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音楽と本

タイトル通り音楽と本についてのブログです

ジャパンだけどイギリスのバンドです

 

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 今日、「ジャパン」を聴いている人は日本にいったいどれくらいいるのだろう。

 ジャパンは70年代後半から80年代前半に活躍したバンドである。若い人はほとんど知らないだろう。でも結構当時は先鋭的なサウンドを奏で、日本での人気も高く、一時期はYMO坂本龍一氏との親交もあり割と有名なバンドだった。

 

 僕が初めてこのバンドを知ったのは「ヴィジョンズオブチャイナ」」という曲のプロモビデオでだった。

Japan - Visions of China Video HQ!

クール!

 ミックカーンのうねうねしたフレットレスベースが心地よい。数年前に彼の早すぎる訃報に触れたときは青春時代の思い出と相まって感無量だった。

 

 この曲が気に入ってなんとか冒頭のアルバム「ブリキの太鼓」(傑作!)を買った僕だが、中学生には他のアルバムを買うには十分な小遣いが無く(デュランデュランをそろえるので手一杯)とりあえず来日記念盤のミニアルバム「ナイトポーター」を購入。

 

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 チャイナ風の曲を期待して聴くと意外にもピアノ主体のシンプルな暗い曲であった。まあジャパンの曲調は基本的に暗いものが多いのでそれはそれで良かった。


 しばらくこのミニアルバムを聴いていたのであるが、ある時友人と音楽の話になって、その友人が中島みゆきは暗いよ、と発言した。

 洋楽至上主義になっていた僕はすかさず「ジャパンの方が絶対暗い!」と主張し、その友人を家に連れてきて無理矢理このアルバムを聴かせた。一曲目の「ナイトポーター」は「なんだ別にそんなに暗くないじゃん」という反応だったのだが、次の「ゴウスツ」は強烈だったらしい。

 なにせ殆どの伴奏が効果音のような音でしかもブオーンと重低音のベース(この曲はミックはベースを弾かずにシロフォンを担当)がたたみかけるのだ。

 まあ、友人はこの曲の暗さよりベースの音の太さに圧倒されていたのだが。

 

 ちなみに後年、大学の食堂で「クレンジングクリーム」という中島みゆきの曲が何故か大音量で流れたときがあって、その時初めてそっちのほうがすげえ!(竹中直人風)、と思った。

 なにせ彼女は永遠に「くれーんじーんぐくりーむ」と歌い続け、夕方の食堂が異様な雰囲気に包まれたのだから。

 

 残念なことに、僕が彼らを聴き始めてからすぐに解散してしまった。

そしてヴォーカルのデビッドシルヴィアンはソロになり、なぜか「戦場のメリークリスマス」に歌を入れてシングルを出したり(当時デビッドボウイに酷評されていた気がする)、弟のスティーブ・ジャンセン(兄弟なのになぜか別苗字なのはなぜ?)や坂本龍一氏と「バンブーミュージック」」なるオリエンタル感満載のシングルを出したりしていた。この「バンブーミュージック」YMOの「テクノデリック」の音色に似ているので使用している機材が同じなのかもしれない。

 

 その後デヴィッドはジャズちっくなソロアルバム「ブリリアント・ツリーズ」を出す。これはこれで大人の味が出ていて素晴らしい。

 

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 ベースのミックカーンはウルトラヴォックスのミッジ・ユーロと奇妙なシングル曲「アフター・ザ・ファッション」をリリース。買ったはいいが、ほとんどキャッチーさはなく、あんまり聴かなかった。

 

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