電気グルーヴの新PVが公開されたけど、ブッ飛んでいる。イギリスの有名アニメータースィリアックという人とのコラボだって。
これ、好き嫌い分かれそうだね。いかにも電気!っていう感じはする。僕の娘は何度も観てた。よし!
とか言ってまだ僕は電気の新譜は手元にないんだよね。
買おうかどうか迷っていたんだけど、このビデオと下のドミューン(まだやってたの?)での彼らを見て買おう!と思った。電気はやっぱり面白い。司会は宇川直宏だよね?
僕が初めて電気グルーヴを見たのは、二十数年前に『マイアミ天国』で「ヘビメタよりも音でけえ!」と絶叫していた卓球と、「おしえねー」と不遜な態度で歌っていた瀧が出演していたとある音楽番組だった。
なんだこれは!バンドじゃない!でもカッコいい。
僕もそのころは一生懸命オルタナバンドをやっていたりしたのだが、彼らはもっと別次元のところにいたのだ。僕なんかただのノンポリ大学生だった。
この頃はさすがに勢いが違う。まさに標榜していた「スラッシュテクノ」そのものを体現しているサウンド。この時期に世界のシーンとシンクロしていたのって彼らだけだ。
ちなみに僕が初めて電気のCDを買ったのは1996年に出た「オレンジ」だった。とにかく『誰だ!』のインパクトが凄すぎた。これはライヴバージョンでアルバムとは違うんだけど一発目のセリフが「俺の死刑執行は一味違うぜ!」って!
古参のファンにとってはこの前の「ビタミン」「ドラゴン」がいいのかもしれないけれど(まあ、僕もそこそこ古参に入るとは思うけど)僕はこれが彼らの聴き始めだったのでやはりこのアルバムが一番好きだ。
ここから過去のアルバムに遡り、さらには卓球やまりんのソロ、関連書籍などを買い集めた。いつの間にか結構な量になっている。
まずは電気のフルアルバムとシングル。『イエロー』と『人間と動物』はレンタルで済ませちゃった・・・。
多分他に『リサイクルA』とかシングルがどっかにあるんだけど例によって見つからない。あんまりアルバム多くてこのアルバムがこう、とかは今更僕が語ってもね・・・。
それにしても何故か昔の曲のプロモが一切YOUTUBEにない。「誰だ!」や「ナッシングゴナチェンジズ」や「FLASHBACKDISCO」みたいな昔のビデオ観たいんだけどなあ。何故か電気の前身バンド「人生」のライヴはたくさんあるんだけど。彼らのアルバムの他に卓球やまりんのソロもそれなりに買ってました。そちらの方も結構持っていた。他にWIREのオムニバスとかもどっかあったはず。
電気グルーヴそのものがあまりに大きなカルチャーになっているので、とても僕があれこれ言えるレベルじゃない。でもいくつか思いつくことを書いてみます。
オールナイトニッポンや様々なバラエティ番組にも度々出演し、そのギャグセンスの高さは折り紙つきの彼ら。
たしか、ダウンタウンの番組で大喜利があって「男はつらいよ」の新作のタイトルは?みたいなお題があったんだけど、瀧が出した回答が「男はつらいよ、ええっ!寅さんが二人!?」みたいなやつで笑った覚えがある。
そんな彼らはゲームもプロデュースしている。
そもそも売り文句が「クソゲーの決定版!」という時点で内容の面白さは保証されているというものだ。僕は彼らのゲームということで1も2もなく購入した。ちなみに一度売ってしまったのだが、ある時期再びこれを猛烈にやりたくなって結局オークションで落札した。そんでこの記事書くにあたってそれを探してみたら、ないんだよ!どこいっちゃったのかなあ!30分くらい血まなこになって探したんだけどないんだよ!あーグルーヴ地獄Vやりたい!
だって、こんな素敵なクソゲーが満載なんだもの。この人、手際よくゲームの内容をまとめてくれています。
オープニングからして既に狂っている。瀧らしきサラリーマンがトラックにはねられるオープニングって・・・。しかもタイトル画面をほったらかしておくと、永遠に「ぐーるーぶじーごくふぁーいぶー・・・ぐる・・・ぐる・・ぐるーうー」みたいにうなり続けるのだ!
バイトしてお金を貯めてそのお金でシンセの音を買い、DJゲームをやるというシステムはよくできている。そのインターフェイスもかなりの完成度。
とにかくこのゲームは遊び倒した。ちなみに、僕の娘が生まれて初めてやったゲームはこのゲームにある「ボールペンのキャップ付け」だった。結構アマゾンでは値が下がっているので興味がある方はどうぞ。
つづく
テクノもいいけどメタルもね