80Sジャパメタまつり、今日も開催中!
今日はまずはリアクションだよ。
ドラムの梅ちゃんとギターのヤスは既にこの世の人ではない・・・。R.I.P.
当時このビデオを一日一回は見てたっけ。リアクションの魅力はそのキャッチーなリフが梅ちゃんのパワフルなツーバスドラムにのってハイパワーで突き進むところだ。そうしてベースのYUKIのよく動くベースライン。彼の作るフレーズはかなりセンスが良く、僕はほぼ全曲彼らの曲をコピーした。
大学入学当時はYUKIに憧れすぎて髪を同じようにダイエースプレーで逆立て、安物のレインコートにマジックでストライプの線を書き込んでバンドやってた僕。写真撮っとけばよかったなあ、あんなにダサかっこよかったんだから。
僕の弟も同じようにジャパメタにはまっていた。僕と同じようにベースを弾いていた彼はYUKIと同じモッキンバードベースを手に入れていた。正直、あのベースは弾きづらく、音も悪かったけど。
初期の二枚は傑作です。
本当にこの頃のジャパメタはいろいろなバンドがいて楽しかった。そしてそれぞれが個性的で、もうあんな時代来ないんじゃないかな?
その中でも特に異端だった、デッド・エンド。
元祖ヴィジュアル系の呼び声も高い彼らの代表曲。今聞くと若干の古さも感じさせられるけれど、いい曲です。いまだに活動しているのは尊敬に値する。
VOのモリーのホラーチックな独特の世界観は日本のホワイトゾンビか!
でもこっちのほうが全然早いけどね。このバンドのベーシスト、クレイジー・クール・ジョー(すごい名前)も個性的だった。まずそのベースサウンドが独特だった。およそベースらしい太さはなく、ペラペラした音なのに、それでいて鋭角的な響きを持っていたのだ。
僕はこの音に憧れて、とあるライヴハウスに出演した時に、イコライザーでクールジョーのようにペラペラのベースサンドを出し、「おお!クールジョーのサウンドカッコいい!」と一人悦に入っていた。
しかしリハの時、PAの人に「そんなベースの音はないなあ」と一蹴され、すごすごとオーソドックスな音に戻したという悲しい思い出がある。
ジャケはダサイが捨て曲なしの名盤
何度も言うけれど、この頃のジャパメタバンドはどれも個性的で、特にベーシストがそれぞれに独特の雰囲気やサウンドを追求していた。
いい思い出なのは、僕が20代前半、一生懸命売れないバンドで活動していた頃、たまたま対バンしていたバンドのドラマーがなんとデッドエンドのMINATOだったことだ。むちゃくちゃ上手かったなあ。
このデッドエンドは既に当時から沢山のフォロワーを産み出し、デッドエンドワナビーがロッキンFのレコード通販ページを賑わせていた。そしてそれに乗せられて僕はそのデッドエンドもどきを買った。まずこの人たち、パラノイア。
ジャケットからしてパクリ感が漂っている。デッドエンドに比べるとやはり小粒だ。
すでにどんな曲かも覚えていない。
ちなみにアルバムタイトル曲は「COME FROM BEHIND」という。サビで「カムフロームビハーイン」と何度も連呼する。これについては少々の思い出がある。
それは何かというと、当時僕はスプラッタ映画にはまっており、その筋では有名なルチオ・フルチというイタリアの映画監督のグチャドロホラーの作品「BEYOND」という映画を見て感心しきりだったのだ。で、弟とこの曲の至極単調なサビ部分をその映画に引っ掛けて「カムフロームビヨーンド」と歌っては笑うというあまりにマニアックなギャグを飛ばしていた。
ふと思い立ってこのパラノイアをググったらなんと僕が読者になっている玄様のブログにヒットして笑った。パラノイア、聴いてましたよ!ネットってせまいな。僕がこのバンドに対して持った感想とほぼ一緒。
あと、もう1バンドご紹介。ほとんど何の資料もないと思われる「CRYーMAX」というバンドのEP。とにかくインディーズ臭がすごい。この人たちは今何をしているのだろう。
メンバーはやっぱり主にスパッツファッション。
こちらもどんな曲だったか1ミリも覚えていない。当時わざわざ通販で買ったはいいが、なんだこれ?!という印象だったと思う。
きっとこのバンド名、してやったりと思ってつけたんだろうなー。叫ぶ=CRYとMAXって。安直すぎる。
そうそう、僕が大学生になって組んだメタルバンドの名前を決めようとしたとき、ギター担当が「CRYMAX」って良くない!?と目をキラキラさせて言ってきたが、「それもういるし」という会話を交わしたのを今思い出した。
おっさんメタラー限定のジャパメタまつり、まだまだ続くよ!