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音楽と本

タイトル通り音楽と本についてのブログです

カセットテープの思いで/サスペリアとかFMレコパルとか

 メタリカばっか聴いていたらさすがに飽きてきたので今日は気分を変えてエイフェックス・ツインの最新アルバムを聴いてみたけれど、全く高揚感が得られないので結局またメタリカ最新アルバムの「スピット・アウト・ザ・ボーン」を大音量で聴いてしまいました。

 

 さて、昭和子供シリーズ。

 当時でもレコードは高くてなかなか買えない。大体2500円くらいなのでほとんど今と変わりませんな。テレビ録音だと限界がある。ではどうすればいいの?FMラジオがあった!


 買ってもらったラジカセには30分テープがおまけで付いていた。とにかく何か録音したい。何か魅力的なプログラムはないかとラジオの一週間番組表をチェックすると、あった!「さだまさしライブ」。

 当時「関白宣言」が大ヒットして人気絶頂だったさだまさし。聴きてぇ!一週間前から楽しみにしてその日を待つ僕。さあ番組開始と同時に録音ボタンを押す。知らない曲ばかりだがどの曲もすばらしい。しかもさだまさし、トーク面白い。ついに待ってましたの「関白宣言」。そして10分近くある「おやじの一番長い日」もやった。「防人の歌」の暗さにしびれた。次の曲は「道化師のソネット」。しかし、さだが歌い出した瞬間、非情にもガチャン!という音とともにテープのA面終了。

 ラジオとかレコードとかから録音するとき、テープの残量を気にしながらラジカセをのぞいていたでしょう、あなた!


 当然オートリバース機能などないので、マッハのスピードでテープをB面に裏返すが少なくとも20秒のロスは否めない。あー通しで聴きたかった!「おやじの一番長い日」長すぎるよ!


 とにかくそれ以来、FMラジオからいろいろと録音するようになった。新聞の番組表だと情報量が少ないので「FMレコパル」というFM情報雑誌を毎回購読することになる。当時の周りの友達もみんな読んでたなー。とにかく発売日にはすぐに本屋へ走り、赤ペンで番組チェック。主に映画音楽系列の番組と、午後4時から6時頃までやっていた「軽音楽をあなたに」という番組をメインに聴いていた。
 今でも「軽音楽をあなたに」のテープは残っていて、しかもいい曲が多い。ソニーのBHFテープですよ!

 

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 その番組はギター特集とか、その他インスト中心の番組だった。

 以前、パソコンを手に入れた時は早速そのテープをCDに起こした。そして、いまだに思い出してように聴いてます。

 

 また、映画音楽をとにかく良くチェックしていた。

 

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 カセットレーベルはFMレコパルのおまけ。

 そんなある日「恐怖映画特集」というプログラムがあった。ホラー映画の音楽はメロディのよいものが多いのは何故だろう。そのフレーズが出てくることで恐怖をあおるのだろうか。とにかくその当時画期的なホラー映画がたくさん公開されていた。


 その時もマイクオールドフィールドの「チューブラベルズ」(エクソシストのテーマ。といってもこの曲は別に映画用に作られた訳ではなく、監督のウィリアムフリードキンが気に入ったかららしい)や、監督ジョンカーペンターが自ら作曲した「ハロウィン」(ジョンカーペンターは良く自分の映画に自作の曲をつける。)、ディスコ風だが何となく不気味な「ザ・ショック」、賛美歌っぽい一方で悪魔的雰囲気の重厚なコーラスがおっかない「オーメン」等が放送され、映画を見ていなくても(つうか小学生にとっては怖すぎて観に行けなかった。今なら食事をしながらでも観られるけれど。「オーメン2」のテレビ予告編とか人体が真っ二つに裂けるシーンをガンガン流していたけど、あれ、いいのか。かなりのトラウマになったぞ)そのイメージは十分味わえた。

 
 そんな個性的な曲の中でも一際印象的で、なおかつ一番良く聴いていたのが「決して一人では見ないでください」というキャッチフレーズとともに大ヒットした「サスペリア」だった。

 「サスペリア」は知らなくても、この曲のフレーズは知っている人が多いはず。作曲演奏はイタリアのプログレバンド「ゴブリン」。当時はそんなことは知らずに聴いていたけど、「ゾンビ」とか「フェノミナ」とかダリオアルジェント(サスペリアの監督)関係の映画のサントラを多数担当していて、その独自のメロディーセンスは特筆すべきものがある。後に「ゾンビ」のサントラは大学生になって手に入れた。これもまたカッコおっかないのだ。


 ところで中2の頃のことだったか、クラスのヤンキーが教室にラジカセを持ってきて爆音で横浜銀蠅とかかけて授業を妨害したことがあったのだが、何故か銀蠅の曲が終わった後に流れた曲は「サスペリア」!

 どうやらこの曲は彼らの琴線にも触れたらしく、しつこく何度もリピートで流していた。自分は(あっ!サスペリアだ!)と思ったがヤンキーは怖いのでビビって黙っていた。先生達は銀蠅もサスペリアも同じ雑音にしか聞こえないようで、「こら!止めなさい!」と怒るのみ。先生も「おっ、サスペリアだな!これ先生も観たんだよ、怖かったー」ぐらいのことを言えば彼らと少しは解り合えたかもしれない