知らない音楽が世の中にはたくさんある。
僕が読めない本が世の中にはたくさんある。
本屋に訪れたり、YOUTUBEで際限なく音楽を聴いたりしていると、ふとあまりの情報の多さに対して、自分のキャパシティの限界を感じ、軽いめまいのような感じを受けることがある。
僕が生きているうちに知ることができるのは、この世界のほんのわずかな断片にすぎない。
それでも僕は聴いたことのない音楽を聴きたいと思い、今日もネットをあさり、アマゾンでワンクリックボタンを押すのだ。
そんな中で最近発見したのが
曲もPVも素晴らしい!
僕はメタルが大好きだし、その中でも特にデスメタルを愛しているが、その一方でこういったテクノ/ハウスの曲も好きなのだ。
基本的に「良い曲/革新的なサウンド」が好きなのだが、それはやはり思春期の音楽体験がもとになって今の趣味がある。
そこで、デペッシュ・モードだ。
僕は高校へ合格した記念に念願のビデオデッキを買って貰った。いよいよ思うままに映画や音楽番組を録画ができるのだ。
最初に録画したのはなぜか映画「ブッシュマン」。
とにかく何か録画したかったのだが、実際この映画ブッシュマンが主人公というよりは白人が主人公で、そこで起こる騒動にブッシュマンが巻き込まれるという感じだった。正味それほど面白くもなかったがその後も何作かは続編が作られたような。
当時ブッシュマン役のニカウさんが来日し日本中がブッシュマンブーム全開だった。笑っていいともとかにまで奇抜な衣装を着せられ出演していた。
つうかブッシュマンのことなど、どうでもよかった。初めてプロモビデオを録画したのはデペッシュモードだった。地方局の音楽番組で、30分延々プロモを流す番組があり、そこで特集を組んでいたのだ。
放送された曲は「SEE YOU」
今この曲のPVはYOUTUBEにはないんだね・・・
「THE MEANING OF LOVE」
Depeche Mode-The Meaning Of Love
あぁ懐かしい。みんな若い!
「LEAVE IN SILENCE」
depeche mode - leave in silence (1982)
あーこの曲も当時のPVは無し。
そにかく、その当時、どのビデオもイギリスのバンドらしくクオリティが高かった。そして僕はしばらくは他に見るビデオがなかったのでその三曲を何度も繰り返し見た。ポップでありながらそれでいてダークな雰囲気を兼ね備えた彼らの作風は基本的にその後も変わることがない。だからこそ今でも絶大な人気を得ているのか。
ファーストアルバムを買いたかったのだがやはりお金の余裕が高校生にそんなにあるわけではなく、断念。
その後しばらく聴く機会がなかったのだが、しばらくたってテレビで久々にで彼らの曲「PEOPLE ARE PEOPLE」が流れた。このころになるとそれまでの軽いエレクトロビートはなりをひそめ、金属的なインダストリアルビートになり格好良さが増していた。このアルバムはテープを入手ししばらく愛聴した。
その後またしばらく聴かなくなったが、シングルとして発売された「Shake The Disease」はよりダークな側面が強調された曲で、とくにサビの不安定なメロディーが好きだった。
1985 - Shake The Disease (Video Oficial) - Subtitulado
そしてその後ケーブルテレビを導入したときに再び彼らの新曲を聴くことができた。「ENJOY THE SILENCE」だったと思うが、ヴォーカルのデイブが王様の格好をして一人で大自然の中を放浪する叙情的な内容だった。
最近、ハリウッド版「攻殻機動隊」のバックで「ENJOY THE SILENCE」のリミックスが流れていておお!と思ったものだ。
Ghost in the Shell Official Trailer 1 (2017) - Scarlett Johansson Movie
この曲はヒットし、自分もこの曲の収録されたアルバム「VIOLATOR」を買った。その後もゴス・インダストリアル路線を走り続けたので「URUTLA」アルバムも購入した。
最近のアルバム、実は聴いてない。