音楽と本

僕のカルチャーセレクトショップ

読書

安く、手っ取り早い娯楽はやはり本。森見登見彦『宵山万華鏡』『有頂天家族』など

どうも、今年で二回の転職を果たしたなるかみです。 昨日6月1日づけで新たな職場デビューしたわけですが、いきなりイベントで日曜出勤。初日から準備とか設営とかでまあまあ動きましたよ。新しい年下の同僚に 「最初からこれじゃあイヤになっちゃいません…

コロヨシ!からボディスナッチャー

昨日の夜、僕の会社の近所の人がえらい勢いで怒鳴り込んできて、すごい怒られた。僕のせいではないのだが、知らない人の怒りを受けてかなりへこみました。 さて、気分転換。 三崎亜紀氏の作品を初めて読んだのは『鼓笛隊の襲来』だ。 たしかブックオフで10…

休日は『聖なる怠け者の冒険』を読み、THE 1975を聴く

ようやく今日6日ぶりの休みです。すぐ明日また仕事。 新職場で2ヶ月目に突入し、ようやく少し慣れてきた僕だけどやはりストレスは大きい。絶対痩せたね。だって以前ちょうど良かったスラックスが結構ゆるゆるになって、ベルトの穴もゆるゆる。多分体重60…

『みいら採り猟奇譚』『真夏の死』『彼の生きかた』読む

毎日お風呂で本は読んでます。新しい本を買うのも良いんだけど最近懐事情があまりよくないので「本棚にはあるけれどまだ読んだことのない作品」に手を出してみました。それがこちらの『みいら取り猟奇譚』『真夏の死』『彼の生きかた』。 『みいら採り猟奇譚…

夢一夜

こんな夢を見た。 東京駅だらう、自分は新幹線に乗ってゐる。乗ってゐると云っても坐ってゐるわけではなく、中学生の長女が座席に坐ってゐるのを傍から立って見守ってゐるだけだ。 新幹線と云う割には、なぜか窓はなく、座席も五人で一列でありその一番端っ…

絵本でビブリオバトル?!

※以前書いた記事の加筆訂正となります だいぶ前にこんなことを偉そうに書きました そんで今日小5の娘と話していたら今度クラスで絵本のビブリオバトルがあるんだって。 絵本といえばそれはもう僕、娘が小さい頃毎週のように図書館へ行って僕のセンスで沢山…

平安貴族にならんとす

最近お風呂で『源氏物語』を読んでいます。難しい!でも注釈と訳がついているので、なんとなくは理解できる。今「玉鬘」のあたりを読んでいるのだけれど、この前後の源氏のクズっぷりがすごくて面白い。女性問題が元となって宮廷を追われ、明石に隠遁し、そ…

虫めづる姫君の話の続き

昨日結局書いたものの、ほぼ本編に触れないまま終わってしまった古典、堤中納言物語に「収録されている「虫めづる姫君」の話。 絵本が出てました 虫めづる姫ぎみ(むしめづるひめぎみ) (日本の物語絵本) 作者: 森山京,村上豊 出版社/メーカー: ポプラ社 発売…

虫めづる姫君の話

僕は浴室で読書をする習慣がある。風呂のフタをして顔と手だけ出して読むのですが、特に冬場は湯船に浸かって本を読むと思わず時間が経ってちょうどいいホヤホヤ具合になって熟睡できるので一石二鳥。去年あたりは時間が過ぎるのを期待してSFばかり読んでい…

STATIC X の新譜発売で思い出すあのころのバンドたち

STATIC-Xがニューアルバム出すという告知を発見した。 たしかフロントマンのウェイン・スタティックは故人でもう活動していないのかと思っていたら、未発表曲とかヴォーカルだけの差し替えとかで出すようだ。 僕は彼らがデビューしたとき、お、ちょっと毛色…

食経という書物に学ぶ

その昔30年くらい前だろうか、酔狂にも僕はこんな本を買った。 「食経」というタイトルがついている。 アマゾンで買える! 食経 (中国古典新書) 作者: 中村璋八,佐藤達全 出版社/メーカー: 明徳出版社 発売日: 1978/06 メディア: 単行本 この商品を含むブ…

受験古文参考書から無理やりネタ拾い

Z会という有名な教育関係の会社があって、そこからこういう参考書が出ている。 古文上達 基礎編 読解と演習45 作者: 仲光雄 出版社/メーカー: Z会 発売日: 2006/03/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 1人 クリック: 11回 この商品を含むブログ (1件…

コニー・ウィリス『リメイク』を読む 後編

コニー・ウィリスの小説『リメイク』の続き。 リメイク (ハヤカワ文庫SF) 作者: コニーウィリス,Connie Willis,大森望 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1999/06 メディア: 文庫 クリック: 6回 この商品を含むブログ (31件) を見る 過去の映画の中にアリス…

コニー・ウィリス『リメイク』読みました 前編

この小説は二度読みが必要かも。 リメイク (ハヤカワ文庫SF) 作者: コニーウィリス,Connie Willis,大森望 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1999/06 メディア: 文庫 クリック: 6回 この商品を含むブログ (31件) を見る 刊行されたのが1995年の作品なの…

コニー・ウィリス/『犬は勘定に入れません』 あっという間に読んじゃった 1

コニー・ウィリスは読んだほうがいいですよ! コニー・ウィリス - Wikipedia 彼女(もう72歳なのか!)の描く小説は、SFといってもそんなに難しい世界観があるわけではなく、むしろ日常性の中に味付け程度にSF要素が絡まってくるのです。こちらの『航路』…

平安時代だろうが顔が良いにこしたこたない

古典を読んでいるとたまに「なんだこの話」というのがありまして、以下の話も僕が少々興味を惹かれたものです。『大和物語』という平安時代に成立した「歌物語」というジャンルの本。和歌を中心とした様々な物語が語られている中、少々かわいそうな男性の話…

コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』をイッキ読み!

