなかったと思う。
その後こちらのビデオ「ザ・キリング・ムーン」を見て
うおおなんだエコバニカッコいいぞ!となり、この曲を含むアルバム「オーシャン・レイン」を小遣いはたいて買った。
- アーティスト: エコー&ザ・バニーメン
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2007/05/23
- メディア: CD
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このアルバムはかなり聴いた。ストリングスも美しい。そしてエコバニのアルバムジャケットはどれもアーティスティック。
さてこのアルバム、A面とB面の印象が全く違うのだ。そういえばポリスの「シンクロニシティー」も同じようにA面とB面が意識的に雰囲気を変えられていた。今はもうそういうコンセプトはできないだろうなあ。レコードをひっくり返して聴く、なんてする人、余程の音楽好きかDJとかならとにかく、今そんなにはいないよねえ。
特に好きなのはB面だった。「キリングムーン」から始まって「セブンシーズ」「マイ・キングダム」の3曲の流れは素晴らしい。シングルにもなった「セブンシーズ」は渋谷のディスクユニオンで12インチを発見したので購入した。この頃のイギリスのバンドの12インチはよく買った。レアコレクションみたいでワクワクしたんだよね。今実際に、現物を手に入れるのって難しいんじゃないか。あと、「日本でこれを聴いている人間、そうそういないぜ!」みたいな意味不明の優越感に浸ったりしていた。
内容はストリングスを含むライブセッションが収録されており、ビートルズのオールユーニードイズラブのカバーも入っている。
表 お前誰だ! 裏。右上の足はおばけではなく娘。
セブンシーズ。キンコンカンコンというベルの音が福音。
静かなオルガンで始まるマイ・キングダム。
キ・キ・キングダム!キ・キ・キングダム!
こうやってハマっていくうちに来日公演がFMラジオで放送され、それを録音した僕は何度も聴いたっけ。そして少しずつ過去にさかのぼってアルバムを集めた。
彼ら最初の頃は「クロコダイル」とか「ポーキュパイン(やまあらし)」などの動物の名前を冠したアルバムばかり出していたっけ。動物さんたち大集合だわいわい!
初期の名曲クロコダイル。この曲はベースラインがセンスよくてコピーしたなあ。エイトビートもノリノリ!客もノリノリ!
この頃はやはり当時売り出し中だったU2とよく比較されていたけど、大成功を収めたU2にどんどん引き離されたしまったなあ。でも最近また再結成してやってたんだよね。聴いてはいないですけど。いい曲だし雰囲気は当時のまま。でも聴かないかなあ・・・髪型は相変わらずだ。すごい。
大体、こないだ久しぶりにイアン・マッカロクの名前をニュースで見たらその内容が来日していたのに、アメリカと北朝鮮の緊張を理由にコンサートバックレて帰国!というトンデモナイものだった。
ロケットニュースに載ってるし。
でも曲はいいよね。