コニー・ウィリスを読むようになったのは、瀬名秀明氏の「ブレイン・ヴァレー」を読んだことがきっかけだ。 BRAIN VALLEY(上) 作者: 瀬名秀明 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2011/09/30 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る この…

フィリップ・K・ディック「パーキー・パットの日々」を読む

平均寿命の半分も生きてくると、折に触れて残された人生の時間の使い道に思いが及ぶことがある。及ぶだけで何をするわけでもないんだけど。そりゃ湯水の如く使える金銭を所有していれば世界の各地に出かけ、欲しいものを手に入れ、それはそれは優雅な生活を…

ハンターズ・ラン 読みました。バディものSFだった

こちらの作品 3人の共作という珍しい形のSF ハンターズ・ラン (ハヤカワ文庫SF) 作者: ジョージ・R・R・マーティン,ガードナー・ドゾワ,ダニエル・エイブラハム,Stephan Martiniere,酒井昭伸 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2010/06/30 メディア: 文…

タイタンのゲーム・プレーヤー/フィリップ・K・ディック 

SFに限ることではないだろうけれど、作品というのは当然その作者によって十人十色だ。ある程度その作家の作品を読んでいけばそれなりの傾向はつかめる。 ディックの作品は多くの場合アイデンティティの問題が登場する。「ブレードランナー」の原作としてあま…

『終わりなき平和』/暗いSFをぜひどうぞ

ここのところ立て続けに読んだホーガンの名作SF作品群には、ある種のオプティミズムが感じられ、読んでいて非常に安心できるという傾向がある。 一時期ホーガン漬け 僕はたまには気分を変えてほかの作家も読もうかなと思い、アマゾンで評価が高く、かつ、安…

創世記機械/科学(者)の勝利を高らかに謳うハードSF

『創世記機械』J.P.ホーガンの作品、読了しました。 『星を継ぐもの』に次ぐホーガンの長編作品。とはいえそれほどの分量はないのだが、ここで提唱される『統一場理論』というハードSFたるためのガジェット(=量子宇宙論や物理学上の言説)があまりにぶっ飛…

『ミクロ・パーク』J.P.ホーガンの加速度的に面白くなるミクロ系SF小説

ホーガンのコチラ、読みました。面白かった! ミクロ・パーク (創元SF文庫) 作者: ジェイムズ・P.ホーガン,James P. Hogan,内田昌之 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2000/03 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (8件) を見る…

夏目漱石 『坊っちゃん』を久々に読む 後編

さて、『坊っちゃん』のメインストーリーである、四国編について。 坊っちゃん (10歳までに読みたい日本名作) 作者: 夏目漱石,芝田勝茂,加藤康子,城咲綾 出版社/メーカー: 学研プラス 発売日: 2017/12/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 数学…

夏目漱石『坊っちゃん』を久々に読む  前編

小学校6年生の時、僕は学校の図書館で『吾輩は猫である』を借りた。あまりにも有名なこの文豪の作品を「なんだか面白そうだ」というイメージで借りたのは良いが、小6の読解力ではとうてい太刀打ちができないことを思い知らされた。漱石の計り知れない教養…

『巨人たちの星』J.P.ホーガン / 4 ジェベレン人登場と物語の完結

軽い気持ちで書き始めたがいいものの、いざ書き始めたらとんでもない量になってしまった『巨人たちの星』の話。僕ももっとかいつまんで書けばいいのにね。 www.otominarukami.tokyo 巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3)) 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿…

『巨人たちの星』J.P.ホーガン /大宇宙に広げられた大風呂敷 3

とにかくそのスケールと緻密なストーリー構成で予想もつかない方向へと走る『巨人たちの星』。 毎日書ききれません。初めてこちらへいらしゃった方はこちらからどうぞ。 www.otominarukami.tokyo 巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3)) 作者: ジェイムズ・P・ホ…

『巨人たちの星』/J.P.ホーガンSFの名作を読む 2

僕に限ることではないだろうけれど、ほとんどの大人たちは何かしらの問題を抱え、毎日を過ごしている。仕事だったり、人間関係であったり、病気であったり。 ここ最近僕は様々なストレスのために(おそらく神経性の)頭痛に悩まされている。医者で薬をもらっ…

『巨人たちの星』/J.P.ホーガン 『星を継ぐもの』に始まる三部作完結 1

ここ最近、『星を継ぐもの』に連なるホーガンの傑作SFをずうっと読んでました SFの古典として読むべき作品を今頃読んで感動 そしてその続編 そしてついに三部作の最後を飾る『巨人たちの星』を読了しましたよ! 巨人の星じゃないよ 巨人たちの星 (創元SF文庫…

『ガニメデの優しい巨人』を今頃読んだ話 続き

古いけれども今読んでも十分に読み応えのある『ガニメデの優しい巨人』のこと。 ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1981/07/31 メディア: 文庫 購入: 20人 クリック: 210回 この…